どんな場所でもあがらない方法・・・・・906

~ 今 日 の 雑 感 ~


どんな場所でもあがらない方法



    入学試験や就職試験で筆記テストには自信があったのに、会場へ入った途端、いつもの調子を見失い、実力を発揮できないままに終わってしまったという人も多いはずです。

    何か、いつもと違う・・・・そんな違和感を覚えたまま、テストを受けると、どうしても周囲のことが気になったり、焦りが先に立ち、頭の中が整理できなくなってしまうものですね。

    実際、わたしも大学入試の際に、試験場でわたしの前の席に座った受験生が、大きな置時計を机の上に置いたので、その時計の「カチ、カチ・・・」という秒針の音が気になって、試験が始まる直前に、その受験生に、「時計を何処かへやって欲しいと」頼みました。

    その受験生は、仕方なくカバンの中へ時計をしまい込み、わたしは、気になる音に悩まされずに筆記試験を終えることが出来たのです。

    とにかく、一世一代の受験です。誰にも遠慮など要りません。出来るだけ自分に有利な試験環境を作って、実力を発揮できるようにしましょう。

    しかし、試験会場へ入るのが初めてでは、そのような気持ちの余裕もないのが普通です。

    そんな時は、出来れば、試験会場へは事前に何回か訪問し、会場や建物内の雰囲気に慣れておくことも、必要以上に緊張せずに済む方法です。

    そうはいっても、簡単にそんな機会が作れない場合は、試験会場となる建物の前までだけでも数回行ってみるとか、または、試験会場になるであろう場所と似通ったところへ出向くというのも一つの手だといいます。

    たとえば、企業の就職試験などの時は、事前にその企業の試験会場の前まで行き、建物内の様子を繰り返し想像してみるのも効果的だそうです。

    マラソン選手などは、大きな大会が目前に迫ると、数日前に大会開催地へ入り、コースの下見をするのが一般的だといいます。現地で様々な情報を仕入れたり、実際の路面状況や風向きを体感しておくことで、大会当日には、安心感と自信を持って、レースに臨めるのだそうです。

    もしも、事前に試験会場までも行けない場合は、何処か大きなホテルやレストラン、図書館などへ赴き、異空間慣れをしておくとよいともいいます。

    とにかく、自分はどんな所へ行っても決して焦ったりあがったりしないという会場度胸を付けておくことが必要なのです。

    では、健闘を祈ります。  続きを読む