実験刑事トトリ2
2013年10月20日

NHKの土曜ドラマ『実験刑事トトリ2』----やはり、期待通りの作品だ。
第1シーズンを観た時から、続編をやって欲しいと思っていたが、推理物としての練られ感が今シリーズはさらにパワーアップしている。
元動物行動学者の新米刑事が若い相棒刑事とともに難事件解決に奔走する姿は、一見『相棒シリーズ』にも似ているのだが、こちらはもう少し軽いタッチで描かれている。
事件の犯人が最初から判っているという設定は、いわゆる『刑事コロンボ』手法といえるだろうが、主人公の都鳥博士刑事が犯人の用いた綿密なトリックを、軽快に解き明かして行く過程が実に巧みで、思わず「へ~~~」と、納得せずにはいられない。
第一話の犯人は、著名な女性建築デザイナー。
長年パートナーとして彼女を支えて来た若手男性建築家が、職場の同僚女性と結婚するのを機に女性デザイナーの元から独立したいと言い出したことで、事件は起きる。
男性建築家が自分から去って行くのを阻止するために、彼女は男性の結婚相手である元部下の女性を殺害してしまう。
その際の犯人のアリバイ崩しと、殺害場所の特定がストーリー構成のキモとなっていて、二重の意味で楽しめる作品だった。
第二話は、大学の理工学部教授が殺害されるところから始まるのだが、犯人は自らの研究を教授の横暴によりとん挫させられそうになっている准教授。
ここにも、教授殺害方法と開かずの扉という二つの難問が、都鳥刑事の前に立ちはだかる。
もしも、ご覧になっていない方で興味がおありなら、ぜひ再放送を----。
推理力が試される佳作である。
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