残酷な沈黙・・・・・878
2010年12月28日
~ 今 日 の 雑 感 ~


元妻のタレント大桃美代子(45)に、ツイッター上で、タレント麻木久仁子(48)との不倫、結婚を暴露された渦中のAPF通信社代表山路徹氏(49)が26日、東京・渋谷区内で記者会見した。
山路氏は麻木と不倫関係にあったこと、また結婚していたことも認めた上で、真実を打ち明けていなかった大桃に対して「大桃さんに残酷な沈黙をしてしまって申し訳なく思っています」と全面謝罪した。
「残酷な沈黙」とは、さすがにジャーナリストだけのことはありますね。こんな明言が暮れも押し迫って飛び出すとは・・・。
サスペンスドラマのタイトルにもなりそう・・・。

今年の流行語大賞にノミネートされていたとしたら、かなりいい線行ったのではないでしょうか?
この三人の不倫劇は、年をまたいで更に展開の様相を見せようとしていますが、わたしが今回注目したのは、この山路氏の言葉でした。
以前もこのブログで時々書いていましたが、男性は、女性と別れたいと思い始めると、あからさまに「きみが嫌いになった」などということは言わないようです。
いや、言わないのではなく、言えないのです。それは、女性を傷つけたくないからではありません。表向きはそういう口実を付けますが、本音は、本心を話して女性の怒りを買うのが怖いのです。
結局、何のかんの言っても、自分自身を守ることだけが重要で、面倒な修羅場に発展することを恐れているだけなのです。
奇しくも、山路氏自身が記者会見の際に「(本当のことを話して)泥沼になっても困る・・・」と、いうような趣旨の発言をしていましたから---。
それにしても、別居する訳でもなく、普段と変わりなく共に生活をしていた夫から、突然離婚届を突きつけられた大桃さんの気持ちは、想像に余りあります。
麻木さんにしても、「ぼくの気持ちは、既に妻から離れている」と、山路氏に言われたとしても、未だ妻と共に生活している男性の言葉を鵜呑みにするほど疎い女性ではない筈ですから、その言葉を信じていたという発言も、眉唾の感が否めませんよね。
まあ、いずれにせよ、妻に対してまで婚姻関係の自然消滅を目論むとは、何とも姑息としか言いようのない男性の習性です。
しかし、これもブログに書きましたが、女性は誰しも言葉の動物ですから、はっきりした言葉を聞かないうちは、決して相手の行動を信じません。
もっと言えば、失恋が愁嘆場になってこそ、次のステップを踏み出せる生き物なのです。
そのため、大桃さんも離婚した後でさえ、元夫のことが忘れられなかったのです。山路氏がその口ではっきりと「きみには愛想が尽きた」と、意思表示をしなかったがために、今回のツイッター騒動になったのだと思います。
つまりは、姑息で卑怯な逃げ方をした男に対して、必然的な天罰が下ったとも解釈できるのです。
既に別の女性と結婚した男性のところへ、正式な別れの文句を聞かされていなかった元カノが、「わたし、まだあなたの彼女よね?」と、乗り込んだという話もあるくらいですから・・・。
もしや、「残酷な沈黙」は、大桃さんにとってではなく、山路氏自身にとってのものではなかったのか?
一連の騒動は、そんな皮肉な見方もできるように思うのです。

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