色々おしゃべり 2

icon27色々おしゃべり 2




    甥っ子が、春のパン祭りというシーズン企画のシール集めに没頭し、ついに二枚のお皿をゲットしたそうだ。

    今度は、りらっくまとやらのシールを集めるという。

    そういえば、わたしも昔、シール集めに夢中になったことがある。

    その時は、大きなコーヒーカップとの引き換えだった。

    そのコーヒーカップは、今も我が家の食器棚に入っているが、まるでどんぶりのような大きさなので、何にでも使えてかなり重宝だ。

    春になると、何故か、可愛らしい色や模様の食器が欲しくなる。

    器の柄が変わっただけで、入れる料理や飲み物までおいしく感じるから不思議だ。

    この間、話した女性は、

    「ここ数年食器を新しくしようなんて、そんな気にもならなかったけれど、今年は紅茶のカップを新調しようかな。なんせ、アベノミクスだもんね」

    と、言っていた。

    アベノミクスは、こんなところにまで浸透し始めているようだ。






    ところで、会話の空気を読めない人というのは、相手が今何に怒り、何に悩んでいるのかを真正面から受け止めない人のことだと思う。

    そういう人は、相手の言うことを一度は肯定するが、必ずその後から、「でもね・・・」と付け加えて来る。

    この「でもね・・・」が曲者で、この如何にも第三者的な言い方は、間違いなく相手の気持ちを逆なでするのである。

    悩みや怒りを持つ人は、何も相手から教えを請いたい訳ではない。

    同じ気持ちになって、共に悩み怒って欲しいだけなのである。

    ところが、それが判らない人は、「でもね、あなたにだって悪いところはあるんじゃない?」などと如何にも訳知り顔で諭そうとする。

    そういう言い方が、どれほど人を傷つけるか・・・と、いうことなのである。

    下手をしたら、逆に諭した人のことを恨む状況を作ることにもなり兼ねない。

    今の時代、やたらにその訳知り顔が多くなった。

    「自分のような人間がこれから出ないためにも、世の中を良くして欲しい」

    違うでしょ。人はどうなっても、自分だけはそうなりたくない----それが本音でしょ。(例の東進講師みたいな言い方で、キモイな・・・)

    なのに、一般的なことを言っていれば無難だという、責任回避派ばかりになった。

    人の気持ちってのは、そうそう綺麗事では納まり付かないものだということを判らないお利口さんが増えたということなのだろうな。
    
    つまり、それだけ世間には幸せな人が多いということなのである。

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Posted by ちよみ at 17:36Comments(2)ちょっと、一息 41

色々おしゃべり

npo02色々おしゃべり




    ブログの小みだしを考えるのも苦労だから、今度は、こんなものにしてみた。

    「話題いろいろ」でも、「日々の雑感」でも何でもいいのだが、時々替えてみると、少しは気分が一新するかも・・・。

    何せ、「水戸黄門」ではないが、毎日が偉大なるマンネリなので、ネタ探しも大変である。

    そういえば、一昨夜、この辺りに震度1の地震があった。

    テレビでは栄村の大地震から2年の話題を取り上げていた矢先のことだけに、

    「忘れるんじゃないよ!」

    とでも、いうかのようだと、近所の人も話す。

    それにしても、東京電力の福島原発で廃炉作業を担当している人たちが、あれほど過酷な作業をさせられているということにも驚いた。

    しかも、作業員のほとんどは、東電が直に雇用しているのではなく、何と元請け----一次下請け----二次下請け----三次下請け----四次下請け----五次下請け----六次下請けまでもも過程を経て、採用されている人たちなのだそうである。

    六次下請けで採用された長野県の41歳の男性は、

    「一日一万六千円の原発外で線量を測る仕事だと聞かされていたので、応募してみたのだが、現地へついたところ、偽の資格や仕事の経験があることにされ、契約書にサインしてしまった。さらに、五次下請けの担当者からまったく異なる仕事内容の説明を受け、とんでもなく高い線量の中で働かなければならないと判り、話が違うと訴えた」

    と、作業員の雇用の問題を生々しく語っていた。

    男性は、内部の事情について詮索し過ぎるとの理由からか、その後解雇されたそうだが、番組司会者は、

    「このような作業手当のピンはねが当たり前の雇用形態を行なっている事業者が全部ではないと思うが、こういう実態もあるということを国はどう考えているか・・・」

    と、問いかけていた。

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Posted by ちよみ at 17:32Comments(2)ちょっと、一息 41

スポーツ選手に家族の話題はいらない

icon25スポーツ選手に家族の話題はいらない




    スポーツ選手がオリンピックや世界選手権などで活躍すると、必ずというほど、成績に付随して家族の話題が出て来る。

    「お母さんとに二人三脚でここまで来た〇〇選手です」

    「奥さまの内助の功が今日の〇〇選手の原動力ですね」

    これはわたしだけの癖なのか、正直、こういうエピソードを聞くと、それまでの試合におけるワクワク感や興奮が一気に覚めて、ゲンナリしてしまうのだ。

    確かに、アスリートにとって家族の支えは欠くべからざるものだとは思うが、それをわざわざマスコミが取り上げて、強引に感動秘話を作り上げているのが見え見えで、せっかくの金メダルや優勝の素晴らしさが薄れてしまうのである。

