因果はめぐる
2011年11月06日
因果はめぐる

足を踏まれた者の痛みは、踏んだ者には判らない----とはいうが、正に因果はめぐるということがブログ内でも起きることがある。
わたしは、ブログを始めた当初、ブログのいろはも良く判らぬままに、単に面白いと思うブログ記事へ、何の疑いも持たずにコメントを書き込ませてもらっていた。
ある日、今もナガブロ常連のあるブロガーの記事に共感し、ついコメントを書き込んでしまったのだが、そのブロガーからの返事は、実に人を食った冷たいものだった。
そのブロガーの心理を現在の視点から想像するに、「たかだか、昨日今日ブログを始めたばかりの素人が・・・」と、いうようなものだったに違いない。
そんな返事をもらってからというもの、そのブロガーのブログなど二度と読むまいと決めたのだが、昨日、たまたま開いたブログがそのブロガーの記事だった。
せっかく開いたのだからと読んでみると、そのブロガーは現在ブログサイト内の問題でほとんど人間不信に陥っているらしく、記事内容は恨みつらみの羅列だった。
このナガブロ内では、既にさまざまな損得を経験しているわたしからすれば、何故今さらその程度のことを気に病むのか---と、思えるほどのささいな問題なのだが、これまで培ってきた自身のプライドのすべてを崩壊させられたかの如き屈辱と怒りが、その文章からはにじみ出ていた。
おそらく、今のそのブロガーには、周囲の人間が尽く敵に見えるのだろう。
しかし、そういうそのブロガーにも、実は過去に自らが高慢にも鼻であしらった相手がいるのである。
そうした事実を踏まえ、自分が今まで書いて来た記事がどれほどの価値のものか、ようやくそのブロガーにも客観視できる良いチャンスが来たと自戒し、これからはもっと謙虚な気持ちで記事を書いてもらいたいと考える次第だ。
とかく、ブロガーは狭いブログサイト内だけの人生観しか持てないためか、他人の痛みの判らない者が多いといわれるが、やはり、足は踏まれれば痛いのだということを、この際しっかりと胸に刻んでもらいたいものである。
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