ブログは公器に非ず・・・・・102

~ 今 日 の 雑 感 ~


ブログは公器に非ず


    
    一月ほど前、ある知り合いから、いきなり、「ああいうこと、ブログに書かないでよ。書くなら、わたしの許可をとってからにして」と、言われました。

    その知り合いは、自分はパソコンや携帯電話を使う訳ではありませんが、ある人のところで、偶然、この「ナガブロ」を見たのだそうです。

    わたしは、その知り合いのことなど、ブログに一度だって書いたことはありませんし、正直、ブログネタになるような人間ではありません。

    何が、不満だったのかと問いただしたら、その人の知人がブログ記事に匿名で書かれていたというのです。つまり、その人が知人のことを、わたしにしゃべったように思われるというのです。

    でも、わたしは、その知人の話を、まったく別のルートから仕入れたもので、しかも、名前を挙げて書いている訳でもありません。ですから、わたしは、その人に、こう言いました。

    「そもそも、ブログという物は、公の新聞や雑誌の類とは全く違うもので、ごく個人的な日記のように、原則として何を書いても自由なのだから、関係ない部外者から、あれは書いてもいいが、あれは書いてもらっては困るなどという注文を付けられる筋合いのものではない。それに、わたしがブログを書いていることを知っていたとしても、知らない顔をしているのが礼儀というものだ。バーチャル世界と現実を混同し、個人的な文句を付けるのは、最も無粋な人間のすることだ。だいいち、その本人からクレームが付いた訳でなないのだから、あなたに何の関係があるのか?」

    そうなのです。その記事中の本人が文句を言って来たというのなら、わたしも対処のしようがありますが、自分がしゃべったと思われる-----などという戯言に、いちいち付き合っている訳には行きません。

    どうやら、その人は、ブログと新聞などの公器を、一緒くたにしているようなのです。ブログに記事を載せる時に、その都度、証言者に会って裏取りをするブロガーが、何処の世界にいるでしょうか?勘違いも甚だしいと思いました。

    それに、わたしが、その人から、代金をもらって記事広告の形で文面をブログに掲載しているというのならば、話はまた別ですが、こんな記事を書いても、一銭の得にもならないのです。

    また、その人は、わたしが他のブロガーのブログにコメントを書いているということまでも、ご丁寧にチェックして、余計なことを書いていないかを調べているようなのです。

    呆れて話になりません。

    インターネットを使う人間と、使わない人間とでは、これほどまでに公共のメディアに対する認識が違うのかと、驚きました。トンチンカンにもほどがあります。

    むろん、ブログだからといって、どんなに卑劣なことを書いても許されるというものではないでしょうが、実名を出して個人を特定するわけでもなく、ましてやブロガーが匿名というハンドルネームで書いているのですから、そこまで、干渉される理由はないと思います。

    もしも、ブログに書かれるのが嫌なら、これからは、決して誰とも親しく口をきいたりしないことですね。それしか、防衛策はありませんから。   続きを読む