ちょっと、一服・・・・・⑲
2009年03月29日
~ 今 日 の 雑 感 ~
第二回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、日本代表(通称・侍ジャパン)が、見事に悲願の連覇を果たしました。主砲・村田選手の負傷による戦線離脱や、チームリーダー・イチローの開幕当初からの打撃不振、ダルビッシュ投手の乱調、試合への出場、不出場に関係する、チーム内に漂う不協和音、などなど、様々な難局面を乗り越えての世界一は、実に意義のある勝利といえるでしょう。(ただ、アメリカ戦の際に、六人の審判のうち四人がアメリカ人というのは、どういう人選なのでしょうか?しかも、この時の審判団の中に、日本人は一人も含まれていませんでした。もし、アメリカが審判を出すなら、そのうちの半数は、日本人にするべきです。これでは、まったく公平を欠きます。アメリカは、そうまでして、勝ちたかったのでしょうか?まったく、何をか言わんや-----ですね)
決勝戦を前にした一連のセレモニーでは、前回の優勝監督である王貞治氏が、自ら、優勝トロフィーの返還式に臨み、その際、脳梗塞で足が不自由となっている韓国代表監督の金寅植氏がベンチから出て来られないため、そこまで足を運び、金監督の肩を抱いて、ここまでの健闘をたたえ激励をした姿は、見る者に感動すら与えました。
試合中は、地鳴りのような韓国側応援団の鳴り物を使った大声援の中に、日本側応援団の声は、終始掻き消されてはいましたが、それでも、彼らの懸命なニッポンコールは、確実に選手たちへと伝わり、優勝へ向けての強力なエネルギーになったことは間違いありません。
今回の、WBCも、代表として登場したすべての国が、力の限りの戦いぶりを見せましたが、アメリカを下したベネズエラを相手に拮抗した試合を展開したオランダの頑張りには、目を見張るものがありましたし、これまで野球不毛の地とも言われて来たヨーロッパの台頭の目覚ましさを、実感させられた大会でもあったと思います。
そのような中でも、特筆すべきは、やはりキューバの破壊力のすごさでした。今回の選手たちは、キューバ野球史上最も強力な選手布陣で臨んだというだけあり、メキシコを相手とした一発攻勢の威力は、素晴らしいものがありました。しかし、敗者復活戦で、再び相まみえた日本に完敗した時、キューバのカストロ前国家評議会議長は、自国の選手を労うことはもちろん、日本の選手に対しても、「厳しく体系的な練習を欠かさず、特に投手陣は、凄まじい投球数の練習をこなして、今のこの舞台に立っている。われわれも、見習わなければならない」と、最大級の讃辞を贈りました。自国を破った敵に対して、これほどの言葉を言えるとは、その度量の広さに感服すると同時に、キューバにも、「侍魂」があるのだということに、感慨無量の日本人も多かったのではないかと思います。
それに比較して、韓国はどうだったでしょうか?決勝戦で日本に敗れた時、日韓の選手同士は、お互いの健闘をたたえ合い、それなりに美しい光景を演出してはくれました。しかし、いざ韓国内に目を転じますと、これまでのような表立っての日本批判は影を潜めていたものの、報道は、「イチロー、日本人ながら、よく打った」というような論調が多く、まるで、「日本人のくせに、世界一などとはおこがましい」とでも言わんばかりの報道が目立ちます。
カストロ前議長と、韓国のこの報道姿勢の違いは何なのでしょうか?わたしとしては、もはや多くを語りたくはありませんが、こういうことを見たり聞いたりするにつけても、国品とか人品というものには、やはり「潔さ」が、何より大切なのではないかと痛感した次第です。それこそが、真の「武士道精神」「騎士道精神」というものなのではないでしょうか?
第二回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、日本代表(通称・侍ジャパン)が、見事に悲願の連覇を果たしました。主砲・村田選手の負傷による戦線離脱や、チームリーダー・イチローの開幕当初からの打撃不振、ダルビッシュ投手の乱調、試合への出場、不出場に関係する、チーム内に漂う不協和音、などなど、様々な難局面を乗り越えての世界一は、実に意義のある勝利といえるでしょう。(ただ、アメリカ戦の際に、六人の審判のうち四人がアメリカ人というのは、どういう人選なのでしょうか?しかも、この時の審判団の中に、日本人は一人も含まれていませんでした。もし、アメリカが審判を出すなら、そのうちの半数は、日本人にするべきです。これでは、まったく公平を欠きます。アメリカは、そうまでして、勝ちたかったのでしょうか?まったく、何をか言わんや-----ですね)
決勝戦を前にした一連のセレモニーでは、前回の優勝監督である王貞治氏が、自ら、優勝トロフィーの返還式に臨み、その際、脳梗塞で足が不自由となっている韓国代表監督の金寅植氏がベンチから出て来られないため、そこまで足を運び、金監督の肩を抱いて、ここまでの健闘をたたえ激励をした姿は、見る者に感動すら与えました。
試合中は、地鳴りのような韓国側応援団の鳴り物を使った大声援の中に、日本側応援団の声は、終始掻き消されてはいましたが、それでも、彼らの懸命なニッポンコールは、確実に選手たちへと伝わり、優勝へ向けての強力なエネルギーになったことは間違いありません。
今回の、WBCも、代表として登場したすべての国が、力の限りの戦いぶりを見せましたが、アメリカを下したベネズエラを相手に拮抗した試合を展開したオランダの頑張りには、目を見張るものがありましたし、これまで野球不毛の地とも言われて来たヨーロッパの台頭の目覚ましさを、実感させられた大会でもあったと思います。

そのような中でも、特筆すべきは、やはりキューバの破壊力のすごさでした。今回の選手たちは、キューバ野球史上最も強力な選手布陣で臨んだというだけあり、メキシコを相手とした一発攻勢の威力は、素晴らしいものがありました。しかし、敗者復活戦で、再び相まみえた日本に完敗した時、キューバのカストロ前国家評議会議長は、自国の選手を労うことはもちろん、日本の選手に対しても、「厳しく体系的な練習を欠かさず、特に投手陣は、凄まじい投球数の練習をこなして、今のこの舞台に立っている。われわれも、見習わなければならない」と、最大級の讃辞を贈りました。自国を破った敵に対して、これほどの言葉を言えるとは、その度量の広さに感服すると同時に、キューバにも、「侍魂」があるのだということに、感慨無量の日本人も多かったのではないかと思います。
それに比較して、韓国はどうだったでしょうか?決勝戦で日本に敗れた時、日韓の選手同士は、お互いの健闘をたたえ合い、それなりに美しい光景を演出してはくれました。しかし、いざ韓国内に目を転じますと、これまでのような表立っての日本批判は影を潜めていたものの、報道は、「イチロー、日本人ながら、よく打った」というような論調が多く、まるで、「日本人のくせに、世界一などとはおこがましい」とでも言わんばかりの報道が目立ちます。
カストロ前議長と、韓国のこの報道姿勢の違いは何なのでしょうか?わたしとしては、もはや多くを語りたくはありませんが、こういうことを見たり聞いたりするにつけても、国品とか人品というものには、やはり「潔さ」が、何より大切なのではないかと痛感した次第です。それこそが、真の「武士道精神」「騎士道精神」というものなのではないでしょうか?