    昨年のロンドンオリンピックでも、テレビ局がメダリストを取り上げる際、もれなく夫や妻、子供などが選手とともに出演していたが、興醒めも甚だしかった。

    視聴者心理からすれば、素晴らしいのは選手個々であって、家族など正直どうでもいいのである。

    そんな家族の話題よりも、選手がどうやってこれまでの苦労をメダルへ結びつけて来たのか、チームの仲間との切磋琢磨などなど・・・その過程の方が知りたいのだ。

    奥さんといつ何処で知り合って結婚したのか・・・他人の恋愛事情などに関心はない。

    年俸二億円プレーヤーが、毎日どんな物を食べどんな生活を送っているかなど、一般庶民が知ったところで真似が出来るわけもなし、ほとんど意味はない。

    今回のWBC出場の侍ジャパンに関しても、「勝利の女神は5人いる」と、報道していたテレビ局もあり、女神とは、選手たちの奥さんのことで、5人とも元テレビ局の女子アナだそうである。

    その元女子アナたちがどうして「勝利の女神」なのかは判らないが、本当にど~~でもいい情報であった。

    まあ、知り合える女性がテレビ局関係しかいないということだから、それだけ、プロ野球選手は世間が狭いということだけは、良く理解できたが・・・。

    選手が打席に立つたびに、観客席で観戦している妻の顔をカメラがぬくのを観るにつけても、

    「女房に見守られなければ試合にも出られないのか?小学生じゃあるまいし・・・」

    と、思わず苦笑してしまった。

    とにかく、スポーツ選手はもういっぱしの大人として扱い、家族の話題を必要以上に取り上げるのはマスコミも自重して欲しいと思うこの頃である。
    

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Posted by ちよみ at 16:54Comments(2)ちょっと、一息 41

ビックリ料金!?

face08ビックリ料金!?




    病院の駐車場でのこと----。

    一台の車が自動料金支払い機の前で立ち往生していた。

    駐車場出口へ向かうわたしの車の後ろにも、次から次へと後続車が並び、動くに動けない状態に・・・。

    とうとう、後ろの方から男性が二人、しびれを切らせて立ち往生している車のところへ行き、女性ドライバーに声をかけた。

    「どうしたんだい?」

    「金の入れ方が判んないのか?」

    すると、女性ドライバーは半ばパニックで、

    「そんなんじゃないんです。駐車券を機械に入れたら、料金が12万8千円て表示されているんです!!」\(◎o◎)/!

    「12万8千円!!」(*Д*)

    これには、男性たちも仰天した。

    そして、わたしの車のそばまで来ると、

    「料金、12万8千円だってさ・・・」

    と、言う。

    「いつから止めていたんですか?」

    わたしも、思わず訊いてしまった。

    どうやら、機械の故障だったらしいのだが、ついさっき駐車したばかりの料金がこれでは慌てるわけだ。

    女性は緊急ボタンを押して、係の人に訳を話し、ようやく機械は元に戻った。

    それにしても、いきなり12万8千円を支払えとは、機械はどんな勘違いをしたのだろう。

    病院の駐車場の出口では、時々このようなちょっとしたトラブルが起きる。

    たいていは、機械に不慣れな人がお金を入れ忘れていて出口のバーが開かなかったり、機械の前まで行ってから駐車券がないことに気付いたりといった類のものなのだが、今回のようなケースは初めてだった。




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Posted by ちよみ at 21:09Comments(0)ちょっと、一息 41

日々のたわごと 20

health日々のたわごと 20





    最近、ブログネタが枯渇してきているなァ・・・。icon10



    北信ローカル紙の姉妹版「りふれ」に掲載されている窓辺のくまこさんのエッセイが好きで、よく読むのだが、くまこさんもネタ不足なのか、ここ二回ほど別の人が書いている。

    先週は、くまこさんのご主人が代筆していたようだ。

    人の生活というものは、そうそう毎日のように面白おかしいことがあるわけではないから、継続的に文章をかくということは実はかなり至難の業なのだが、人さまに読んで頂くものには、やはりある程度の自制が生じるのが普通である。

    書きたいことはいくらもあるが、それをすべて書くことなど出来るわけもなく、自分なりに何枚ものフィルターをくぐらせて吟味したものがエッセイやブログ記事になるのだと、わたしなどは思っている。

    くまこさんも、きっと書きたいことはたくさんあるのだろうが、世間の目や家族、親せき縁者の評価などを勘案すれば、私生活すべてをさらけ出すわけにも行かないので、自ずと書ける内容の範囲も狭まってしまうのではないだろうか。

    でも、文章を読ませて頂くと、くまこさんは趣味も多彩で友達も多い明るい女性のようだ。
    
    これからも、思わず微笑んでしまうような楽しくて元気が出る話題を読者に提供して頂きたい。





    ところで、わたしの美的感覚が他の人と違うのかとも思うのだが、20代~40代ぐらいの女性たちの痩せ方が普通じゃないように思う。

    自分たちはそれで美しいと思っているのかもしれないが、あの細さはまるで病気のようだ。

    先日などは、30代とおぼしき一人の母親が乳児健診の帰りなのか、子供をだっこして保健センターから出てきたのだが、思わずその姿を二度見してしまった。

    まだ一歳になるかならないかという赤ん坊の母親にもかかわらず、ダイエットのし過ぎがはっきりと判るほどに痩せていて、突風が吹きでもしたら倒れてしまいそうな様子であった。

    しかし、自分自身は流行のコートに身を包み、スエードのロングブーツで決めて、正にファッションモデル顔負けのおしゃれな出で立ちで得意満面といった態度なのだ。

    「見て見て、あたしって、子供産んでも、こんなに綺麗でいられるのよ。すごくない?」

    彼女のそんな自慢が聞こえて来そうな気さえした。

    が、わたしには彼女がとても外見的にも美しい母親には思えなかったのである。

    今の女性たちは、皆、痩せ願望に取りつかれているせいか、本当の美しさが見えなくなっているのではないかとさえ思われる。

    誰でも痩せさえすれば綺麗になれるなどというのは、妄想に過ぎない。

    極度な体重の減少は脳まで委縮させてしまうのである。

    脳が委縮すると、時に脳内麻薬ともいわれるドーパミンが大量分泌して、正常な判断が出来なくなる危険性もあるそうだ。

    母親が太っていて、何の不都合があるだろう。

    「だって、周りのママ友たちって、皆本当に綺麗なんだもん。あたしだけ太ることなんか出来ない」

    では、あなたが大事なのは誰なのか?ママ友の方が子供よりも大切なのか?

