恋ができない人達が増えている・・・・・925
2011年02月07日
~ 今 日 の 雑 感 ~
恋ができない人達が増えている
「恋なんて、面倒くさい」「恋愛なんて、時間の無駄」「相手の気持ちを考えるだけ、疲れる」「自分の理想に合う異性がいない」「世の中の異性は、見る目がない」
最近、こんな声を発する独身男女が多いそうだ。
そういう人たちは、おしなべてこんな感想を漏らすという。
「わたしのことを素敵だなんていう男性は、気色が悪い」
「ぼくを好きだなんていう女性は、腹黒い奴だ」
これに似た言葉は、奇しくも、お笑いタレントの光浦靖子さんや、岡村隆史さんも言っていた。
一昨日のNHKの番組では、こうした異性に拒否反応を示す人達の根本には、共通した思い込みがあるのだと説明していた。
それは、「自分は、誰からも愛されないほど、容姿や性格に問題がある人間なんだ」という認識なのだという。
これに対して、ゲスト出演していた光浦靖子さんは、
「思春期に周囲の人からの言動で、自分は可愛いと思われていないことが判ってから、恋愛を諦めた」
という趣旨の発言をしていた。
ところが、アドバイザーの男性は、そうではなく、既に幼い頃から聞いていた親の言葉が影響しているのだと言い、
「子供は、親が絶対的存在だから、親の言うことは間違いがないと刷り込まれる。そんな頃に『お前は、頭が悪い』とか『器量がよくない』などということを言われていれば、子供は、自分はそういう人間なのだと信じ、自分自身を愛せなくなるのだ」
と、話していた。
確かに、幼い子供は、自分の容姿や性格、頭の良し悪しなどを気にしたりはしない。いつも、世の中で自分が一番可愛く、一番格好いいのである。
だからこそ、お姫様やアニメのスーパーヒーローにもなれると信じているし、女の子に将来の夢は?----と、訊ねると、ほとんどの子供が無邪気に「お嫁さん」と答えるのだ。
つまり、大人になり、何の躊躇もなく恋愛が出来、結婚することが出来る男女は、無条件で自分は素晴らしい人間だと思い込むことが出来る人々だと言えるのである。
「恋は盲目」という言葉があるが、これは、何も周囲に対して物が見えなくなるということばかりではない。
自分自身の本当の姿さえ判らなくなってしまうということなのである。
どれほど不器量な人間に対してでさえ、「きみは、そのままでいいんだよ」という優しい言葉を投げかけてくれる異性の出現が、真実を見事に覆い隠してしまうのが、恋愛なのである。
そして、誰もがそういう言葉を言ってくれる異性の出現を待ち望んでいる。
恋愛に臆病な人に限って、そうでない人よりも理想が高いというのも、そういう丸ごと自分を愛してくれるプリンセスや白馬の騎士が現われるのを、心の何処かで信じて疑わず待ち続けるからなのだ。
しかし、そんな理想の相手がおとぎ話のようにやって来る保証など何処にもない。
そのことも、彼らは良く理解している。だから、「自分を好きだなどという人は、信用できない」ということになってしまうのである。
もしも、あなたが恋をしたいと思うなら、一言で言って「ものすごい自惚れ人間になれ」ということである。
世界中で、一番美しく、格好いいのは自分だと思い込める人でなければ、恋愛など出来はしない。
「人を愛するためには、まず自分を愛せ」
番組のアドバイザーの言葉を借りれば、恋愛の奥義とは、正に、これに尽きるのではないだろうか。
続きを読む
寝ている時が一番いい・・・・・924
2011年02月07日
~ 今 日 の 雑 感 ~
寝ている時が一番いい

わたしの場合、外出は、病院へ行くか、買い物か、ほとんどこれだけだ。
家族の他は、外湯で会う近所の人以外、誰とも顔を合わすことはないし、話もしない。
映画を観に行くでもなく、レストランへ食事に行くでもなく、毎日がほぼ同じ調子で過ぎて行く。
たまに親戚の人たちが来るが、昔のように腰を落ち着けて話をしては行かなくなった。
高齢で病気持ちなので、人さまの家に長居が出来ないという理由からだ。
従姉も、この両親と一時間も離れていられないために、わたしと二人でショッピングに行くなどということも出来なくなってしまった。
「もう、燃え尽きた・・・・」
と、言うのが口癖である。
特別、楽しいこともなく、毎日動きにくい身体で家にばかりいるというのは、次第に時間の概念もなくなって来て、眠っている時だけが幸せに思えて来るものである。
薬のせいか、病気のせいか、とにかくいつまでも眠っていられる。
座っているだけでも疲れるので、横になっている時が最高なのだ。
散歩コースもいつも変わり映えのない風景で、いささか飽きてきた。
朝起きた時から、既に、夜寝ることを考える生活が、もう十年も続いている。いや、その前もあちこち身体の痛みに悩まされて来ていたので、これまでどうやって生きて来たのか、良く思い出せないのだ。
何だか、最近は、この世は単なる仮住まいだったのかもしれないと、思うようになって来た。
まあ、それでも別にいいのだけれど・・・。
続きを読む