10キロの水袋

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    「去年よりも、瞼の二重がくっきりしているね」

    今日、病院で、知り合いの看護師さんに声をかけられた。

    その看護師さんは、わたしが副甲状腺機能亢進症の手術で入院していた時の病棟担当だった。

    だから、わたしが当時、どれほど浮腫みがひどかったかということも、よく知っている。

    その浮腫みで、ほとんど人相まで変わっていたはずだ。

    しかし、今はその身体中の水分が徐々に抜けて来ていることで、ピーク時よりも10キロほど体重は軽くなった。

    水分で身体が10キロも浮腫んでいると、日常生活は大変な重労働となる。

    歩くだけでも息が上がってしまうくらいなのだ。

    しかも、水分で身体がパンパンなので、血管が押されて自然と血圧も上がる。

    つい先日、わたしは10キロのお米を買いに行ったのだが、その米袋を入れる別の袋を持って行かなかったので、仕方なくその米袋を横抱きにして自動車が止めてあるところまで運んできた。

    その重さたるや、まるで腕がちぎれそうなほどであった。

    去年までは、これだけの重さを身体に巻きつけながら歩いていたんだなァ・・・と、考えると、たかが浮腫みと侮れないものだと、改めて実感した次第である。

    正に、10キロの水袋を背負っていたのである。

    だが、まだすっかり浮腫みが解消したわけではない。

    これまで通り、焦らず気長に元に戻して行ければ----と、考えている。







    

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Posted by ちよみ at 21:16Comments(0)ちょっと、一息 10

胃カメラ検査

胃カメラ検査school




    今日は、胃カメラ検査をした。

    しかしながら、結局カメラが胃まで到達せず、途中で断念。

    わたしの場合、普通の人よりも嘔吐反射が強すぎて、食道が傷付く恐れがあるということで、担当医が無理と判断したのだ。

    鼻から入れる胃カメラの話が、予め総合診療医からなかったために、そういう選択もあったそうなのだが、口から入れるものになってしまったこともある。

    だが、もし鼻から入れる方をやったとしても、たぶん、この激しい嘔吐反射では最後まで検査をするのは厳しいだろう。

    何せ、歯ブラシが舌に当たっただけでもダメなのだから。

    そのことは始めに総合診療の担当医にちゃんと話してあったのだが、検査担当医にまでは伝わっていなかったらしい。

    去年も渋々胃カメラを飲んだのだが、去年は医師が強引に最後まで検査を続行したせいもあり、さらに拒否反応が激しくなってしまっていたようだ。

    要するに、わたしの場合は、胃カメラは飲めない体質ということのようである。

    「そういう人、時々いるんですよ」

    との看護師さんの説明だった。

    


    それにしても、胃の検査をしてもらう人の多いこと。

    まだ、二十代や三十代と思われる若い人たちも、集団検診で引っかかったといって受けに来ていた。

    いずれにしても、こんなに苦しい検査を平気で受ける人たちには脱帽である。



   
    因みに、嘔吐反射は我慢すれば出ないというものではなく、身体が自然と反応してしまうものなので、自分では如何ともしがたいものなのだ。




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Posted by ちよみ at 15:54Comments(0)ちょっと、一息 10

因果はめぐる

因果はめぐるdiary




    足を踏まれた者の痛みは、踏んだ者には判らない----とはいうが、正に因果はめぐるということがブログ内でも起きることがある。

    わたしは、ブログを始めた当初、ブログのいろはも良く判らぬままに、単に面白いと思うブログ記事へ、何の疑いも持たずにコメントを書き込ませてもらっていた。

    ある日、今もナガブロ常連のあるブロガーの記事に共感し、ついコメントを書き込んでしまったのだが、そのブロガーからの返事は、実に人を食った冷たいものだった。

    そのブロガーの心理を現在の視点から想像するに、「たかだか、昨日今日ブログを始めたばかりの素人が・・・」と、いうようなものだったに違いない。

    そんな返事をもらってからというもの、そのブロガーのブログなど二度と読むまいと決めたのだが、昨日、たまたま開いたブログがそのブロガーの記事だった。

    せっかく開いたのだからと読んでみると、そのブロガーは現在ブログサイト内の問題でほとんど人間不信に陥っているらしく、記事内容は恨みつらみの羅列だった。

    このナガブロ内では、既にさまざまな損得を経験しているわたしからすれば、何故今さらその程度のことを気に病むのか---と、思えるほどのささいな問題なのだが、これまで培ってきた自身のプライドのすべてを崩壊させられたかの如き屈辱と怒りが、その文章からはにじみ出ていた。