    何か、世の中の基準が少しおかしくなってきていると思うのは、わたしだけだろうか?

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Posted by ちよみ at 21:31Comments(0)ちょっと、一息 41

黒髪ブーム

icon25黒髪ブーム



    このところの気象予報は、ほとんど眉つばと言っていい。

    昨日などは、北信地域の気温はかなり上昇するようなことを発表していたが、何と、午前中から吹雪になった。

    気象予報士、自宅の裏庭で下駄でも投げて予報しているんじゃないだろうか?

    明日は、マイナス10度にもなるそうだ。

    週間予報では最低でもプラスだったのに、ここまで滅茶苦茶だと、もうど~とでもなれである。face09



    最近は、若い女性たちの間ではヘアカラーをやめて、もともとの黒髪の美しさが見直されているとYAHOO!ニュースに書かれたあった。

    そういえば、女優や歌手にも黒髪のままの女性たちが増えているような気がする。

    中でも、この人の黒髪は可愛いなァ・・・と、思うのが、「怒り新党」の司会でおなじみの日本テレビ元アナウンサー・夏目三久の黒髪の超ベリーショート。

    彼女のヘアスタイルは男女問わず人気が高いという。

    どうして、このような現象が始まっているのかというと、主な理由としては、「髪は女の命なのだから、大切にしないと・・・」というナチュラル志向に加えて、長引く不景気で、ヘアカラー代を節約したいという心理が影響しているのだという。

    何でも、美容院で一番お金がかかるのは、ヘアカラーだという。

    カットは、どう頑張っても自分では出来ないのでプロにお願いするしかないが、ヘアカラーは無理にしなくてもいいという女性客が増えつつあるのだそうだ。

    とはいっても、やはりまだヘアカラーをする人の割合は多く、その代金を浮かすために、美容院へ市販の髪染めを持ち込む客も少なくないそうである。

    わたしは、未だ自分の髪を染めたことはないが、黒色のぼかしを入れてもらい生まれてこの方ずっと黒髪をキープしている。

    一度ぐらい他の色にもチャレンジしてみたい気持ちもあるのだが、今はまだ黒髪がいいなァ・・・と、思う次第である。



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Posted by ちよみ at 16:57Comments(0)ちょっと、一息 41

言葉一つで・・・

art02言葉一つで・・・




    営業や販売を経験した人なら誰もが一度や二度はカチンと来たことがあるだろう。

    商品の取り扱いなどを頼む電話をかけた際に、相手の対応があまりにぶっきらぼうだったり、ぞんざいなことがあると、いくら仕事と割り切ってはいても、自分の存在自体まで否定されたような腹立たしさを覚えるものである。

    「うちは結構です!」

    「そういうものは必要ありません!」

    まるで、電話がかかってきたら敵と思えとでも教育されているのではないかと疑いたくなるような応対ぶりが、最近の会社には目立つそうだ。

    しかし、もしも、

    「申し訳ありません。うちでは、その手の商品は取り扱っておりませんので、他をあたって頂けますでしょうか。〇〇関係の会社でしたら、お話に乗って頂けるかもしれませんよ」

    と、いうような、ちょっとしたアドバイス的なことを言ってもらえるだけでも、たとえ、その会社に断わられたとしても、電話をかけた方としては、

    「何て、親切な会社なんだろう」

    と、むしろ好感を懐くことさえあるのではないだろうか。

    わたしは、別に営業や販売目的でそうした電話をかけたことはないのだが、以前、ある出版社へ問い合わせの電話をしたことがあった。

    その時電話口へ出た編集者らしき女性の取りつく島もないヒステリックで高圧的な応対には、開いた口がふさがらなかった。

    ど素人のくせに、自分たちが出版しているものに対してケチをつける気か----とでも言いたげな傲慢ぶりで、これが、これまで気に入って何度も買っていた冊子の編集者かと思ったら愕然としてしまい、もう二度とその出版社の本は買うまいと思っただけでなく、これまで買い溜めた冊子すべてをまとめてゴミに出した。

    その後、しばらくしてその出版社は倒産したらしいが、あの編集者の「何さま」態度では当然の結果だろうと、思わずにはいられない。

    電話の応対は、正に会社や店舗の顔である。

    そこで断わるということは、礼儀としては最も失礼な門前払いと同等なのであるから、よほど相手の気分を害さないような話術が不可欠となる。

    何も、丁寧な敬語を並べればいいというものではない。

    少し砕けた言葉使いでも、相手の気持ちをくんだ思いやりのある物言いが求められると思うのだが・・・、皆さんはどう思われるだろうか?
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Posted by ちよみ at 16:32Comments(2)ちょっと、一息 41

