負け美女
2013年03月21日

あるテレビ番組で「怖い女たち」について取り上げていたのだが、近頃、「負け美女」なるものが世の中に増殖中なのだとか・・・。
これは、29歳以上の未婚女性で、そこそこ美人だったことが仇になり、若いうちは男性からも引く手あまたのモテぶりだったがために、美しくなろうとか結婚に前向きになろうという努力が薄く、気が付いたら男性から声をかけてもらうこともない寂しい独身を続けていた---と、いう種類の女性たちなのだそうである。
この「負け美女」の特徴としては、自分は男性にモテないわけではないとのかつての栄光が未だに尾を引き、意中の男性がいても常に上から目線でしか話が出来ないという欠点を持つのだそうである。
たとえば、好意を懐く男性へのメールに、
「わたしと飲みに行きたいのなら、誘ってくれてもいいよ。今日は、少し飲みたい気分なんだ・・・」
とか、
「きみ、以前からわたしのこと気にしていたみたいだけれど、明日は珍しく暇だから食事ぐらいなら付き合ってあげるわ」
などと、書いてしまうように、本当は自分が誘って欲しいのに、その気持ちが素直に言えないために、こうした不遜な態度に出てしまうのだという。
そして、そんな女性の身勝手さに愛想を尽かした男性が返信をしないと、
「わたしを舐めない方がいいよ」
と、いうような脅迫めいた一言を送ってしまうような高慢さが抜けないのだという。
また、ここまでお高くとまっていなくても、飲み会の席などでつい、婦人科の持病の話とか、親の介護の話題など、あまりに現実的な会話を始めてしまうというのも、若い男性たちには重く感じてしまい、さらに結婚が遠のくという「負け美女」の典型なのだそうである。
「〇〇さんて、綺麗だし性格も悪くないんだけれど、人生観に夢がないんだよね」
と、いうことになってしまうのだろう。
このブログにも以前書いたのだが、モテる女性とは、男性が勝手にストーリーを想像できる女性だという。
つまり、分かり過ぎている女性には想像を楽しむ余地がないため、恋愛感情が膨れ上がらないということになるらしい。
要は、「負け美女」とは、外見はそこそこ美しいが、あまりに生活臭があり過ぎる女性ということのようである。
そうはいっても、この生きにくい世の中で、3、40歳にもなるまで乙女のような神秘性を漂わせている余裕はない。
20代前半ならば、「リラックスするのは、どんな時ですか?」の質問に、
「庭の木漏れ日が見える窓辺で、ゆっくりとモーニング・コーヒーを頂いている時でしょうか?」
なんて、可愛い答えの一つも似合うだろうが、40歳も過ぎれば、そんなのは絵空事に聞こえてしまう。
「冷房ガンガンかけた部屋で風呂上りにテレビのプロ野球観戦しながら、キンキンに冷えた缶ビール片手にあたりめ齧っている時が天国だよね~~」
ほとんどの女性は、これが現実なのだろうけれどね・・・。
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