メールで判る相手の本音・・・・・452
2010年03月26日
~ 今 日 の 雑 感 ~
メールで判る相手の本音
話し言葉と違って、メールというものは、案外、相手の本心が見えやすいもののようです。
何か相談を持ちかけてみれば、それがよく判ると思うのですが、一見、親身に相談に乗っているように見える相手のメールの最後に、こんな言葉が入っていたら、その人は、ほとんどそんな相談ごとなどどうでもいいと思っている証拠なのです。
「それは、大変だったね。どうして、そんなこときみに言うのかな?きみの気持ちを逆なでしているというものだよね。まあ、どっちにしても、おれには関係ないけどね」
つまり、そのメールの相手は、「おれには関係ない話題を、いちいち持ち込んでくれるなよ」と、いうメッセージを発信しているのです。こういう言葉を最後に付け加える相手には、あなたの悩みを打ち明ける意味はありません。
即急に手を切って正解です。
では、こういうメールはどうでしょう?
あなたは、今付き合っている彼から久しぶりにメールをもらいました。
「メール、遅くなってごめん。今、仕事がめちゃくちゃ忙しくて、もう死にそうなんだ。だから、しばらくは会えそうもないけれど、退屈なら友達誘って旅行でもして来いよ。仕事が落ち着いたら、必ず連絡するから、ホントごめんな」
このメールを受け取ったあなたは、今後、この彼とどのように付き合うべきなのでしょうか?
この文章から判ることは、彼は、もう既にあなたに少しばかり飽きているということです。もしも、彼が、本当にあなたに会うことを楽しみにしているのだとしたら、メールの始めに、仕事の話など持ち出したりはしません。
また、一見、「友達と旅行でも----」と、如何にも理解ありそうなことを書いていますが、彼があなたのことを心から愛しているのであれば、あなたが自分以外の誰かと旅行へ行くなどということは想像だにしたくないことなのです。つまり、彼の中では、あなたの位置がそれほど高くはなくなっているという証でもあるのです。
ただ、まだ、別れたいというほど、あなたに冷めている訳ではなさそうなので、「そうか、無理しないでね。何かあったら、また連絡して-----」ぐらいの返事を返しておくのが無難かもしれないということのようです。
では、このメールはどうでしょう?
「昨日は、楽しかったね。今度は、二人で飲みに行こうよ。大丈夫、襲ったりしないから。(笑)返事、待ってるよ~」
これは、要注意のメールです。「大丈夫、襲ったりしないから。(笑)」これは、明らかに、襲いたいという下心があるという例の典型なのだそうです。つまり、その気持ちを、(笑)と書くことでごまかしている訳です。しかも、本当にあなたのことが好きなら、このようなH系の言葉は出来れば隠そうとするのが、ほぼ一般の男性心理のセオリーだそうです。
しかし、あなたに好意を感じていることは間違いなさそうです。二人だけで飲みに行くことはやめた方が賢明でしょうが、何人かの友人グループで楽しくワイワイと飲むお酒なら、付き合ってやってもよいかもしれません。
それでは、あなたのことが心から好きでたまらないというメールは、どのようなものなのでしょうか?
その話は、また、次の機会にしましょう。

またまた、不思議な外科医の話・・・・・451
2010年03月26日
< 不 思 議 な 話 >
またまた、不思議な外科医の話
わたしは、以前、ブログにわたしの手術を担当して下さった不思議な男性外科医の話を書きました。

しかも、「ぼくは、何処へも行きません」と、おっしゃっていたところ、例の新たな臨床研修制度が始まり、大学病院が医師の引き揚げをし始めたために、その先生も引き揚げの対象となり、わたしが通院する病院を去って行かれました。
そして、その後、わたしは何故か、続けてその先生から電話がかかる夢を見たのです。
ところが、夢の中で、わたしが受話器をとっても、その度に相手は無言です。奇妙な電話だと思っていたところ、ある時病院へ行くと、いつも面倒を見てくださっていた病院スタッフの女性が、
「わたし、この間、大学病院へ行く用事があって、その先生に偶然会ったのだけれど、あなたのことを気にされていたわよ。自分が引き揚げの対象になるなんて思わなかったんですって-----」
と、言うのです。それを聞いて、あの夢の中の電話の意味が、ようやく判ったように思いました。
そして、その先生は、今、再びわたしの通院する病院へ戻って来られました。
さらに、また、その先生がわたしの診察中に、こんなことを言われたのです。
あの日は、三月とはいっても、気温がグングン上がりまるで初夏を思わせるような暖かさで、このまま春も一気に加速して、あとは、桜が咲くのを待つばかりだなどと、待合所でも患者さん同士が話をしていたような時だったのです。
にもかかわらず、その青年外科医は、わたしにこう忠告したのでした。
「家の周りを歩くような運動はして下さいね。でも、積もった雪で滑って転んだりしないように気を付けてください」
雪------?
もう、今は道路の積雪など何処にも見られないし、この暖かさになれば、雪が降ることなども考えられないのに・・・・。
わたしは、そんなことを考えながら、診察室を後にしたのですが、なんと、その翌日、長野県北部に大雪が降ったのでした。
道路は一面の積雪で覆われ、また、真冬に逆戻りです。
驚きました。
あの先生の言葉は、ただの偶然だったのでしょうか?
わたしの担当医は、そんなユニークでシャイで、そしてファンタスティックな青年外科医なのです。