日々のたわごと 19

volunteer日々のたわごと 19



    
    ようやく春めいて来たことを喜んでいるのか、今朝は裏山でキジバトが鳴いていた。



    この間、新聞の投書欄を読んでいたら、ちょっと「?」の投稿があった。

    銭湯でのマナーに関しての投稿なのだが、投稿者は、日帰り温泉での場所取りに疑問を投げかけていた。

    洗い場のシャワーヘッドや蛇口の上へタオルをかけたまま入浴し、他の入浴者がその場所を使わないようにしている人や、椅子に自分専用のシート(この意味がわたしには良く判らないのだが・・・)を載せたまま入浴する人がいることで、あとから入って来た人は、裸のまま立ち往生しているというのである。

    また、さらにひどいのが歯磨きをする人で、自宅の洗面所と区別がつかないのか・・・?と、思うとのこと。

    しかも、こういうマナー違反をする人のほとんどが、60代70代の分別あるべき年齢であることに驚く----と、書いてあった。


    わたしのように地元の共同浴場(地元住民専用温泉)ばかりを使い、銭湯や日帰り温泉へ入るという経験がまったくというほどない人間にとっては、そうした共同浴場での入浴の仕方が良く判らないのだが、この記事を読んで、使っているシャワーなり水道なりを自分が湯船へ入っている間は、他の人に明け渡さなければならないのがマナーだということを初めて知った。

    また、わたしはそういうことをしたことはないのだが、地元の共同浴場では歯磨きは年配者に限らず若者もやっている。

    年配者の中には、入れ歯を洗っている人も少なくない。

    地元の温泉を利用する者の立場から言うと、洗い場は自分が座ったところを、たとえ入浴している間でも別の人のために空ける必要はないというのが普通だし、確かにあまり衛生的ではないが、浴室で歯磨きをするのも他の入浴者の迷惑にならない限り、特にマナー違反と思われる行為ではない。

    さすがに、稀に子供に浴場の隅で小便をさせている親がいて、ここまでやるのは非常識だとは思うが、それでもほとんどの人は目くじらを立てたりはしないものである。

    むしろ、知り合い同士が、他に入っている人に判らないような会話で盛り上がったり、たとえそれが親子であろうと、内輪の話を浴場内でやることの方が、よほどマナー違反だと解釈されている。

    そして、もっとも嫌われるのが長湯、水埋め、脱衣所での長話である。

    共同浴場は、先に入った者勝ち----が、昔からのマナーで、後から入ってきた人は、先の人に遠慮するのがわたしたち温泉場育ちの暗黙のルールである。

    おそらく、この投稿に書かれていた60代70代の年配の人たちの入浴の仕方は、温泉に入りつけている人の普通の入浴方法ではないかと思われる。

    実は、わたしも一度だけ近くの日帰り入浴の温泉に入ったことがある。

    その際、わたしが使っていたシャワーの場所を、ちょっと離れた隙に他の女性に奪われて唖然としたことがあった。

    わたしは、その女性に、「人が使っている場所に座るとはどういうことですか?どいて下さい」と、注意したものである。それきり、そうした日帰り入浴施設へは行く気がしなくなった。

    わたしにしてみれば、場所を奪った相手の方が非常識であり、絶対にマナー違反だと思うからである。

    時々、観光客が日帰り温泉気分で地元の温泉に入りに来るのだが、こちらが座っていた場所へちゃっかり腰を下ろす者がいて注意したことも何度かあった。

    なるほど、これは日帰り温泉の入浴方法が当然のやり方だと信じ込んでいる人なのだということが、この投書を読んでようやく納得した次第である。

    しかし、最近は、地元の共同浴場でもこうした世の中の流れに追従する形で、湯船の中にタオルを入れるなとか、色々面倒なことをいう地元住民も出てきた。

    かつて大金を共同出資して浴場を建てた父親たち世代にしてみれば、「若造風情がおこがましい!」と、いうことにもなるようだ。

    共同浴場には、それぞれその地域にふさわしい入浴マナーが存在する。

    初めてそこに入る人は、自分の知っているマナーだけが正しいと思い込むのではなく、地元住民の入浴の仕方に倣ったものにして欲しいものである。

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Posted by ちよみ at 17:39Comments(4)ちょっと、一息 41

人間関係のルール・上司と部下

icon20人間関係のルール・上司と部下




    先日の続きだが、会社の上司が部下に対してどのような接し方をすれば、部下との間に摩擦を生じさせにくくなるかというヒントがこれだそうだ。

    1 仕事は効率的に計画し、部下に割り当てる。

    2 部下が成長し、進歩するように励ます。

    3 部下に忠告したり、批判して励ます。

    4 部下の能力に嫉妬しない。

    5 よく説明をしないで、一方的に要求しない。

    6 部下の個人的な事情に配慮する。

    7 厳密の監督し、管理し過ぎない。

    8 借りや好意に対してお返しをする。

    9 部下との間に個人的な金銭問題を持たない。

    10 部下に影響するような決定や問題については、事前にその部下と相談する。

    これらの中でもっとも部下との信頼関係を壊しそうな項目は、4、9、10だと思う。

    殊に4に関しては、上司といえども手柄や成績が絡むとなれば、部下でもライバルとなることがある。

    自分よりも部下の方が社長の覚えめでたいということにでもなれば、当然上司としても嫉妬心が湧く。

    だが、そこは部下の成長と理解し、共に喜ぶような寛容さを持たねばならないということなのだろう。

    これを下手に野放しにしようものなら、パワハラで訴えられることだって、今の時代は考えられる。



    そして、逆に部下が上司に対して守らねばならないルールが、次のようなものだそうである。

    1 命令がはっきりしない時は、躊躇せずに質問する。

    2 自分が出来るところは、率先して行なう。

    3 自分の考えを出し、それを実践したり守ったりする。

    4 まず上司に不平を言ってから、他人に不平を洩らす。

    5 明るく快活にふるまう。

    6 服従的になり過ぎない。

    7 批判は喜んで受け入れる。

    8 命令を喜んで受ける。

    9 上司の悪口は言わない。

    10 上司の指示に従う。

    一見、6と8、10は反対のことを言っているようだが、要は、1にあるように、自身が納得できない命令に対しては徹底的に質問して、得心ずくで行なうということなのだと解釈できる。

