インスリン分泌をキノコが促進・・・・・829
2010年11月06日
~ 今 日 の 雑 感 ~
インスリン分泌をキノコが促進
今日の信濃毎日新聞に、長野市に本社を持つホクトが、マウスの膵臓を使った実験で、キノコにインスリンの分泌を促進する作用があり、血糖値を下げる効果が期待できるとの研究結果を、東京工業大学と共同でまとめた----と、いう記事がありました。
実験は、マウスの膵臓の細胞にホクトのキノコ抽出成分を加えて培養し、インスリン分泌を促進するアミノ酸の一種「アルギニン」を加えた場合と分泌量を比較したものだということです。
この結果、ホクトの主力製品である白色ブナシメジ「ブナピー」で、4~5倍、ブナシメジで約4倍の分泌量となることが判ったそうです。
さらに、アガリクスでは、約7倍、ヤマブシタケでは約6倍となったとも発表されました。
膵臓から分泌されるインスリンは、血糖値を下げる働きがあるのですが、同社のきのこ総合研究所の開発研究室長は、「キノコは血糖値を下げると言われていたが、下げる成分があることが明確になった。キノコを食べることで、糖尿病といった生活習慣病の予防に役立つことが出来るようになればいい」と、話しているとのことです。
キノコについて詳しい知識を持ち、キノコを積極的に食生活に取り入れている人たちを称して、マイコファジストと呼ぶようです。菜食主義者をベジタリアンというとうなものですね。
野生のキノコには、食中毒を引き起こす物も多いので、むやみに食べるのは危険ですが、それでもキノコには、その他にも色々な生活習慣病予防や改善に役立つ成分が期待できるという話ですから、日々の食事に積極的に加えてみるのも良いようです。
しかも、意外に安価で手に入りますから、重宝ですよね。
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