特急ゆけむり

















りんご畑の青い空   続く線路をかろやかに   

                    走る赤い矢   ゆけむり号
  


Posted by ちよみ at 20:24Comments(6)写 真

下水道工事をしない訳・・・・・93

~ 今 日 の 雑 感 ~


    
下水道工事をしない訳



    リ・まんぼーさんのブログ記事を読んでいて気が付きました。

    我が家は、既に、四十年以上前から水洗トイレなのです。

    祖母が、落とし便所が嫌いで、ご近所に先駆けて水洗にしました。

    しかし、近年の自治体推奨による下水道工事は、未だにしていません。少し前までは、下水道につなぐ工事をすると、自治体から一世帯につき、百万円の補助が出たのですが、それでも、我が家は、浄化槽で通しています。

    もちろん、それには理由があります。

    あの、阪神大震災の時、トイレを下水道につなげている家は、自治体からの命令で、倒壊を免れた家もトイレの使用を止められたのです。

    つまり、一件でもトイレを使用すると、下水道の先にあるし尿処理施設に影響が及び、衛生的にも問題があるということで、全世帯がいっせいに、トイレ使用を禁止させられてしまった訳です。

    その結果は、もう、皆さんがご存じの通りです。

    簡易トイレが各避難所などに設置されたものの、とても数が足りず、利用者のマナーの悪さもあって、汚れがひどく、とても使えるものではなくなっていたとか-----。そして、その清掃作業にあたっていたのは、中学生や高校生だったのです。

    もちろん、その努力に感謝する声もたくさんあったそうですが、中には、「さっさと掃除をしろ!」などという、罵声を浴びせた非常識極まりない大人もいたと聞きます。

    これをテレビのニュースで観た時、うちは、下水道にはつながないようにしようと、決めました。もしも、つないでなければ、万が一の時も、家のトイレを使用することが可能です。

    もちろん、年に二回ほどの浄化槽の点検があったり、汲み取りにかかる費用も馬鹿になりませんが、それでも、万が一のことを考えると、心配で、下水道化は出来ないのです。

    自治体は、下水道工事を各家庭に勧める際に、こういう場合もあるという説明はしてくれませんでした。

    トイレは、日に何回もお世話になる重要な場所です。ある意味、風呂よりも、寝室よりも、台所よりも大切な設備です。

    トイレをないがしろにする者は、トイレに泣くと、わたしは思うのです。face09  続きを読む