    人が一番不愉快に思うことは、ある人の話す陰口や悪口が、別の人の口から回り回って自分に届くことであろう。

    その反対に、一番嬉しいのもまた、ある人の言った自分の高評価が、別の人の口から耳に入ることだともいわれる。

    そのため、4は正に言い得て妙なルールであるといえよう。




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Posted by ちよみ at 17:39Comments(0)ちょっと、一息 41

日々のたわごと 18

art02日々のたわごと 18




    WBC----韓国がまさかの一次予選敗退。

    韓国国内では、試合会場となった台湾が寒すぎたとか、台湾の食事が選手に合わなかった等の敗因追及で持ち切りだそうだ。

    また、どんなに勝ち進んだところで、兵役免除措置がないので、士気が上がらなかったとか、単純な試合の勝ち負けではなく得失点率差で上位チームが決まるというやり方にも問題があると、韓国メディアは報じているらしい。

    気候が悪いとか、食事が悪いと言われた台湾側は、

    「前回準優勝チームの韓国の待遇には気を使ったつもりだが、寒いのは何処のチームも同じ、台湾よりも寒いところから来て文句を言うとは・・・。食事が口に合わないなら、韓国から持ち込めば良かったのに・・・」

    と、失笑ムードだそうである。

    韓国の敗退は、おそらく対戦チームを甘く見たことにあるのではないだろうか?

    「え、オランダや台湾って、こんなに強かったっけ?」

    そんなビックリ状態のまま一次ラウンドが終了してしまったのではないかという気がする。

    「台湾に6点差を付けて勝たないと、二次ラウンド進出はない」

    という、試合前から点差のノルマが課せられるという状態も、韓国選手たちには多大なプレッシャーになったのだろう。

    そういう意味では、一次予選通過が決まった侍ジャパンも、もう一度兜の緒を締め直さねばならない。

    キューバとの試合は、守りに入った感があって6対3で負けてしまった。

    バントの仕方があまりにお粗末なので、テレビを観ていた母親でさえ、

    「高校生の方が上手だねェ・・・」

    と、苦笑していた。

    何か、選手たちが怖々とプレーしているようにも見えた。

    どうも、今回選抜された侍ジャパンの選手たちは、生真面目で協調が苦手、冒険心に欠けるタイプのようだ。

    来た波に乗るのはうまいが、自ら波を呼び込むのが下手なのかもしれない。

    イチロー選手がそうだったように、チームの中で選手たちの士気を鼓舞し、大きく明るくまとめあげる存在が必要なのだろう。

    第二次ラウンドの台湾戦に向け、無礼講的な座談会でも設けて、改めてチームの結束を確認した方がいいのかもしれない。

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Posted by ちよみ at 17:44Comments(2)ちょっと、一息 41

日々のたわごと 17

house日々のたわごと 17




    キャベツ----わたしの食事になくてはならない野菜である。

    だから、一玉150円以上になると、かなり痛いのだが、それでもキャベツは外せない。

    キャベツの食べ方は色々あるが、手間暇かける時間もないので、たいていは食べやすい大きさに切って、電子レンジでチン。

    軟らかくしてからマヨネーズやドレッシングをかけて食べている。

    でも、それすら面倒な時は、四分の一にカットしたキャベツを大きな電子レンジ可の器に入れて、そこへガーリックパウダー、マーガリン、醤油(少々)、水(少々)をかけ、ラップをしてチンする。

    簡単な洋風キャベツ煮の出来上がりである。

    これだと、ドレッシングをかけるよりも塩分も控えめで、なおかつ味が染みたキャベツになる。

    それも面倒な時は、コンソメやダシの素と水だけを振りかけて、ラップしてチンでもそこそこおいしい。





    ところで、先日の続きだが、人間関係のルールで、同僚同士で守らなければならないものがこれらだという。

    1 仕事の負担を公平にする。

    2 作業環境の不備は、協力して改善する。

    3 求められたら喜んで援助する。

    4 嫌いな人にも協力する。

    5 上司に告げ口はしない。

    6 相手を名字だけではなく、時には名前や愛称で呼ぶ。

    7 相手に助けを求めたり、助けたりする。

    8 お互いのプライバシーに立ち入り過ぎない。

    9 借りや好意にはお返しをする。

    10 相手がその場にいない時は、相手の弁護に回る。

    これらの中で、ことに難しいのは、8のお互いのプライバシーに立ち入り過ぎない----ではないだろうか。

    プライバシーへの立ち入りは、何処までが良くて何処からが悪いかを判断するのは微妙な問題だからだ。

    やけに親しげに話しかけて来たかと思えば、翌日は赤の他人のように素っ気ない態度を取る人もいる。

    たとえ同僚といえども、その距離感を測り間違えるととんでもないことになり兼ねないのである。



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Posted by ちよみ at 16:47Comments(2)ちょっと、一息 41

日々のたわごと 16

diary日々のたわごと 16




    「ビブリア古書堂の事件手帖」で取り上げていたロバート・F・ヤングのSF短編小説「たんぽぽ娘」のストーリーが気になって、ネット検索してみた。

    丘の上に未来からタイムマシンに乗って現われた白いドレスの少女に、主人公の男性は惹かれて行ったが、少女はある日、「タイムマシンを作った父親が病気になり、タイムマシンも故障してしまったので、あと一回しか会いに来れない」という。

