怒りは命を縮める?
2011年01月03日
~ 今 日 の 雑 感 ~
怒りは命を縮める?
いつも怒っている人は、心臓の収縮期圧と拡張期圧が高いそうで、平たく言えば、血圧が高いのだそうです。
特に、怒り、敵意、攻撃性と三拍子そろっている人は、この傾向が顕著だったと言います。
また、別の研究によれば、怒りっぽい人が心筋梗塞にかかる確率は、そうでない人の二倍だったとか・・・。五十歳前後で亡くなる確率も普通の人の5倍にはねあがるそうです。
ただ、わたしの場合、怒りは自分自身の気持ちを守る最大の防御でもあるのです。辛さや苦しさを感じた時は、とにかく怒ることでそうした知覚を打ち消すことが出来るからです。
徳川家康の言葉に「怒りは敵と思え」というのがあるそうですが、単に怒りを我慢したのでは、更に逆効果ともなりますから、その点は注意が必要です。
まあ、もしも、異常に腹が立った時は、自分の中で嬉しいことや楽しいことを膨らませて、怒りをコントロールすることが必要だと思います。
たとえば、大好きなペットのことを考えるとか、恋人との楽しいデートを思い出すとか、休日の旅行のスケジュールを思い描くなど、怒りのはけ口を見付けることも良いでしょう。
しかし、そんな楽しいことなど皆無だという人は、やはりコントロールも難しいと思います。そういう人は、マットレスや枕を思い切り殴りつけるとか、大声でうっ憤晴らしをするなどして、短時間で怒りを放出してしまうことも良いかもしれませんね。
とにかく、いつまでもイジイジと怒りをくすぶり続けさせないことがストレスを溜めない秘訣だとも言われます。
では、あなたは、次の項目に幾つ当てはまりますか?
1) 他の人と良く意見が対立する。
2) 自分の権利は遠慮なく主張する。
3) 怒鳴る相手には、怒鳴り返す。
4) 時に、脅し文句を使うことがある。
5) 言い合いになると声が大きくなる。
これは、アメリカの心理学者バスが考案した「言語的攻撃尺度」からの抜粋ですが、ここにあげた全項目が攻撃的反応です。そして、三項目以上が当てはまる場合は、「攻撃的人間」だと言えます。
これで見る限り、わたしも筋金入りの「攻撃人間」ですね。(笑)
ただ、攻撃的人間にも三つのタイプがあるそうです。
A 攻撃を道具として利用し、物事を自分の有利な方向へ導こうとするタイプ。(恫喝型)
B 攻撃によって、自分の怒りを爆発させ、他者を傷つけることで権力や支配を得ようとするタイプ。(独裁者型)
C 攻撃して相手を困らせることだけを楽しむタイプ。(幼児性快感型)
最近は、Cのタイプの「幼児性快感型攻撃人間」が世の中に増殖しているように思います。
でも、わたしの場合は、もう一つ、Dを付け加えて、攻撃して怒りを爆発させ、身体の痛みや辛さを回避するタイプ---と、いったところでしょうか。これを称して、(苦痛回避型)とでも名付けようと思います。
皆さんも、怒りとうまく付き合いながら、心のガス抜きをして下さいね。
