デジカメ化の悲哀・・・・・75
2009年06月26日
~ 今 日 の 雑 感 ~
デジカメ化の悲哀
デジカメ化-----である。カメハメハ-----ではない。

すみません。ちょっと、ふざけました。<(_ _)>
では、真面目に------。
最近、わたしの身の回りで、何軒もの写真屋さんがお店を閉めました。
いずれも、わたしが、かつてフィルム写真を撮りまくっていた頃に懇意にして頂いた、地元に古くからある写真屋さんです。
カメラのデジタル化の波に乗り切れずに、店じまいを余儀なくされたとのこと。
撮影の仕方や、カメラのレンズの選び方、手入れの方法など、親切に教えて下さったお店だったので、本当に、残念でなりません。
デジタルカメラは、年々、すぐれた機能の物が販売され、それも、自宅でプリント出来るような便利な世の中になって来て、写真店の利用価値が下がって来てしまったということが、閉店が続く理由なのでしょう。また、フィルム写真を撮る人が極端に減ってしまったということも、要因の一つなのかもしれません。
デジタルカメラは、性能もよいため、色々な遊び方が出来ますし、写真も、玄人はだしの素晴らしい物が撮れますから、今や、一億総写真家時代といっても過言ではありません。
でも、わたしは、やはり、フィルム写真が好きでした。ネガの良し悪しをレンズを使い、自分の目で確かめる時の、あのドキドキした気持ちは、デジカメにはありませんし、焼き方で、様々な顔が写真に生まれる楽しみは、自分という人間の個性その物を印画紙に刻みつけることができました。
街を自動車で走り、その写真屋さんのお店にシャッターが固く閉ざされているのを見るにつけても、時代の流れと、歳月の経つ虚しさを感じ、ほんのちょっぴり、胸を熱くする自分がいるのです。

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