またまた『"DOCTORS"~最強の名医~』の感想
2011年11月18日
またまた
『"DOCTORS"~最強の名医~』の感想
『"DOCTORS"~最強の名医~』の感想

『DOCTORS~最強の名医~』----高嶋政伸の演技には、毎回脱帽だ。このドラマは、彼のあの奇々怪々な演技なくしては語れないような気さえする。
沢村一樹の演技もそれなりにユニークではあるが、過去に妻を病気で亡くしているというトラウマ設定が邪魔な気がして、やや魅力薄のきらいがある。
わたしは、個人的に、主人公が重いトラウマを抱えているというストーリーがあまり好きではない。
「結局は、そこなのね」

と、主人公の型に嵌った生き方の着地点が見えてしまうからである。
では、『チーム・バチスタシリーズ』の白鳥圭輔はどうなんだ?ということだが、相棒でありメインの主人公である田口公平の方に、今のところそれがないので気に入っているのだ。
で、四話目で初めて伊藤蘭扮する内科医が総合診療科の医師であるということが判った。(三話目をまだ観ていないので、それまでに判っていたのかもしれないが・・・)
それにしても、ストーリーにあったように、もしも患者に受診料や入院手術代を支払う目処が立たず、家族もそれを拒否した場合、一体誰が費用を負担することになるのだろう?
沢村演じる相良医師が、どんな極めつけのアイデアを出してくれるのかと期待したが、結局最後は長年離れて暮らしていて支払いを拒否していた患者の家族が現われてハッピーエンドとなってしまった。
出来れば、そこは、もうひとひねり欲しかったような気がするが・・・。
とにかく、この病院の医師でまともな常識的神経の持ち主は伊藤蘭扮する女性内科医だけのようだ。
とはいえ、まあ、最初の出だしの何処かで見たようなエピソード構成から、ようやくこのドラマ独自の描き方に発展しつつあるようで少し安心した。
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