Green wood fantasia










    おもちゃのようなデジカメで、撮りました。
    夏の夕日は、何処となく色気があって、いろんな表情を作っ
    てくれます。  


Posted by ちよみ at 12:06Comments(6)写 真

幽霊電話・・・・・59

< 不 思 議 な 話 >


幽 霊 電 話


    これは、わたしの従姉が体験した出来事です。

    わたしの従姉は、A町とB市の二か所に家を持っていまして、ほぼ毎日のように、自家用車に両親を乗せて、その二軒の自宅を行き来しているのです。

    何故、そんな面倒なことをしているのかといいますと、つい最近まで一家はA町の家で暮らしていたのですが、両親の体調が思わしくなくなってからは、大きな病院のあるB市に住んでいた方が、何かと都合がいいということで、そちらの方へ生活の場を移した訳なのです。しかし、もともと温泉場育ちの両親は、お風呂だけは温泉に入りたいというので、従姉は、毎日、両親をその温泉へ入浴させるため、A町へと連れて行かなくてはならなくなったのです。

    その従姉は、未だ独身ということもあり、両親は、一人っ子の彼女に頼りきりで、彼女がいなければ、もはや一日が成り立たないという状態にまでなっているのです。そんなある日のこと、いつものように両親を自動車に乗せて、A町へ行くべく、川沿いの県道を走っていた時でした。かつて、遺体を火葬していた場所で、通称『焼き場』と呼ばれた施設の跡地の前を通り過ぎようとした時のことでした。

    いきなり、「お~い!」と、いう、男の人の声が聞こえたのだといいます。従姉は、その声に聞き覚えがあったので、何だか奇妙に感じて、後部座席の両親に訊ねました。

    「ねえ、今の男の人の声、死んだおじいちゃんに似ていなかった?」

    すると、両親も、確かに似ていたような気がすると、言います。三人は、不思議な気持ちで、そこを通り過ぎましたが、おかしなことに、翌日、再び同じ場所へさしかかると、またも、「お~い!」と、呼びかけるような男の人の声を聞いたのでした。

    従姉と両親は、何とも奇妙な気持ちになりながらも、A町の自宅へ入り、両親は近所の共同浴場へと出かけ、家には彼女一人が留守番をしていたのでした。すると、しばらくして、二階にある彼女の部屋から、電話のベルが鳴るような音が聞こえてきました。しかし、一階にある電話の親機は、呼び出し音を発してはいません。そのベル音は、二階にある子機のみから聞こえてくるようでした。

    「親機が鳴らないのに、子機だけがなるなんて、変なこともあるなァ------?」

    と、思いながら、従姉は、二階へ階段を上がり、自室の子機を耳に当てました。すると、受話器の向こうから聞こえて来た声は、

    「〇〇か-------?おれが、呼んでいるのに、何で知らん顔して行っちまうんだ?」

    その声は、紛れもなく、彼女の亡くなった祖父のものでした。従姉は、思わず子機を放り出し、その場から逃げ出してしまったそうです。

    今でも、その場所を通り過ぎる時、ごくたまに、男の人の呼ぶ声が聞こえるのだそうですが、従姉は、その声が聞こえると、「判った、判った、聞こえているよ、おじいちゃん!」と、返事をして行き過ぎるのだと言っていました。  


Posted by ちよみ at 12:08Comments(2)不思議な話

前知事への疑問・・・・・58

~ 今 日 の 雑 感 ~


前知事への疑問


    わたしが、未だに腑に落ちないことに、前長野県知事の田中康夫さん(現・新党日本代表)の人材登用が、どのような基準でなされていたのかという問題があります。

    前田中知事は、2000年の10月26日に長野県知事に就任すると、当初は、県知事としては驚異的ともいえる、91.3パーセント(信濃毎日新聞社の調査)という県民の支持率を得て、反知事派の県会議員たちからは、「ヒトラーの再来」とまで評されました。

    この時、県民は、これまでのいわゆる県民不在ともいえる長年の県政が、ようやく自分たちの身近に下りて来てくれたと、諸手を上げて歓迎し、自分たちの意見が、直接田中知事の元で反映されると、期待したものです。その気持ちに応えるように、田中知事も、「ガラス張りの知事室」を県庁一階に設けたり、「ようこそ知事室へ」などという、県民との直接対話を積極的に実践して行きました。

