温かい人、冷たい人・・・・・867
2010年12月19日
~ 今 日 の 雑 感 ~
温かい人、冷たい人
人は、初めて会う相手の印象を、たいてい二つの種類に分けて記憶にインプットするのだそうです。
その二つの種類というのが、「温かい感じの人」と「冷たい感じの人」です。
そして、「温かい」という言葉をプラスのイメージに、「冷たい」という言葉をマイナスのイメージに感じるのです。
この言葉は、何も人の印象に限ったことではありません。
何か商品を売ろうとする時も、その品物に対する説明の中に、一言、温かさを感じさせる単語が入るだけで、売れ行きも違うのだとか・・・。
「一家団欒」「ほかほかとした・・・」「和やかな」「穏やかな」「ふんわり」「明るい」「日溜まりのような」
こんな言葉を商品説明に加えるだけでも、客の購買意欲を盛りあげることができるのだそうです。
しかし、反対に、「冷たい」を連想させるような言葉は、夏限定商品以外のPRにはマイナスだということで、たとえば、忘年会シーズンのビールや発泡酒のコマーシャルでも、ビール自体の冷たさは際立たせても、客たちがいる場所の設定は、温かな湯気の立ち上るような店内というパターンがほとんどです。
ですから、もしも、あなたが友人を紹介するような時は、「温かで、思いやりのある、とても親切な人ですよ」と、いうような言葉を並べて下さい。
「冷静で、勤勉で、とても真面目な人です」と、紹介するよりも相手の受け取る印象は、かなり高評価となるはずです。
それも、「初頭効果」を狙って、「温かな」という一言は、必ず最初に持って来ましょう。
これを聞いた人は、まず、この「温かな人」という枠の中へあなたの友人のイメージを固定しますから、その後も簡単には印象がブレないのです。
「温かい人」「冷たい人」は、最初の言葉のイメージでほぼ決まるといってもいいのです。
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