老舗旅館のおもてなし

老舗旅館のおもてなしyama




    先日、地元の情報紙を読んでいたら、上林温泉にある老舗旅館の女将さんの一日について書かれていました。

    この老舗旅館は、かつて明治の文豪・夏目漱石も宿泊したことがあるという由緒ある旅館ですが、そこの女将さんが町観光商工課が募集した「おもてなし大賞」を今年の三月に受賞したのだそうです。

    その女将さんの一日のスケジュールがまたすごく、午前6時起床、厨房に入り、宿泊客の朝食の支度、一部屋ごとの品書きを筆で書き、料理長兼任のため9時ごろまで厨房に。

    午前10時にチェックアウトのお見送り。正午には客間のセッティングの仕上げ。季節に合わせた素材や色で小物に至るまで遊び心を持たせ、常連さんには布団の厚さ堅さなどの好みも調節。

    午後1時30分伝票の整理、部屋に飾る小物などの縫物、午後3時30分厨房で夕飯の用意。

    午後9時には翌日の宿泊客の献立作り。アレルギーはないかなどもチェック。

    そして、ようやく午前2時就寝。

    

    実に、個人的な自由時間などありませんね。

    たぶん、一日中、旅館内にいなくては、このスケジュールはこなせないでしょう。

    女将さん曰く、「他の旅館の女将さんたちと違って、ほとんどが裏方ですから、化粧もせずに厨房で赤い顔して忙しく動き回っているんです。そのかわり、自分なりの心をこめたおもてなしでお迎えいたします」とのこと。

    記事を読んでいて、頭が下がりました。

    わたしの同級生にも旅館の女将をしている女性がいますが、「とにかく、女将は旅館の奴隷」と言っていました。

    ちょっと暇が出来れば、茶道、華道、日舞のお稽古に充てているのだそうです。

    そのため、同級会に顔を出す時間さえとれないのだとか・・・。

    いったん女将の仕事を始めたからには、一生修行の毎日なのだと、この記事を読んで改めて感じた次第です。

老舗旅館のおもてなし

    
    

    

<今日のおまけ>

    小説を書くということは、一口に言ってとても勉強になる。

    物語の中にはどうしても専門家の方々に頼らなければならない部分も多々出て来るので、資料を集めたり取材をしたり、正に文字の上で未知の世界を体験するようなものだ。

    (ただ、『七人の外科医』に関しては、ほとんど身体が動かなかった退院直後からだいたいのベースを執筆していたので、徹底取材などということは出来ませんでした。そのため現在監修をお願いしてる外科医の先生には、本当にお世話になっています)

    もしも、小説を書こうと思うならば、自分の得意分野以外の題材を選ぶことも知識を広めるための一つの手段ではないかと思う。

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この記事へのコメント
私も一応老舗旅館の女将でしたT_T
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2011年07月29日 10:13
自称 美人女将さまへ>

 「女将でした」---今も女将ですよね。(笑)
 ただ、昨年に比べて女将さんのブログにも地元の話題が少なくなっているようで、(逆に旅行などの記事が多いようですが・・・)どーされたのかな?とは感じていましたが、今のところ体調に問題はないんですよね。

 八月はモンハンイベントも始まることですし、お忙しくなるでしょうから、女将のお仕事を頑張って下さい。(まあ、わたしは、あまり渋温泉のモンハンについては肯定派ではないのですが・・・。やはり、渋にはもっと懐古の味を醸し出して頂きたいもので、中高年向きの文豪祭りのようなイベントをお願いしたいように思います)

 来年も「おもてなし大賞」があるのでしたら、女将さんもぜひノミネートを!
 
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年07月29日 11:57
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