    さらに、「脱ダム宣言」や、「脱記者クラブ宣言」などを次々に打ち出し、斬新な切り口で、これまでの県政を批判して行きました。

    しかし、そんな前知事の人事に対する対応は、次第に県民の感覚とはずれた方向へ進んで行くようになります。県民が最も期待したのは、自分たちが自ら県政運営を担って行くことだったはずなのに、知事が起用したのは、県以外の外部からの採用人員だったのです。しかも、知事は、自分で選んだ職員でさえ、これまでの県庁職員や、県民と気持ちを通わせて仕事をするようになると、容赦なく切り捨てて行きました。まるで、県民に溶け込むことは、自分への裏切り行為だとでもいうように-----。

    わたしのような、まったく県政などに疎い人間の目にも、その対応処置は、ある意味ヒステリックにさえ映ったものです。

    そんな中行われた県会議員選挙に、わたしの知り合いの女性が立候補しました。二十代で離婚を経験し、女手一つで男の子を育て上げ、離婚後に大学も卒業、自らの境遇を書いた小説で、賞も取っているという才媛です。

    彼女は、田中知事の応援を受けて選挙に臨んだのですが、ある個人演説会の会場での田中知事の応援演説は、何処か、彼女への嫉妬心さえ感じられるような口振りでした。

    彼女は、「田中寄りの女性候補など、県会に出す訳にはいかない」と、考える人たちが擁立した別の男性候補に敗れましたが、わたしには、彼女が負けた理由は、対立候補にあるのではなく、田中知事にあったような印象を受けたことを覚えています。

    前知事は、どうして、もっと、県民や県職員を信じられなかったのでしょうか?どうして、もっと、県民の力に頼ろうとしなかったのでしょうか?長野県民は、知事にとって、それほどに無能な人間たちの集まりだったのでしょうか?もしかしたら、知事は、自分が、長野県知事であるということを、すっかり忘れてしまっていたのではないか?-----そんな評価をする人もいます。

    結局、前田中知事は、真の意味での信州人になり切れなかったのかもしれません。     続きを読む


灼熱のロレンス

「詩」


灼熱の  ロレンス


   シャリフの白き衣は

      吹き荒れる砂塵とたわむれ

   月光にぬれる  銀の髪には

      背徳の女神すらも  ひれ伏す

   風紋が語るは
 
      幾千年の  血の礎(いしずえ)

   おお  灼熱の  ロレンスよ

   きみの野望と  肉体の風化は

        かくも  この場所にふさわしいというのか 



   


Posted by ちよみ at 16:14Comments(0)

被害妄想もほどほどに!・・・・・57

~ 今 日 の 雑 感 ~

被害妄想もほどほどに!


    これは、わたしが、ある商店のご主人から聞いた話です。

    最近は、町内でも外国人の姿をよく見かけるようになり、その外国人たちの中には、日本で働くことを目的に来日している人たちもいます。そういう外国人の人たちは、休日ともなると、何人かのグループで、町内外の色々なお店を渡り歩き、ショッピングをしたり、食事をしたり、思い思いに過ごすのだそうです。

    ある日のこと、そういう就労外国人の一つのグループが、そのご主人のお店へやって来ました。お店の中には、先客であるお年寄り観光客数名の、こちらもグループが、旅行帰りにご近所へ配るお土産物を選んでいたのだそうです。

    すると、そのお年寄りたちがいるにもかかわらず、外国人グループが、いきなり、自国の言葉を遣い、大きな声で会話を始めたのでした。それを見たお年寄りグループは、びっくり仰天。そそくさと、お店から出て行こうとするので、ご主人が、慌てて引き留めにかかると、お年寄りたちは、

