女性が占い好きなわけ

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    この間、ニュース番組の中の特集で、「何故、女性は占いにはまりやすいのか?」と、いう話題を取り上げていました。

    番組には占い師の女性も何人か登場していて、一人の女性占い師が説明することには、

    「占いは、ある意味女性にとって心のサプリメントのようなものなんですよ」

    と、語っていたのが印象的でした。

    確かに、そうなのかもしれませんね。

    占いは、それを信じる人にとっても、決してはっきりと効き目が判る医薬品のようなものではなく、飲んでいると安心出来るとか、ちょっと調子が良いような気がする----と、いった具合の、あくまで個人の微妙な感覚で評価出来る程度の心の栄養剤なのかもしれません。

    「〇月が誕生月のあなたの今日の運勢は、何事にも前向きに取り組むことで交友関係も好転し、仕事も順調に進むでしょう」

    たとえば朝のテレビ番組の占いコーナーでこんな結果が出たとしたら、何とはなしに、

    「よし、今日も一日前向きに頑張ろう」

    という気合いも入りますよね。

    それにしても、どうして男性に比べて女性の方が占いを信じやすいのでしょうか?

    いや、頭から信じないにしても、占いが好きな人が女性には多いように思います。

    それは心理学的に考えても、男性よりも女性の方が物事を受け身に捉える人が多いことと関係があるようです。

    また、女性はたとえ男性と職場が同じでも、事務職や専門職などで働く割合が高いために、日々限られた人同士の交友関係しか体験できず、世間が狭いということにも理由があるようで、さらに、家庭の主婦ともなると、家族以外の他人との接触はますます少なくなるはずです。

    となると、単調な毎日の退屈さを紛らわせるもっとも手っ取り早い方法が、いわゆる「空想」とか「想像」の類です。

    人は、「もしも----が起きたら・・・」と、空想や想像といった仮想世界を思い描くことで明日への活力を養おうとする生き物ですから、結局は「希望」とか「夢」というものも、この未来の仮想世界に向かって歩もうという意志の表われと考えるべきなのです。

    つまり、占いは、そうした仮想世界を思い描くための入口を示してくれる道しるべの役目を果たすものだといえるわけで、毎日の仕事で目の前の現実と向き合う必要に迫られる男性よりも、女性の方がより空想を巡らせる時間が多いということに、主な理由があるのかもしれません。



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Posted by ちよみ at 17:26Comments(2)ちょっと、一息 15