ファッション今昔
2012年03月18日
ファッション今昔

これは世界共通のことなのだろうか?
ファッション感覚がある時代から、あまり動かなくなったように感じる。
たとえば、わたしの父親世代が若い頃身につけていた背広やネクタイは、わたしの弟の世代はファッションセンス的にも違いがあり過ぎて、とても身につけることは出来なかった。
まあ、父親が若い時代の背広などのスーツといえば、ほとんどがオーダーメードで、テーラー仕立てだったからなのだが。
ところが、弟の息子たちは、父親である弟がかつて着ていた服を今でも平気で着ることができる。
まったく、違和感がない。
ジャケットにしてもネクタイにしてもTシャツにしても、無理なく共有できているのだ。
もちろん、弟と甥っ子はほとんど体格差がないので、このようなことが可能なのかもしれないが、それにしてもセンスという意味からすれば、ほぼ共通である。
しかし、わたしの父親が若い時に着ていた服を弟が着たとしたら、正に昭和時代の芝居用衣装か?----と、思われてしまうに違いない。
では、現代の若者のファッションは果たしてどうだろうか?
今の若者世代が親となり、その子供たちが二十歳以上になった時、親が若い頃に着ていた洋服をタンスの奥から引っ張り出し、何の抵抗もなく着られるものであろうか?
う~~ん、それを考えるとかなり大きな疑問符がつく気がする。
そんな風にファッションを考えると、若者たちは自分に子供が出来た時のことを想像してあまり冒険はせずに洋服やバッグを選んだ方が、ある意味経済的だといえるのかもしれない。
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