    「また、来ます。わたしら、外人は苦手なんだよ。おっかないから、帰るね」
    
    と、言って、お店から出て行ってしまったのでした。せっかく、買い物をしてくれると思っていたお客を逃し、がっかりしたご主人は、何も買い物をする素振りもなく、ただただ、ぺちゃくちゃと話をしては笑い声を立てている外国人客に向かって、「何か、欲しい物でもあるのですか?」と、訊いたところ、彼らは、それを無視して、なおもしゃべり続けるので、ついにご主人は、

    「お店は、ここだけではないので、他を当たってみた方が、めぼしい物が見つかるかもしれないから、行ってみなさい」

    と、その外国人たちが、帰るようにしむけたのだそうです。すると、店を出た外国人グループは、何を思ったか、その足で交番へ駆け込み、「外人だから、差別された」と、警察官に訴えたのでした。

    相談を受けた警察官は、しばらくして、そのお店へ出向き、「そういう心ない対応をされると、国際問題に発展する恐れもあるので、気を付けて欲しい」と、ご主人を諭したというのです。しかし、ご主人にも言い分はあります。その警察官に、そうなった経緯を事細かに話した後で、
   
    「おまわりさんは、いったい何処から給料をもらっているんです?県民の税金からでしょう?その税金は、わたしたち県民が、汗水たらして稼いだ金なんですよ。せっかく買い物をしてくれるお客さんが、外国人に驚いて逃げ出して、結局売り不足をすれば、回りまわって、おまわりさんたちへ払う税金が、出なくなるということでもあるんですよ。外人の勝手な言い分ばかりを聞いていないで、もっと日本人を大事にしたらどうですか?」

    と、切々と、語ったのだそうです。すると、その警察官も、「そういうことだったとは知らなかった。外国人の言い分ばかりをうのみにしてしまった」と、言って、帰って行ったのだとか------。

    正に、被害妄想が引き起こした騒動でした。自分たちの迷惑行為は棚に上げ、すぐに国際問題を持ち出すのは、やめて欲しいと、そのご主人は、本当に迷惑顔でした。(ーー゛)  続きを読む


激   痛・・・・・56

~ 今 日 の 雑 感 ~


激    痛


    皆さんは、人間の身体の骨からカルシウムが溶け出して行くと、身体にはどのような変化が現れると思いますか?

    身長がどんどん低くなる-----それは、判りますよね。その他には、身体中の関節という間節に、物凄い痛みを生ずるようになるのです。でも、始めのうちは、ほとんど自覚症状がないために、骨がもろくなって行っていることにまったく気が付きません。

    しかし、徐々に関節を中心に痛みが出始め、やがて、その痛みに耐えきれなくなり、整形外科や整骨院を訪れるのです。でも、原因が、骨にあるのではない病気の場合は、それらの対処法では、焼け石に水です。しかも、次第に、激痛は全身に広がり、筋肉も衰え、立ち上がることも歩くことも出来なくなって行きます。

    そして、骨から溶け出し血液中に激しく増加したカルシウムは、食欲不振を招き、恐ろしいほどの喉の渇きを誘発します。唾液がまったくと言っていいほど出なくなり、手のひらや足の裏がやたらに熱く感じるようになります。それだけではなく、そのカルシウムが腎臓で溜まり、結石を作ります。

    頭蓋の骨も薄くなるために、歯を支える骨も薄くなり、歯がガタガタになりますから、もちろん固い物は食べられなくなります。耳鳴りがして、ひどい動悸にも襲われます。身体は、短期間で激痩せし、皮膚は蒼白くなってきます。

    そこまで来ると、肋骨が骨折し始め、両肩が下に落ち、背骨が曲がり、頭の重さで、上半身が湾曲し、圧縮状態になるのです。二十四時間続く激痛は、尋常な痛みを通り越して、白眼には血液が溜まり、身体中に張り付けた湿布薬で、皮膚はかぶれ、もはや、寝たきり状態になってしまうのです。

    わたしの場合、そんな様々な症状が、手術を受けるまで、約五年続きました。しかし、手術を受けた後は、また、それ以上ともいう激しい痛みが待っています。それについては、また次回、お話ししましょう。face07





