自分の評価を高める方法・・・・・436
2010年03月18日
~ 今 日 の 雑 感 ~
自分の評価を高める方法
あなたは、ある会社の就職面接試験に臨んでいます。
面接官は、あなたに、自己紹介をして下さいと、促してきました。
「わたしは、長野一郎です。大学の野球部で培った粘り強さと根性だけは、誰にも負けない自信があります。経済観念は、少しばかりルーズな面もありますが、御社のために精一杯働かせていただく所存です」
「わたしは、長野一郎です。経済観念は、ややルーズなところがありますが、大学の野球部で培った粘り強さと根性だけは、誰にも負けません。よろしくお願いいたします」
この二通りの自己紹介を聞いた時、面接官が採用を決めるとしたら、どちらの言い方の方が好印象だと評価するでしょうか?
それは、間違いなく、先の話し方なのだと言います。
人間の記憶は、だいたいにおいて最初に聞いた言葉を印象にとどめるものだそうで、この自己紹介にしても、最初に自分の長所を述べた方が、断然有利になるとのことなのです。
しかし、もしも、後者の話し方を先に聞いてしまうと、面接官の頭の中には、最初に「この男性は、経済観念が希薄なのだ」と、いう短所ばかりが強烈に残ってしまい、そのあとの長所はほとんど印象に残らなくなってしまうのだそうです。
人間は、最初に頭に入れた先入観に感性が支配されやすいために、その後の言葉や情報は、ほとんど耳に入らずに、関心を示す気がしなくなってしまうということが多いのです。
たとえば、大好きな二枚目俳優が、「ぼくは、高校卒業後は、〇〇大学の法学部へ入学したんです。そこで演劇の魅力に目覚めまして、色々バイトなんかをしながら、劇団でも修行をしたんですよ。そんな訳で、大学は中退したんですけれど----」と、言ったとしても、ファンは、大半の人が、この俳優は〇〇大学を卒業しているんだと、思い込んでしまうようなものなのです。
これは、いわゆる「割引現象」というもので、いったん、その人物のイメージが作り上げられてしまうと、それを覆すことは至難の業になってしまうということなのだそうです。
もしも、あなたが、自分の印象を相手によりよく伝えたいと思うのなら、まず、最初に長所から述べることをお勧めします。
ただし、必ずしも、いつもそれが成功するとは限りませんが・・・・。

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一日三食の訳・・・・・435
2010年03月18日
~ 今 日 の 雑 感 ~
一日三食の訳
先日テレビを観ていたら、どうして食事は一日三食食べることが当たり前なのか?----と、いう話をしていた。
ところが、これは別段当たり前ということではなく、もともと人々の一日の食事の回数は、二食が普通だったというのである。
もちろん、一日の食事が二食よりも三食の方が、栄養バランス的にも身体にいいだろうし、お腹が空くのを我慢ぜずに済むので、仕事や学業の効率もよくなるというものである。
しかし、本来の理由は、そのような医学的なものではないそうで、実は、かの発明王トーマス・エジソンが、その仕掛け人だったというのである。
エジソンは、自分の会社で電力供給のための施設を造ったが、この電気が全く売れない。では、人々に電気を買ってもらうためにはどうしたらいいかと考え、彼は、トースターを発明したのである。
そして、こう宣伝をした。
「このトースターを使えば、パンを焼くのがとても簡単になります。忙しい朝でも、簡単に食事が作れますから、皆さん、朝からパンを食べませんか?」
これにより、人々は、トースターを買って朝食を食べるようになり、電気の使用量も大幅にアップしたというのである。
かくして、一日の食事の回数も、二食から三食になったというのである。これが事実かどうかは、わたしにもよく判らないが、もしも事実ならば、世界中の人々の習慣は、エジソンによって決定されたといえるのである。
このように、今では、当たり前のことだと思っているわたしたちの習慣の中には、特定の人々による商業戦略がかかわっている場合が意外に多いものなのである。
クリスマス・ケーキやバレンタイン・チョコレートも菓子メーカーの商業戦略から生まれたものだといわれるし、最近、流行り始めた恵方巻きにしても、大阪のとあるお寿司屋さんが、冬場に売れ行きが下がる巻き寿司を如何に客に買ってもらおうかと、考えた末に、思いついたアイデアだということである。
こう考えると、わたしたちの生活習慣は、知らず知らずの間に、商売人たちの巧みな策略によって形作られているのかもしれないのである。

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