    しかし、少女は主人公がいくら待っても、二度と姿を現わさなかった。

    そんな折、主人公は偶然妻のトランクを開け、その中に見覚えのある白いドレスを見付ける。

    そこで主人公は気付いた。少女が最後にタイムマシンで会いに来たのは、20年前の自分であったことに・・・。そして、20年前に二人は結婚していた。

    少女は、結婚した後、歳をとっても自分が主人公に愛されているのか不安になって、丘の上へ現われていたのであった。主人公は、自分にとって妻がどれほど大事な存在かを改めて知るのだった。

    ----と、このような内容の小説らしい。

    ドラマが放送されたあと、「たんぽぽ娘」のストーリーが気になった視聴者は多かったようだ。

    この小説の内容を知って、わたしは、この間ブログにも書いた「世にも奇妙な物語 2012秋」の老紳士とOLの話を思い出した。

    いずれも、もしかしたら、夫婦になっている人たちは、意外に自分たちも知らない間に未来から来た相手に見染められて結婚している・・・なんてこともあるのかもしれないと、思ってしまうようなファンタスティックな物語である。

    「ビブリア古書堂の事件手帖」というドラマ自体は、さほどサスペンスィブでもないので、本格推理物が好きな人には物足りない感じかもしれないが、古書業界の内情や本の質や曰くなどが詳しく描かれているため、そういう意味では新鮮である。

    剛力彩芽の演技は、巷の評判通り素人しろうとしているが、最近のちょいカワ女優にはない深窓のお嬢さま風オーラがあって、ドラマに古き良き昭和の香りを漂わせているのがいい。




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Posted by ちよみ at 17:59Comments(0)ちょっと、一息 41

人間関係のルール

art02人間関係のルール




    日常生活をする上で、人間関係は切っても切れないシガラミである。

    さまざまな環境で育ち、経験も違えば、時には文化や宗教までも異なる相手と付き合わねばならないのが一般社会というものであるから、それらを踏まえてよりよい人間関係を築くのは、実はかなりの難題といってもいい。

    イギリスの社会心理学者二人が、それらの観点から、人はそれぞれの立場に応じて、何を話題にすべきか、感情はどのように表わせばいいのかなどのルールを、イギリス、イタリア、香港、日本で行なった調査から分析した結果があるという。

    まずは、どんな人間にも当てはまる基本的なルールというものがこれらだそうである。

    1 相手のプライバシーを尊重する。

    2 相手の目を見て話す。

    3 秘密の話を第三者に漏らさない。

    4 人前で相手を批判しない。

    
    相手の目を見て話す----ということは、確かに大事なことだと思う。

    これをするかしないかだけで、相手に対する好き嫌いが決まるといっても過言ではない。


    そして、嫌いな相手との間で守らなければならないルールが、これだそうだ。

    1 お互いの関係が公正であることに努める。

    2 相手が自信を持って語った話の内容を批判しない。

    3 自分の好きなように相手の時間が利用できると考えない。

    4 相手を無視しない。

    5 予告なしに訪問しない。

    6 借りや好意に対してはお返しをする。

    7 上辺だけの好意的な感情を表わさない。


    つまり、早い話が、嫌いな相手でも頑張って好きになるように努めるというよりも、嫌いなことは嫌いとしておいて、社会通念に基づく付き合いだけはそつなくこなしておこうということのようである。

    さて、これだけのルール、あなたは何処まで実践できるだろうか?




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Posted by ちよみ at 21:05Comments(0)ちょっと、一息 41

話題あれこれ ⑮

icon27話題あれこれ ⑮




    WBC----昨夜の中国戦は、意外にリラックスして観戦できた。

    侍ジャパンもようやく国際試合の戦い方を飲みこんで来たようだ。

    チーム内の選手同士の微妙な力関係が徐々に定まって、少しずつ形が出来て来たのだろう。

    「これからのシーズン公式戦を、このチームで戦いたい」と、思うようになれたら本物なのだけれどね。




    ネット記事を読んでいたら、男性に好かれない女性のタイプとして、「腰が重い女」というのがあった。

    食事を作るのも面倒くさい、掃除をするのも疲れる・・・などの言い訳ばかりで、家事がおろそかになってしまう女性ということである。

    年配の女性になればこういうタイプは腐るほどいるが、まだ結婚前の若い女性がこれでは、男性から好かれることはないようだ。

    また、「本当のわたしを見てくれない」とか「わたしの良いところを気付いてくれる男がいない」というのが口癖の女性も、恋愛には縁遠いという。

    自分からは長所や才能をアピールしもしないで、「向こうが気付くべき」と、男性側だけに期待をかけるのは、そもそも間違っているとのこと。

    でも、女性にありがちな「白馬の王子様」願望が、「黙っていても、いつかわたしに気付いてくれる素敵な男性が現れるはず・・・」と、いう夢物語のような期待を懐かせ続けてしまうのだそうである。

    白馬の王子様だって、姫が何処にいるか判らなければ探しに来ようがない。

    いつも待ってばかりの受け身だったシンデレラが一念発起して舞踏会へ出かけたように、自らアクションを起こさなければ、何も始まらないということのようである。

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Posted by ちよみ at 16:46Comments(0)ちょっと、一息 41

