怒りのコントロール方法?

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    わたしの知り合いに不思議な女性がいる。

    その女性は、どんなに人から嫌がらせをされても、その時はものすごく落ち込むのだが、一日も経てばまたその嫌がらせをした相手のところへ手土産を持って、いそいそとおしゃべりに出かけるのだ。

    そんな彼女に友だちは呆れ返り、

    「あれほど、『あんな言われようはない』って怒っていたはずなのに、どうしてまたご機嫌伺いになんか行くわけ?」

    と、訊いても、彼女は一言、

    「だって、あの人とおしゃべりしたいんだもの」

    と、あっけらかんと答えるのだ。

    このおそるべき神経の鈍さは何なのだろうと考えたところ、一つの結論に達した。

    女性は、何も嫌がらせをした相手を許しているわけでも、大人の理性で悔しさを我慢しているわけでもなく、ただ単に、

    相手が自分にした嫌がらせを忘れるほど、外出とおしゃべりそのものが大好きなのだ。

    おしゃれをしてお出かけしたい----と、望む気持ちがあまりに強いために、たとえ会話の相手がどれほど嫌な人でもそんなことはどうでもよく、何度でも同じ相手のところへ出かけて行ってしまうのである。

    つまり、彼女は、言わば他人が簡単には真似の出来ない「怒りのコントロール方法」を身に付けているといっても過言ではないのである。

    そして、その秘策が、

    「嫌なことは絶対に思い出さない」

    と、いうものなのであった。

    彼女は、今が大事なのだ。常に、今しか見ようとしない。

    それが、彼女の中の怒りの感情を消し去ることにつながるのである。

    人は、過去の出来事を思い出すから腹も立つし落ち込みもするが、端から忘れ去って行けば何の気苦労もないはずである。

    彼女の場合は、そのどちらかといえばおおざっぱな性格も相まって、他人から受けた嫌がらせでさえも一瞬のうちに忘却するという特技を持っているわけである。

    思い出さないということは、確かに気持ち的には楽になるだろう。

    しかし、それが果たして脳のために良いことなのであろうか?

    過去の出来事を思い出すことで悔しさや怒りを蒸し返し、ストレスを溜めることは身体に良くないようには思うのだが、記憶を維持するという点から考えれば、思い出さないということは、感情の起伏を自ら放棄するという作用にもなるため、ほとんど脳細胞を活用していないということになりはしないだろうか?

    とはいえ、彼女のように悩みなく生きることが出来れば、どんなにか幸せだろうとは思うのだが・・・。



    
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Posted by ちよみ at 22:10Comments(2)ちょっと、一息 14

こんな名前でいいのかな?

こんな名前でいいのかな?child




    近頃の子供の名前って、すぐには読めない難解なものが多いですよね。

    今日、何気に新聞を読んでいて、そこに赤ちゃんの名前が並んでいたので見ていたのですが、ほとんど読み方が判りませんでした。

    律希(りつき?)

    玲來(れき?)

    歩夢(とむ?)

    天那(てんな?)

    柊音(しゅうと?)

    義仰(よしゅあ---だそうです)

    正直、良く判りません。(?_?)

    ご両親は、一生懸命考えて命名されているのだと思いますが、果たしてお子さん自身の気持ちはどうなんでしょうか?

    必ず「どう読むんですか?」と、名前を呼ばれる度に質問されることになるでしょう。

    わたしなど、こうした難読名は一度呼び方を教わっても、すぐに忘れてしまうような気がします。

    何だか、とても「?」に思うこの頃です。

    ご両親は、お子さんがいずれはおじいさん、おばあさんになることを想定しているのでしょうか?

    お子さんが高齢になってから病院の待合室にいる時、たとえばこう呼ばれるんですよ。

    「山本風愛斗(ふぁいと)さ~~ん(仮名)、一番診察室へお入りください」

    椅子から立ち上がる老人を見た周囲の人たちの反応は・・・?

    名前をつける時は、親の趣味や希望だけを優先するのではなく、お子さんの将来を考えてある程度の想像力を働かせることも大事なのではないかと思う、この頃です。



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Posted by ちよみ at 18:18Comments(4)ちょっと、一息 14