月日が束で飛ぶわけ・・・・・953

~ 今 日 の 雑 感 ~



月日が束で飛ぶわけ




    この間、テレビのバラエティー番組を観ていたら、

    「年をとると、どうして、時間の経つのが速く感じるのか?」

    と、いう問題を取り上げていた。

    確かに、人間は年をとるたびに月日の経つのが速く感じるものである。

    それに比べ、子供の頃は、毎日がゆっくりで、一時間が一日にも感じられていたものだ。月日が束で飛ぶわけ・・・・・953

    そのせいか、子供の頃の記憶はとても鮮明で、高齢になり認知症になってからも、子供の時分の記憶だけは最後までしっかりと残っていることが多い。

    子供の頃というのは、一日一日の体験が、常に新しいことの連続で、人間はこれまで自分が知らない物事に出会ったり経験する時は、一分一秒をしっかりと記憶して行くという習性があるので、時間の経つのが非常に遅く感じるのだということであった。

    ところが、大人になるにつれて、そうした新たな経験が次第に少なくなり、「ああ、これはこの前来たところだ」「また、この仕事か・・・」などが連続することで、新しく記憶することが必要ない場合が多くなるのである。

    自動車の運転をしていても、そういうことは良く起きるが、初めて通る道は、何処に何があるかを少しずつ慎重に記憶して行くため、たった一キロの距離でも長時間運転したような気がするものだが、その道を何度も通るうちに、気が付いたら通り過ぎていたということになるのである。

    要するに、年をとると月日の経つのが異常に速く感じるようになるというのも、経験豊富さが起こす錯覚のようである。

    そうなると、頭を使うことが減って身体が知らず知らずに動くようになるため、知識の蓄積をあまり必要としなくなり、脳の老化も進むのだという。

    年をとっても脳を若く保つためには、日々、新しい発見や感動を補給してやる必要があるようだ。

    しかしながら、年齢を重ねるごとに、人は、生活に変化を求めなくなる。体力的にも精神的にも、エネルギーを使いたくなくなるのである。

    テレビドラマもどんでん返しの連続のようなものを好まず、最初から結末が判っているようなストーリーに安心感を得るのだ。

    物語が複雑で、大勢の出演者が登場する群集劇を若い時は面白いと感じているが、年をとると多くの伏線が絡まるストーリーが煩わしく感じられるようになるのも、この言わばマンネリ脳が関係しているのだと思う。

    わたしも、最近は、あまり脳のための活性化に富んだ生活をしていない。

    気持ちが前向きで明るくなるような刺激がたくさんある毎日を送ることが出来れば、日々をじっくりと楽しめるのかもしれないな。
    

<今日のおまけ>

    などと書きながら、今日も眠くて仕方がない・・・。

    血圧の薬のせいか、いつも眠いのだ。

    で、昨夜、寝ていてちょっと油断して足の筋を伸ばしたら、左足が攣(つ)った。face10

    ものすごい痛さで、いてもたってもいられないといった感じ。

    夜中、一人で大騒ぎしていた。

    足が攣った時って、どうやったら早く治るのかな?

    

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この記事へのコメント
私は足が攣った時は立ち上がり少し歩きます・・・よくなります。


この頃手術を受けた側の肩が少し痛みます>_< この痛みは術前の痛みと同じ・・・心配なので火曜日に病院へ行って来ます。


一日が早くて参ります、明後日はもぉ3月です。
日々一生懸命生きているので長く感じてもいぃはずなのに、おかしい・・・~~
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2011年02月27日 18:11
自称 美人女将さまへ>

 そうですか。
 その場で痛がっているよりも、少し歩いた方がいいんですね。今度やってみます。
 アドバイス、ありがとうございます。

 女将さん、毎日お忙しいので、疲れが出たのではないですか?自分の気付かないところで、ストレスが溜まっている場合もありますから、何も考えずゆっくりされる日も必要だと思います。S先生に良く診て頂いて下さいね。

 本当に、一日の経つのが速いですね。
 もう、三月ですもんね・・・。(゜o゜)
Posted by ちよみちよみ at 2011年02月27日 20:34
こんにちは。

私はこの問題について、こんな解釈をしています。

たとえば10歳の子どもにとって、1年というのはそれまでの人生の9分の1から10分の1にあたります。ところが50歳のオヤジにとっては、1年はそれまでの49~50分の1に過ぎません。来し方に比べれば、1年なんてあっという間に過ぎて当たり前なのです。

いかがでしょう...?
Posted by どーもオリゴ糖どーもオリゴ糖 at 2011年03月01日 11:31
どーもオリゴ糖さまへ>

 なるほど、そういう見方も出来ますね。

 確かに、人生の10分の1と50分の1では、スピード感がまったく違いますね。歳をとればとるほど、一年が速く過ぎるというのは、そういうことも大きく関係しているのでしょうね。
 それに、脳も身体も子供の時は一気に成長しますが、大人はあまり変化ありませんから、そんなことも影響するのかもしれませんね。

 そうなると、高齢社会の今の日本の競争力が鈍るのも当然なのでしょうね。高齢者は、自分たちが若い頃に培った業績を、昨日のことのように考えているわけですから、それ以上の世の中の成長が見えないし、また望まない。
 わたしも、最近は、フェイスブックとかツイッターとか、あまり関心がありません。(~_~;)
Posted by ちよみちよみ at 2011年03月01日 11:55
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