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ブログの謎・・・・・55

~ 今 日 の 雑 感 ~


ブログの謎


    ブログを書いていると、時々不思議な現象に出会うことがある。

    わたしは、よく、他の人のブログを読んでいて、気付いたことなどを自分のブログの中で批評させて頂いたり、それを元に考えを膨らませて記事を書いたりもするのだが、その元になるブロガーさんの中には、これまで一度もわたしのブログに「足あと」を残したことがない人もいる。

    それなのに、わたしがその記事を書いてアップした日に限って、わたしのそのブログを読みに来られるのだ。

    どうして、そのことが判るのか?実に、不可思議である。別に、読まれて困るような物は、書いてはいないので、読んでいただくことはありがたいのだが、偶然にしては、あまりに出来過ぎているような気がしてならない。

    誰かが、先にわたしのブログを読んでから、その元になったブログのブロガーさんに、「あなたのブログを、他のブロガーが批評してるよ。見てごらん」-----なんて、メールか何かで、連絡をしているのだろうか?

    それとも、モデルとなっているブログの筆者が、「わたし、見ましたよ」------とでもいうつもりで、わざと「足あと」を、残されて行くのだろうか?

    いろいろなケースが考えられるが、近頃、少々気になる現象ではある。

    もしも前者の理由であるのなら、それだけ、他のブロガーさんたちは、既に顔見知りか、横のつながりが強いということなのだろうか?

    あいにく、わたしには、そうしたブログコメントやメッセージ外での会話をするブロガーはいないので、いずれにしても、想像の域を出ないのだが・・・・。icon23  


八方美人は敵だらけ・・・・・54

~ 今 日 の 雑 感 ~


八方美人は敵だらけ


    昔から、「八方美人は、八方を敵に回す」と、いう諺があります。
    周りに気を遣いすぎて、誰にも良い顔をしていると、それらの人たちとの付き合い方に矛盾が生じて、結局、優柔不断人間だと思われ、全員に嫌われてしまうという言葉です。

    あっちの人にも、こっちの人にも良い顔をして、AさんとBさんが仲たがいをしているのに、Aさんに向かって「あなたのいうことが正しい」と、言い、今度はBさんに向かって、「Aさんの言っていることは、間違っているよ。あなたの方が正しい」などと、平然と言ってのける訳です。そんな態度を取り続けていれば、いつかそのことがAにもBにも知れて、結果的に、「なに、あの人、その場限りのお世辞ばかり言って!」と、周囲の不信と怒りと買ってしまうのです。

    でも、そういう人に限って、自分は皆の良き相談相手で、みんなが自分を頼って来てくれる-----などと、大いなる自負心を抱いているもので、いつも、「わたしは正しい人間だ。みんながわたしのアドバイスを必要としている」と、本気で思っているのです。しかし、周囲が呆れた目で、その人を見ているということには、まったく気が付きません。

    まあ、考えようによっては、無邪気な子供のような可愛い人だと、言えなくもないのですが、聞く方にすると、「この人は、いったい誰の味方なのだ?」と、思い、腹立たしくなるのです。

    実は、わたしの周囲にもこういう類の八方美人がいまして、その人とどうしても立場上仕事をしなければならないということで、「会うたびに不愉快だ」と、嘆いていた女性がいました。その女性が、ある日、わたしに言いました。

    「わたし、やっと気が付いた。あの八方美人、結局は誰の味方でもないのよ。自分が一番可愛いの。周りから、いつもいい人だと思われていたいもんだから、ああいう嘘をつきまくるわけよね。でも、人間は、みんなが尊敬する人物なんかになれる訳ないし、十人の友達がいれば、三十人の敵がいる-----それが、当たり前なのよ。だから、わたしは、嫌なものは嫌だというし、間違いは間違いだと、はっきり言うことが大事だと思うのよ」

    まったく、その通りだと思いました。八方美人は、自分のことが大好きなんです。自分は、素晴らしい人間なんだと、いつも自慢していたいのです。俗人など相手にするような、小さい人間ではないと、心の底で思っていることが、つい、お門違いの人間愛に発展してしまうのでしょう。

    しかし、その人の言葉で、誤った認識を植え付けられて、右往左往と振り回される周囲は、本当に迷惑です。

    そういう八方美人-----あなたの周りにもいませんか?face03