嘘つき・・・・・123
2009年08月09日
~ 今 日 の 雑 感 ~
嘘 つ き
世の中には、何故これほどまでに、堂々と嘘がつけるのだろう?と、感心するような人間がいる。
結婚式の祝電を、すべて断ったと言い、職業を偽り、受け取ったはずのお金をもらっていないという。
こそこそと、他人の目を盗んで人の物を勝手に使い、自分は、如何にも金持ちだという虚勢を張って、あることないことを言いふらす。
人前では、満足に言葉も出せないほどの小心者のくせに、図々しさだけは人一倍で、自分を正当化する浅知恵だけは持っているのだ。
極めつけは、あちらとこちらに、それぞれ違うことを吹き込み、お互いを対立させて、それがばれると、悪いのは誰それだと、すぐに人のせいにする、とんでもない恥知らずなのである。
そんな人間が、身近にいると、本当に大迷惑である。
しかし、最近、その人間の嘘が、すべてバレ、周囲の者たちから徹底的に指摘され、非難されてしまった。そのため、その人も、その時は、さすがに下を向き、神妙な困惑顔をして、「おらへェ・・・・、そんなことを言われたら・・・・、おらへェ・・・・」と、口ごもってしまっていたが、一月も経つと、そんなことはさっぱりと忘れて、また、嘘の突き放題である。
根っから根性が曲がってしまっているのか、嘘をつくことは恥ずかしいことだという認識が欠如しているのか、どうにも理解に苦しむ人格である。
子供を騙し、大人を騙し、その場限りの稚拙な嘘を、息をするのと同じように、いとも簡単につきまくる性格は、もう、ほとんど病気といっても過言ではない。おそらく、子供の頃から、そんな嘘でも付かないと、親の愛情を受けることすら出来なかったのだろう。
大勢の兄弟の中で、自分という存在を認めてもらうためには、不可欠な知恵だったのかもしれない。
そうはいっても、もう、いい年をした大人が、自分の価値を落としめてまで、結婚してからもなお、嘘をつき続けるというこの不可解さは、わたしの理解の範疇を超えている。
わたしの周囲の人たちは、この人間の話を、もはや何一つ信じようとはしない。
既に、この人間は、近所からもつまはじき状態である。
「いいさ、自分には、他に大勢の友人がいるからな・・・・」
その人は言うが、おそらく、それも嘘だろう。

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短歌、詠みました・・・・・122
2009年08月09日
~ 今 日 の 雑 感 ~
短歌、詠みました
この前の一日入院の時間が、あまりに暇だったので、ベッドで短歌を作っていました。

研修医 写真観察器(シャウカステン)の画に見入る
目に信念の 光 放てり
しわ深き 手に添えられる 看護師の
白き 腕(かいな)に 愛 柔らかし
一錠の薬にそそぐ 信頼を
背負う情熱 薬局に 満つ
医をになう 人智(じんち)を支え 技巧あり
その技の道を 我は ゆくなり
おまけの俳句
美白液 塗って 踏み出す 夏戦(いくさ)
夕立ちや 何処かでベルが 鳴り響く
ゲリラ雨(う)に 追われて越える 峠道(とうげみち)
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