減塩お好み焼き

icon28減塩お好み焼き




    無性にお好み焼きが食べたくなることってありますよね。

    そんな時は、例の如く、手軽に出来る減塩お好み焼きを作っています。

    小麦粉、卵一個、砂糖少々を水でとき、サラダ油を引いたフライパンへ薄くのばす。

    そこへ、大量のざく切りキャベツにスライス玉ねぎ、薄切り豚肉を一、二枚載せ、さらに上からもう一度上記の水とき小麦粉をかける。

    フライパンへ蓋をして、弱火で焼く。

    上の方の水とき小麦粉が少し乾いてきたら、ひっくり返して、またフライパンに蓋。

    焼き上がるまでの間に、ソース作り。

    ケチャップ(多め)、お好み焼き用ソース(少々・なかったらウスターソースやトンカツソースでも良い)、砂糖(少々)、水(ちょっと)を良く混ぜておく。

    焼き上がったら、お好み焼きを皿へ載せ、その上に上記のケチャップソースをかけ、その上にとろけるチーズを置き、電子レンジへ入れて20秒ほどチン。

    チーズとろとろの熱々お好み焼きが完成です。

    塩分は、とろけるチーズと、ケチャップソースのみなので、このボリュームでも1グラムほど。

    小麦粉の量を多めにすると、お好み焼き三、四枚は作れます。

    豚肉をハムやソーセージに替えてもおいしいですよ。(この場合、塩分は1.5グラムぐらいにはなる)


 
    *** 写真は、といた小麦粉に細かく切ったハム、キャベツ、玉ねぎを入れて混ぜ合わせ、同じように焼いた上からケチャップソースととろけるチーズをかけたものです。 時間のない時は、この方が便利かも・・・。

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Posted by ちよみ at 16:16Comments(0)ちょっと、一息 41

りんごの夢を見たら・・・

art03りんごの夢を見たら・・・




    わたしにとって「りんご」は、生まれた時からとても身近な果物だった。

    いわい、あさひ、紅玉、国光、インド、スターキング、ゴールデンデリシャス、アルプス乙女(ひめりんご)、世界一、ふじ、サンふじ・・・。

    家の中は、いつも「りんご」の甘酸っぱい匂いで溢れていて、食卓に「りんご」が載らない日はなかった。    

    今では、さんさ、王林、秋映え、ジョナゴールド、シナノゴールドなどなど新種の「りんご」もたくさん市場に出て来ている。

    わたしが子供の頃には食べたこともないような、みずみずしくおいしい「りんご」も多くなった。

    こんな信州人には親しまれてきた「りんご」だが、夢の意味はどういうものであろうか?

    夢に出て来る「りんご」には、永遠、知恵、愛情、生命力、そして誘惑などの意味があるといわれるそうである。

    りんごが実った木の夢は、恋愛成就の兆し。

    でも、あまりに多くの実がなっている時は、誘惑が多いので惑わされないようにという警告でもあるとのこと。

    お皿に盛られたりんごが出てきた時は、経済運が上昇している暗示。

    また、一個のりんごを異性と分け合って食べている夢ならば、恋人出現の可能性も・・・。

    そして、その相手が知り合いならば、その人が恋の相手になる可能性が高いそうだ。

    しかし、食べたりんごがやけに酸っぱい時は、その恋が危険なものになるかも・・・との暗示なので、軽はずみな行為は、避けた方が無難。

    まだ熟していないりんごを食べた夢は、経験不足が影響して何か失敗をするかもしれないという注意。

    りんごが木から落ちる夢は、恋が終わる予感で、腐ったりんごを食べる夢は、愛情面で不安や疑問が生じているのかも・・・と、いうことのようだ。

    



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Posted by ちよみ at 11:20Comments(0)ちょっと、一息 41

話題あれこれ ⑭

diary話題あれこれ ⑭




    今の時代は、何でもかんでも知識をほんのちょっと齧っただけで、職業になってしまうようだ。

    〇〇ソムリエ、〇〇マイスター、アナリスト、コメンテーター、エコノミスト、〇〇コーディネーターなどなど・・・。

    究極の隙間産業と呼ぶ人もいるらしいが、こう堂々と横文字を並べられると、「何だか判らないけれど、偉いんだろうなァ・・・」と、思わせる効果はあるようだ。

    かつては、講師といえば何処どこ大学の教授とか、博士という歴とした肩書の先生たちがするものだったが、今はその辺りの普通の主婦やOLが一夜にして〇〇学者になってしまう世の中である。

    良い時代になったものだと・・・つくづく溜息が出る・・・。face06





    NHKの大河ドラマが始まって既に半世紀が経つ。

    しかし、信州人が主人公になったドラマは、まだ一度も放送されていないのだそうだ。

    信州が舞台になったドラマといえば、「武田信玄」「天と地と」などがあるが、それでも、他県出身の武将だちの話である。

    そこで、信州からも大河の主人公を出そうということで、真田幸村や、保科正之、木曽義仲などの生涯をドラマ化して欲しいと、有志の人たちがNHKに積極的にアピールしてきたのそうである。

    が、今年の大河は、幕末の会津が舞台の「八重の桜」に決まり、来年は、同じ戦国時代でも、織田信長や豊臣秀吉に仕えた兵庫県出身の黒田官兵衛に白羽の矢が立ってしまったと、「信州の偉人を大河の主人公に」と、望む人たちは落胆しているようである。

    「平清盛」(平安時代)、「八重の桜」(幕末)、「軍師官兵衛」(戦国時代)となれば、翌年もまた戦国時代に活躍した人物を主人公とするのは難しいだろうというのが、大方の見方であるからだ。

