給食のパンに小バエが・・・
2013年10月05日

岐阜県可児市の市立蘇南(そなん)中学校と市立東明(とうめい)小学校の給食で出されたパン計約100個にハエが付着していながら、両校とも付着した部分を取り除いて食べるように指導していたことが28日わかった。
市教委によると、付着していたのはクロバネキノコバエ(体長約1ミリ)。蘇南中では今月2日、ハエが付いたまま焼かれた丸パン4個が、また東明小では同9日、同様のクロワッサン約100個が見つかった。両校とも児童生徒の訴えで明らかになった。そのパンを食べた子供もいた可能性があるという。
市教委は、給食の異物混入で、「健康に影響がないと判断した場合は食べる」との方針を手引書で示しており、両校ともその手引書に従ったという。市教委は「配慮が足りなかった」として、手引書の改定を検討している。
パンは同県御嵩(みたけ)町の工場で作られ、製造過程でハエが付着したとみられる。この工場は周辺の町の学校給食用のパンも生産しているが、両校以外にハエが見つかったとの連絡はないという。(2013年9月29日10時16分 読売新聞)
このニュースにも驚いた。
小バエが100個ものパンに入っていたというのだから、このパンを作っている工場は、どれほどずさんな衛生管理をしていたのだろうかと、そちらの方が気になった。
発見されたのが約100個というだけで、もしかしたら知らずに食べてしまった児童もいたのではないだろうか。
しかも、この工場は9月2日にもハエ付きパンを出していたにもかかわらず、操業中止にもならないまま同じ過ちを繰り返したというところに、学校給食の摩訶不思議な実態があるような気がする。
もしも、これが普通の街のパン屋さんのしたことならば、即営業停止か、そうならずとも必然的に消費者離れが起こり、閉店に追い込まれ兼ねない失態である。
「今の子供は汚いものに不慣れ過ぎる。戦中戦後の食糧難のことを考えれば、この程度のことで目くじら立てるな」
と、いう声もあるやに聞くが、それにしても、パン一個にハエが4匹も付着していたのは異常だ。
「ならば、学校側が気を利かせて、不足分のパンを別のパン屋さんで買って来て食べさせれば・・・?」
と、いう意見もあったが、これがまた面倒くさい話で、もしも学校側が独自に購入したパンを食べさせ、児童が腹痛などを起こした場合は、責任が学校やパンを購入した教師に降りかかることになってしまうのだそうだ。
いくらなんでも、そんな怖いリスクは負えない。
つまり、今時のPTAや世間の激しい責任追及を回避するためには、不本意ながらこのような措置を講ずるしか方法がなかったというのが、学校側の言い分のようだ。
どうやら、この一連の問題の核心部分は、ただ単にハエが入ったパンを子供たちに食べさせたということだけでは済まされず、結果的に大事なのは児童の健康ではなく、それぞれの立場立場の大人たちの保身にあった----と、いうことに落ち着きそうだ。

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