    おそらく、今のそのブロガーには、周囲の人間が尽く敵に見えるのだろう。

    しかし、そういうそのブロガーにも、実は過去に自らが高慢にも鼻であしらった相手がいるのである。

    そうした事実を踏まえ、自分が今まで書いて来た記事がどれほどの価値のものか、ようやくそのブロガーにも客観視できる良いチャンスが来たと自戒し、これからはもっと謙虚な気持ちで記事を書いてもらいたいと考える次第だ。

    とかく、ブロガーは狭いブログサイト内だけの人生観しか持てないためか、他人の痛みの判らない者が多いといわれるが、やはり、足は踏まれれば痛いのだということを、この際しっかりと胸に刻んでもらいたいものである。



    

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Posted by ちよみ at 16:01Comments(3)ちょっと、一息 10

通院日

通院日school




    今日は、外科の通院日だった。

    先生にはいつも甲状腺機能を診て頂いているのだが、体調に不安があると、つい色々おしゃべりをしてしまう。

    家族のことなども気軽に話すことが出来る先生なので、本当にお世話になっている。

    わたしが初めて先生に診察して頂いた時は、一人で歩くのもままならなかったこと、家の階段を自由に上り下り出来るようになったかなどのことも、いつも気にかけて下さっていてありがたい限りだ。

    外科の診察が終わったあとは、栄養指導を受けるために、今度は栄養指導室へ。

    そこでは、家でどのような物を食べているのかを書き出したリストをもとに、カロリーや塩分、タンパク質の量などを計算してもらうのだが、目からうろこの事実を知ることが多い。

    これからの季節、熱々のおでんなどは、どの家庭でも時々食卓にのぼることがあると思う。

    しかし、このおでんのタネには、意外に塩分が多く使われていることを知った。

    チクワ、はんぺん、さつまあげ、などもたった一本、一枚で塩分が約2グラムも入っているのだ。

    しかも、それを煮るためのツユにも塩分は当然含まれるわけで、こんにゃくやゆで卵以外のおでんダネを食べると、かなりの塩分摂取量になると思われる。

    血圧が高い人や、腎臓機能に問題がある人などは、やはり気をつけた方がいい食材とも言えるのがおでんなのである。

    コンビニなども今やおでんは目玉商品の一つだが、これからは「減塩おでん」なるものを売り出すアイデアを絞って欲しいと、わたしなどは思ってしまうこの頃である。

    

    因みに、ラーメンをスープまで飲み干すとしての塩分は、約5グラムから6グラム。

    うどんやそばも案外塩分が多くて、やはり一杯で5グラムから6.5グラムもある。

    これよりは、カツ丼や親子丼一杯の方が3.2から3.5グラムなので、まだ少ないと言えるようだ。

    しかし、意外に気が付かないのがカップラーメンである。

    スープは飲まないから大丈夫と思っても、麺がスープをほとんど吸いこんでしまうので結局スープまで飲み干した計算になるという。








    

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Posted by ちよみ at 16:30Comments(4)ちょっと、一息 9

好きな人は素敵な人?

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    「あばたもえくぼ」といいますが、とかく人間は自分が大好きになった人のことを過大評価するというきらいがあります。

    家族や友人に嬉しいことがあれば自分のことのように喜び、逆に芳しくない問題が起きれば、周りが悪かったせいだと必死に擁護するのです。

    そして、とりわけその評価が大きくなるのは恋人に対してだと言われます。

    好きな人には、こうあって欲しい----という願望が、ありもしない妄想の恋人像を作り出してしまうというわけですね。

    しかも、家族や長年付き合っている友人などと違って、恋人のことはすべて把握している訳ではありませんから、自由な妄想の領域がさらに広くなるようで、

    「わたし、お料理教室に通っているの」

    と、彼女が言えば、彼は勝手に想像を膨らませ、

    「きっと、フランス料理なんかも上手に作れるんだろうな」

    などと、素敵なお嫁さん像を描いてしまうのですが、実際の彼女にはサバとさんまの区別もつかないなどということも多々あるわけです。

    そんな妄想像を相手に描き続けた者同士がいざ結婚などということになれば、

    「毎日、きみの手料理を食べられると思っていたのに、今日もまた外食かよ」

    「そういうあなただって、一流商社マンというからには英語ぐらいペラペラだと思ったら、ほとんど理解できていないじゃないの」

    「おれが、いつ英語が堪能だなんて自慢したよ?」

    「あなただって、あたしがフランス料理を作れるなんて、いつ誰から聞いたわけ?」

    と、いうことにもなり兼ねないため、そんなお互いの妄想崩壊が離婚の原因になることも多いようです。

    「そのままの彼女が好きなんだ」

    「飾らない彼だから結婚するの」

    そんな風に感じる時こそ、要注意。

    あなたの目に映っている恋人像は、かなり怪しいと自覚するべきなのかもしれませんよ。





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Posted by ちよみ at 18:00Comments(0)ちょっと、一息 9