サスペンスドラマの嘘・・・・・1029
2011年05月07日
~ 今 日 の 雑 感 ~
サスペンスドラマの嘘
サスペンスドラマを観ていて、「こんなのあり得ない」と思うシーンが、死体を発見した際の俳優の驚きですよね。
山道を歩いていた登山者が、林の中に遺棄されている遺体を偶然見付けて、腰を抜かさんばかりに仰天する。
「ギャアァァァ~~!!」
なんて、ものすごい悲鳴をあげながら。
でも、実際にこんなことが起きたら、人間はほとんど声など出ないのが普通なのです。
本当に思いがけないパニックに陥った時、人は無口になるものなのだそうで、悲鳴をあげるのは、「もしかしたら、何かあるかも・・・」などという恐怖予感を覚えながら歩いているような場合なのだとか----。
つまり、「お化け屋敷」などで、物陰から幽霊に扮したスタッフなどが現われたような時は、それは天をもつんざく絶叫を発することになるのです。
しかし、まったく何の予備知識もないのに、突然、遺体発見!などとなれば、ほとんどの人はまず絶句してしまうのです。
そして、そんなドラマティックなことがなくても、思いがけず会社の重役とエレベーターの中で二人きりになり、どうしたらいいものか判らなくなってしまったとか、大事なプレゼンの最中にいきなり頭の中が真っ白になってしまうようなことが度々起きた経験を持つ人は、やはり、パニックに弱い性格ということがいえるようです。
そういう人は、重要な会議や面接などに臨む際、手首に輪ゴムをはめておくのも、パニックを回避できる一つのテクニックだそうで、身体がこわばったり、口の中が渇いて来てしまった時は、その手首の輪ゴムをパチンとはじくと良いのだそうです。
痛みは、気分転換をさせてくれますし、また、もしも、人目が気になりゴムをはじくことが出来ない時も、おまじないの輪ゴムをはめているのだ----と、いう気持ちがパニックを抑える働きをしてくれるのです。
これは、パニックによる思考停止を促す神経回路を、強制的に遮断する「ストップ法」と呼ばれる予防策なのだそうですよ。
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あいまい返事は〇〇の証拠・・・・・1028
2011年05月07日
~ 今 日 の 雑 感 ~
あいまい返事は〇〇の証拠
あなたが友人に訊ねたとします。
「ねえ、今度、映画を観に行かない?山岳救助隊の映画なんだけれど、すごく感動的なんだって」
この時の友人の返事が、
「うん、行く、行く。あたしも観たかったんだよね」
なんてものだったら、きっとその友人はあなたのことを本当に信頼していて、気持ちの許せる人なのでしょう。
でも、もしも、返事の仕方がこんな風だったら----。
「そうね~、山岳救助隊ね~。どうしようかなァ・・・・」
こんなあいまいな言い方であなたをじらすような態度をした場合は、おそらく、その友人は、あなたに主導権を握られたくないと考えている人なのです。
決定権は自分の側にあるので、あなたよりも自分の方が地位は上だ----と、暗にほのめかしているとも言えるのだそうです。
会社で上司に何か提案をした場合も同じようなことが考えられます。
「A案にしますか?B案にしますか?どうします?」
あなたがこんな風に上司に迫った時、上司が、
「そうだね~~。どっちにしようかなァ・・・」
などと即答を濁したりしたら、それは、「お前に急かされる必要はないよ」と、いう意味だと考えることが出来るそうです。
お得意先から注文を受ければ、何をさておいても飛んで行くのがビジネスマンの常識です。
つまり、この場合、お得意先は間違いなくビジネスマンよりも地位は上になるわけですね。
即答は、地位の下の者のすることで、それをあいまいにするというのは、反発の証拠という意味なのです。
電話の呼び出し音が鳴っても、すぐそばにいるにもかかわらず、わざと何度か鳴らして出る人もいますよね。
これもいわゆる「自分の方が地位は上だ」という意思表示なのだそうです。
お前に呼び出されて慌てて出るほど、おれは安っぽい人間じゃないぞ----という意味なのかもしれません。
こういうシーンは、時々アメリカの弁護士ドラマなんかにありますが、一種の駆け引きにも使われる方法のようですね。
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