イエス誘導法・・・・・1017
2011年04月21日
~ 今 日 の 雑 感 ~
イエス誘導法
有能なセールスマンは、客に決して「ノー」という言葉を言わせないといいます。
ですから、どうしても客が「イエス」と言わざるを得なくなるような話題しか口に出しません。
たとえば、
「今日は、天気が良いですね~」
「そうですね」
「桜が咲くのも間近ですね」
「本当に・・・」
「お花見にでも行きたいものですね」
「そうですね。行ってみたいですね」
と、こうした同意を引き出す会話を続けることで、相手の心に「イエス」という肯定のみのメンタル・セットを作り上げることが出来るのだそうです。
こうして、常に「イエス」と、答えさせて行くと、最後に肝心の質問である頼みごとをした時、相手は既に「イエス」と答えざるを得ない心理状態になっているのだといいます。
「----そういう訳で、この商品の良さはお判りだと思いますが、よろしかったら、お一つ如何です?」
「そうね・・・。せっかくだから一つ頂こうかしら」
これは、つまり、「イエス」と答え続けているうちに、相手の気持ちの中にセールスマンの言葉の真意を確かめようとする意識がなくなるからなのだそうです。
このイエス誘導法は、女性に何かをしてもらうためにも使いやすい方法だそうで、二つのグループに分けた若い女性たちにショートケーキを食べてもらうという実験をしたことがあったそうです。
まず、Aグループの女性たちにこんな質問をしたそうです。
「あなたは、自分の生活を豊かにする上で、食生活は大事だと思いますか?」
「はい」
「では、まずいものよりも、おいしい物を食べたいと思いますか?」
「はい」
「ここに、とてもおいしいショートケーキがあるのですが、食べてもらえますか?」
この最後の質問に対してAグループの女性たちは、全員が「イエス」と答えたのだそうです。
ところが、Bグループの女性たちには、こんな質問をしました。
「あなたは、ぶくぶく太った醜い女性になりたいですか?」
「とんでもない!」
「美容に良い低カロリー食よりも、太りやすい高カロリー食の方が好きですか?」
「まさか、そんなもの食べたくないわ」
「では、ここにとてもおいしいショートケーキがあるんですが、食べてもらえますか?」
最後の質問に「イエス」と答えた女性は、Bグループには一人もいなかったそうです。
もしも、誰かに何か頼みごとがある場合は、この「イエス誘導法」をうまく使うことも一つのアイデアかもしれませんね。
ところで、いつも気になって読んでいたある人のブログだけれど、コメントへの返事が一度も書き込まれないので不思議に思っていたところ、ついに、すべてのコメントが削除され、コメント欄自体も閉鎖された。
とにかく、自分の体験談だけを一方的に発信したい人だったんだね。
まあ、レスを書きたくないのなら、コメント欄閉鎖は良い選択だと思う。

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飼い主のエゴを許せるか?・・・・・1016
2011年04月21日
~ 今 日 の 雑 感 ~
飼い主のエゴを許せるか?
大震災のニュースに、被災地の避難所へ連れて行けないペット事情の特集がありました。
「避難所で犬や猫と一緒にいられないなんて、ひどい!ペットだって愛する家族なのに、どうして避難所に入れてはいけないの?」
という愛犬家、愛猫家からの声が被災地で上がったのだそうです。
(まあ、そんなこともあるだろうとは思っていましたが、案の定、文句を言いだす飼い主が現われたのですね)
確かに、家族同然のペットと離れ離れになるのは耐えられないという飼い主の気持ちも理解できなくはありません。
しかし、一方で、動物アレルギーを持っている人も多く、鳴き声や臭いが我慢できないという人も多いのも事実です。
小さな子供のそばに、他人の家の飼い犬がいるというのも親にしてみれば不安でしょう。
では、どうしてもペットと一緒に避難所へ行きたいという人に一つ訊いてみたいことがあります。
ペットが家族だというのなら、農家で飼っている馬や牛も家族ですよね?ニワトリやアヒル、ヤギやヒツジだって、家族ですよね?しかも、彼らは、犬や猫と違い、単なる癒し効果だけでなく、乳を出したり卵を産んでくれたり、しっかりと労働力にもなっているのです。
(うちの親戚では、タヌキやウサギ、ブタも飼っていましたが、実に可愛いものだといいます)
もしも、そんな農家の人が被災して、ペットの家畜と一緒の避難所で暮らしたいと言ったら、愛犬家、愛猫家の人たちはどう答えるのでしょうか?あなたの眠る頭の上で、他人の家の牛や馬が尿や糞をすることも許せますか?
要は、そういうことなのです。
自分の飼っているペットだけは特別だ----などという考えは、少なくとも避難所生活では通用しません。
だからこそ、あなたの愛犬や愛猫には、非常時以外の時には、とびきりの愛情をこめて接してあげればいいのです。
万が一、別れが来た時に後悔しないように・・・。
因みに、わたしならペットと一緒の避難所など絶対にご免です。
たとえ、どんなに可愛い犬や猫だろうと、これは譲れません。
うるさかったり臭いのは、人間だけで十分ですから!

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