あばたもえくぼの理由・・・・・432

~ 今 日 の 雑 感 ~


あばたもえくぼの理由



    あなたは、自分の彼や彼女のことを、本当にハンサムだとか、美人だと思っていますか?

    わたしの家のご近所の飲食店の奥さんは、ご主人の容姿のことを、「これほどいい男はいない」と、常にのろけています。

    あばたもえくぼの理由・・・・・432しかしながら、大きな声では言えませんが、第三者の目から見て、どう転んでも、そのご主人はお世辞にも容姿端麗な男性とは思えないのです。

    このように、人間は、自分が好きだと思う人のことは、周りがなんと言おうとよく目で見てしまうのですね。

    これは、人間の集団心理と関係があるのだそうです。

    つまり、人間は、自分が所属している集団(内集団)に関係する人たちのことは肯定的、好意的に思えてしまうのですが、逆に、自分とは関係のない集団(外集団)の人々に対しては、否定的であり批判的になるのだそうです。

    それは、内集団に属する人たちは、自分に対して何らかの利益をもたらしてくれるのですが、外集団に属する人たちは、利益にならないばかりか、時には自分に敵対することさえあるからなのです。

    では、どうして、人間は、内集団の人々には寛大になり得るのかといえば、そこには、「社会的アイデンティティ理論」というものがあるのだといいます。

    要するに、自分が属する集団の価値が上がることが、すなわち、自分自身の価値が上がることだとの意識を結びつけたがる気持ちが働くからなのだそうです。

    集団の価値が自分の価値であると錯覚することは、夫婦の間でもよくありますよね。

    夫が会社で出世をすれば、妻も同じく偉くなったような気分になり、周りの主婦仲間を下目に見たりすることがあるものです。しかし、出世したのは夫であって、決して妻ではないのです。

    そこには、夫婦は一心同体という、暗黙の内集団意識がはっきりと見てとれます。

    人が徒党を組みたがる心理も、正にそこにあるのではないでしょうか?

    徒党の中に、一人優秀な人間がいた場合、その人間と仲間意識を共有する者たちまでが、その優秀な人間と同じ価値が自分にはあると、思い込んでしまうからなのです。

    実に、何とも、滑稽な意識ではあるのですが、こういう意識は、特に、野球やサッカーなどの応援にも大きくかかわっているそうです。ひいきのチームを応援している観客は、自分たちもそのチームの一員になっているという高揚感や一体感を得ることが出来るので、より応援にも熱が入るのです。

    選手と同じユニフォームやキャップをかぶるのも、そういった一体感をより強く感じたいがための手段なのです。

    ただ、こうした一体感的な同一視が怖いのは、集団の中のルールが、社会のルールであるとの勘違いを生むことが往々にしてあることです。

    過去には、家族のためになることならば、たとえ万引きをしても、それは、正しいことであるという意識を当たり前のように持っていた少女が、補導されたというケースもあったそうです。

    ですから、時々は、自分を全く何処の世界にも属さない、独立した人間として客観的に見てみることも大事なのではないかと思うのです。

    さあ、一度、一歩退いた視点から、あなたの彼や彼女を眺めてみましょう。

    きっと、本当の姿が見えて来ると思いますよ。face02

<今日のおまけ>

    昨日の共同浴場の温泉の熱さは、尋常ではなかった。

    わたし一人の貸切り状態だったこともあり、思い切り水を入れてはみたが、どうしても熱くて入れたものではない。

    見ると、お湯の出口に取り付けられていて、余計なお湯を外へ流し、温度を調整するためのパイプが外れて湯船の中へ落ちているのだ。

    しかし、熱くて、とても拾うことが出来ない。

    さすがに熱湯(あつゆ)好きのわたしも、今日ばかりはギブアップ。死にもの狂いで、一度だけ湯船につかると、即行上がってしまった。face03

同じカテゴリー(ちょっと、一服・・・・・ 21)の記事
 取調室に机は置くな!・・・・・438 (2010-03-19 19:46)
 成人は、18歳から?・・・・・437 (2010-03-19 11:52)
 自分の評価を高める方法・・・・・436 (2010-03-18 21:07)
 一日三食の訳・・・・・435 (2010-03-18 11:37)
 ポジティブ思考とネガティブ思考・・・・・434 (2010-03-17 12:24)
 あごの骨が薄い!!・・・・・433 (2010-03-16 21:52)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。