月日が束で飛ぶわけ・・・・・953
2011年02月27日
~ 今 日 の 雑 感 ~
月日が束で飛ぶわけ
この間、テレビのバラエティー番組を観ていたら、
「年をとると、どうして、時間の経つのが速く感じるのか?」
と、いう問題を取り上げていた。
確かに、人間は年をとるたびに月日の経つのが速く感じるものである。
それに比べ、子供の頃は、毎日がゆっくりで、一時間が一日にも感じられていたものだ。
そのせいか、子供の頃の記憶はとても鮮明で、高齢になり認知症になってからも、子供の時分の記憶だけは最後までしっかりと残っていることが多い。
子供の頃というのは、一日一日の体験が、常に新しいことの連続で、人間はこれまで自分が知らない物事に出会ったり経験する時は、一分一秒をしっかりと記憶して行くという習性があるので、時間の経つのが非常に遅く感じるのだということであった。
ところが、大人になるにつれて、そうした新たな経験が次第に少なくなり、「ああ、これはこの前来たところだ」「また、この仕事か・・・」などが連続することで、新しく記憶することが必要ない場合が多くなるのである。
自動車の運転をしていても、そういうことは良く起きるが、初めて通る道は、何処に何があるかを少しずつ慎重に記憶して行くため、たった一キロの距離でも長時間運転したような気がするものだが、その道を何度も通るうちに、気が付いたら通り過ぎていたということになるのである。
要するに、年をとると月日の経つのが異常に速く感じるようになるというのも、経験豊富さが起こす錯覚のようである。
そうなると、頭を使うことが減って身体が知らず知らずに動くようになるため、知識の蓄積をあまり必要としなくなり、脳の老化も進むのだという。
年をとっても脳を若く保つためには、日々、新しい発見や感動を補給してやる必要があるようだ。
しかしながら、年齢を重ねるごとに、人は、生活に変化を求めなくなる。体力的にも精神的にも、エネルギーを使いたくなくなるのである。
テレビドラマもどんでん返しの連続のようなものを好まず、最初から結末が判っているようなストーリーに安心感を得るのだ。
物語が複雑で、大勢の出演者が登場する群集劇を若い時は面白いと感じているが、年をとると多くの伏線が絡まるストーリーが煩わしく感じられるようになるのも、この言わばマンネリ脳が関係しているのだと思う。
わたしも、最近は、あまり脳のための活性化に富んだ生活をしていない。
気持ちが前向きで明るくなるような刺激がたくさんある毎日を送ることが出来れば、日々をじっくりと楽しめるのかもしれないな。
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七人の女弁護士・・・・・952
2011年02月27日
~ 今 日 の 雑 感 ~
七人の女弁護士
『七人の外科医』----ではありません。(笑)
そういえば、1990年代のテレ朝系ドラマで、『七人の女弁護士』というのがありましたよね。
昨日、録画ビデオを整理していたら、このドラマが出て来て、つい観てしまいました。
わたし、このドラマの放送していた頃、良くビデオに撮って観ていました。
(注・そのあとで2006年と2008年に放送された『7人の女弁護士』<主演・釈由美子>の方ではありません)
あくまでも、賀来千香子主演の『七人~』の方です。
それも、第一シリーズのキャスティングが良かったですよね。
脚本も長坂秀佳さんのもので、本当に巧みに作られていました。
保坂夏子役の賀来千香子を始め、岡江久美子、鳥越マリ、五十嵐いづみ、和泉ちぬ、菅井きん、佐藤友美の七人の個性あふれる女性弁護士たちが、実に生き生きと描かれていました。
中でも、わたしが好きだったのは、佐藤友美演じる谷口伊津弁護士で、洗練された大人の女性のクールさには魅了されました。
そして、特に印象的だったのは、彼女たちのファッションでした。
かっちりとした丈の長いブレザーとタイトスカートを上品に着こなし、実に都会的な美しさを醸し出していたのを覚えています。
賀来千香子さんのご主人である宅間伸さんは、このシリーズで彼女の交際相手のカメラマンを演じていましたが、こんな素敵な女性を目の前にしたら、恋の一つもしたくなるのは当然ですよね。(笑)
女性が主人公の法曹界物で、これだけ硬派のものは、あまりなかったように思います。
このシリーズ、この第一シーズンの雰囲気のままで、また再開して欲しいものです。

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