危険な「笑顔」・・・・・865
2010年12月17日
~ 今 日 の 雑 感 ~
危険な「笑顔」
「いつも微笑みをたやすな」「笑顔に勝るものなし」などと良く言われますが、これも時と場合によりけりだそうです。
笑顔は凶器にもなり得る-----なんて言ったら、そんなバカな・・・と、思われるでしょうが、かつてのベトナム戦争では、アメリカ兵が一番恐怖を感じたのは、ベトナム人の笑顔だったという話もあるのです。
日本人もこれに似て、とかく意味不明な笑顔を作っていることで、外国人の目には内面の判らない異様な国民と映るようです。
つまり、笑顔とは、その笑顔を見る人の気持ちによって友好の証ともなれば、不信感や恐怖を増長させる凶器ともなり得るという訳です。
たとえば、何か気苦労なことを抱えているむっつり顔の人を見ながら微笑みを浮かべていると、その様子を周りで眺めている人たちは、微笑んでいる人に対して「支配的で、悪意があり、小気味よさそうで、あざっけっている」という印象を持つそうです。
ところが、困惑気に眉をひそめている人を見ながら微笑んでいる場合は、周囲の人たちは、微笑んでいる人に対して、「平和で、友好的で、幸福だ」という印象を持つのだそうです。
このような具合に、相手の表情によっても、笑顔に対する評価は変わって来るのです。
犯罪者の笑顔は、「ふてぶてしい」と、思われるように、笑顔を浮かべている人を好きか嫌いかでも、その笑顔の意味は変わりますから、セールスマンが過剰な笑顔を振りまくと、「何か魂胆があるに違いない」「どうせ、営業用の作り笑いだろう」と、受け取られてしまい、信用してもらえないのです。
要するに、笑顔がプラスの効果をもたらすのは、相手との間にお互いの信頼関係や愛情が感じられた時に限るのです。
それが赤の他人同士でも、こうした時の笑顔は、好意を与えるためにも、最も有効な手段になるといえるのです。
また、笑いには免疫システムを強化し、病気への抵抗力を高める力があるともいわれるそうですから、家族や友人同士では、大いに笑顔を見せあって下さい。
笑顔には、色々な受け取られ方があるということを知った上で、上手に使い分けて下さいね。
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