取調室に机は置くな!・・・・・438

~ 今 日 の 雑 感 ~


取調室に机は置くな!



    テレビの刑事ドラマなどを観ていると、たいてい、取調官と被疑者との間に机がありますよね。

    しかも、取調官が被疑者に、こんなことを言います。

    「喉が渇いたろう?お茶でも飲むか?」

    「いいえ、お茶よりも、タバコ、いいですか?」

    「ああ、いいよ」-----取調官が、灰皿を机の上に置く。

    さすがに、最近のドラマでは、被疑者にカツ丼をとってくれるシーンはなくなったようですが、こうした場面は、まだ時々見かけますよね。

    これは、日本の警察でのお話ですが、アメリカの警察官のマニュアルは、まったく異なる内容のようです。

    それには、被疑者と取調官の間には、机を置いてはいけないと書かれているのだそうです。どうして、そんなことが書かれているのかといいますと、次のような理由があげられるとのことです。

    人間は、自分のテリトリーにこだわりを持っているために、あまり親しくない相手と話をする時などは、出来るだけ自分の前に相手との境界となり得る物を置きたがるのだそうです。

    たとえば、コーヒーカップとか、本とか、ハンカチなどでもいいのです。

    そうすることで、気持ちのよりどころが出来る訳です。しかし、もしも、目の前の相手が、自分にとって好意を寄せている人物などであった場合は、そういうよりどころは、むしろ邪魔になり、逆に、コーヒーカップなども端へ押しやって、身を乗り出すように話をするのではないでしょうか?

    話を、取調室に戻しますが、つまり、取り調べをする刑事が被疑者との間に机を置かないということは、被疑者に気持ちのよりどころを与えないということなのです。

    それだけで、被疑者は、不安な気持ちになります。そして、取調官は、尋問が進むにつれて、徐々に椅子を動かしながら、相手との距離を縮めて行くのだそうです。

    最後には、取調官と被疑者との間は、膝がぶつかるくらいまで近づき、被疑者のテリトリーを完全に取調官が支配することで、自白を引き出すのだといいます。

    このことを逆に利用すると、もしも、あなたの前に座っている人が、緊張していると判った時などは、わざとお茶を出して、その茶碗で相手に自分のテリトリーを確保させてやるという手もあるのです。

    そうすると、相手は、その場に安心感を得て、話もスムーズに運ばせることが出来るのです。

    こうしたアメリカの警察官マニュアルを、日本の警察も取り入れてみることも、場合によっては必要なのかもしれませんね。

     

<今日のおまけ>

    「相棒」が終わってしまって、ちょっと、つまらない。取調室に机は置くな!・・・・・438

    最後の方で、ようやく神戸警部補も立ち位置が決まってきた感がある。次のシーズンが今から待ち遠しい。

    それにしても、8シーズンの最終回二時間スペシャルは、視聴率がなんと20パーセント超えだったとか・・・・。驚くべきモンスター番組になったものである。


    今日は、昨夜(正確には今日)撮ったCSI:マイアミの録画でも観て寝よう。

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