    かといって、俳人・小林一茶や蘭学者・佐久間象山では、もう一つストーリー性が薄く、インパクトに欠ける。

    保科正之もそれなりに地元では名前は知れているが、全国的に認知されているかといえば、それほどでもないとしか言えない。

    でも、それ以上に信州の偉人が大河の主人公に不向きという理由には、彼らが他の主人公たちに比べてあまりに潔過ぎる生涯を生きていることにあるのではないかと思うのである。

    つまり、真田幸村にしても木曽義仲にしても、高潔で、実直、人間的には実に魅力的な人たちばかりなのだが、如何せん、悲劇のヒーロー過ぎるのである。

    高度成長期やバブル全盛期など、世の中が上昇思考で溢れている時代は、悲劇のヒーローを大らかに受け止める度量が国民にあったが、今のような不景気が続く世の中では、視聴者はそうした主人公の悲劇的な生きざまに希望を見出すことは出来ないのであろう。

    もしも信州に、知名度が高く、人間的にも魅力的で、明るく逞しく時代を駆け抜けた長生きの偉人がいたのなら、おそらく大河ドラマの主人公になり得るのではないかと思われる。

    果たして、そのような人物がいるであろうか・・・?

    そして、さらに信州人が大河の主人公になりにくい現状には、東北信と中南信で県民性がかなり明確に分かれているという事実もあるやに思われる。

    東北信出身の偉人が主人公になっても、中南信の人たちはほぼ無関心であろうし、その逆も然りである。

    そうした足並みの乱れが視聴率にも大きく結びつくだけに、「平清盛」で大失敗をしたばかりのNHKにしてみれば、あえてこれ以上の危険な賭けに出る気などないのではないかと思われる。

    ならば、どうしたら良いのだろうか・・・?

    一つの方法としては、かつての大河にもあったように、まったくの架空の人物をヒーローとして作り出してしまうというものが考えられる。

    真田幸村だけを主人公に推すのではなく、真田十勇士を主人公にしてしまうというのも一つのアイデアではないだろうか?

    かつての「新選組」の例もある。

    大河の主人公は何も一人でなくてはならないという法則もないだろう。十人ものヒーローがいれば、脚本の書きようによっては信州全域を舞台にも出来るはずだ。

    勇士の中には、長生きをして、後の徳川政権の世を見定める者がいてもいいだろう。

    わたし個人としては、そんな冒険心いっぱいの活劇大河ドラマも観てみたい気がするのだが・・・。

    やたら、意味不明な現実主義に走り始めた大河スタッフには、そんな遊び心を理解しようとする気概はないのだろうな。

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Posted by ちよみ at 11:32Comments(2)ちょっと、一息 41

恥ずかしがり屋?それとも・・・

yama恥ずかしがり屋?それとも・・・




    今の若者たちは、人前でカラオケで歌うのなど日常茶飯事と平気なタイプが多いせいか、わたしたちの若かりし頃に比べて、一見、恥ずかしがり屋さんといわれる人は少ないのではないかと思われる。

    テレビの街頭インタビュー等でも、すごく堂々とした受け答えぶりで、出来ないことまでも平然と「出来ます。当たり前じゃない」ぐらいのことも言ってのけてしまう度胸の良さは、わたしたち世代には考えられないものでもある。

    アニメのキャラクターに扮するおよそ人間離れしたコスプレで、カメラの前に立つ。

    周囲の目も気にせずに、ゲームセンターのダンスゲームで一人で踊りまくる。

    かつての若者たちのように、歌声喫茶やディスコで皆で一緒に盛り上がるのではなく、一人カラオケのようにオンリーワンの魅力にこそ価値を見出すというのが、現在の若者文化といえるのかもしれない。

    では、そういう現代の若者たちは、本当にシャイではないといえるのかと言うと、それが意外にそうでもないということが、むしろこうした一人よがり文化の中に垣間見られるのだそうだ。

    今の若者たちには、かつての若者たちに比べて逆に恥ずかしがり屋や引っ込み思案が多いので、自分だけの殻の中に閉じこもることで、周囲をシャットアウトしている傾向が顕著なのだという。

    一人カラオケにしても、仲間同士お互いにおかしなところを指摘し合うという干渉を避けるために流行り始めた訳だし、小心だからこそ大口を叩くので、アニメキャラのコスプレも、本当の自分を隠して別人に変身することで素では出来ないことをしているだけなのだそうである。

    彼らがもしも、カラオケやゲームセンターではなく、彼らの家の近所の人たちの目の届く場所で、同じことが出来るかといえば、おそらく無理であると思う。

    一見、羞恥心知らずと思われがちな彼らでも、ご近所の目にさらされるのは別ではないだろうか。

    もしも、自分が本当にシャイネス度が低いという自信がある人は、次の質問に答えてみて欲しい。


    1 初対面の時何を話せばいいのか戸惑う。

    2 話をする時、相手の目を見ないことが多い。

    3 他人がいると、言動がぎこちなくなる。

    4 人が多いとかたくなる。

    5 他人と話をする時、ピントはずれなことをしゃべってしまうのではないかと不安だ。

    6 良く知らない人と同席すると緊張する。

    7 パーティーや行事の時は、ずっと居心地が悪い。

    8 異性が相手だと思うように話が弾まない。

    9 目上の人と話す時は、失敗しないように意識してしまう。



    これらの中で六項目以上当てはまる人は、実はかなりのシャイネス(恥ずかしがり屋)ということになるのだそうだ。

    また、当てはまるのが三項目以下だったならば、その人はなかなかの厚顔だということになるようである。




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Posted by ちよみ at 18:03Comments(0)ちょっと、一息 41