パラフォー
2012年06月04日
パラフォー

今、パラフォーなる生物が世の中に増殖中だそうだ。
パラフォーとは、何ぞや?
いわゆる、パラサイト・アラフォーのことで、親と同居している40歳前後の女性のことだという。
メディアは、色々言葉を作り出すものだな。

親と同居している女性なんて、別に40歳前後でなくても多いと思うのだが、また、こんな造語がトレンディー(古!)だとばかりに、テレビドラマ化でもしようっていう魂胆だろう。
どうも、40歳前後という年齢は、ドラマや小説になりやすいらしい。女性としてもそこそこ若く、まだ恋愛ゲームの対象としても十分に男性に認知される年頃で、しかも、独身となれば、どん詰まりの緊迫感もハンパじゃないから、特に興味をそそられる対象なのだと思う。
話がそれたが、このパラフォーだが、親と同居していながらも、仕事は順調にこなし、家へは生活費も入れている心身ともにちゃんと自立した女性なのだそうだ。
しかし、自分の時間を有効に使いたいがために、男性との出会いは必要ないと割り切っているのだそうだ。
「だって、たとえ結婚していても、いつかは一人になるんだし、子供がいたって、このご時世、必ずしも当てに出来るわけじゃない。結婚後だってどうせ親の介護はしなきゃならないのなら、独りでいる方が気楽じゃないの」
それが、この世代の女性たちの極めてクールな本音なのだそうだ。
でも、それだけが本音ではない。
彼女たちには、まだまだ自分の美しさや健康についてかなりの自信があるわけで、心の何処かには、
「ここまでキャリアアップしたんだから、自分を安売りしたくない」
の一言がくっきりと刻まれているのである。
親は親で、可愛い娘がいつまでもそばにいてくれるのだから、大歓迎だ。
「早く孫の顔が見たい」
などとは世間並みに思う反面、下手な甲斐性なし男にでも引っかかるよりは、独りでいてくれた方が心配せずに済むとも考えている。
何かのCMで、「わたしは、きみが嫌いだ」と、娘の夫に向かって、心の中でささやいている父親の気持ちそのものである。
とはいえ、パラフォー娘はいつかはパラハンになり、あっという間にパラカン(60歳還暦)になるのだ。
そうなれば、ますます少子化には拍車がかかり、人口は減って行く。
一人暮らしの高齢者は増加し続け、70歳定年制もあながちそう未来の話ではなくなるだろう。
いや、長野県に関しては、実質既に定年がないくらいの高齢者雇用の先駆を行っているのだった。
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父 源 病?
2012年06月04日
父 源 病?

「夫源病」といえば、気配りのない鈍感夫が妻のストレスの元凶になるという話だが、我が家の場合は、呼び方は同じでも、正に「父源病」の方である。
せっかくきれいに洗濯して干したタオルを、一枚ならずも二枚、三枚と一度につかんで手を拭いたり顔をこすったりする。
「洗濯は最少減の水で洗え」というほどの節約主義のくせに、自分は、そういう実に矛盾した行為をしても何ら疑問に感じないという、無頓着ぶりなのだ。
しかも、そのことを指摘されても、「おれは、そんなことした覚えはない」と、平然とのたまう。(ーー;)
蛇口がいかれている水道の水を出しっ放しにしているのを、再三注意されても、
「実際に、水が垂れているところをこの目で見たことがないので、信用できない」
と、まで言う。
そこで、今日は、いつもどのような閉め方をしているのか、実際にやってもらったところ、やはりかなり閉め方が甘いことが判明した。(・_・;)
さすがに、本人も「これでは、水道料がもったいない」と、理解したものか、ようやく修理を決意し、業者へ連絡を入れていた。
他人の言葉に従うなど沽券にかかわる。自分が常に物事の中心でなければ気が済まないという昭和ひとけた男性特有の性格が、如実に表われている。(>_<)
最近は、その傾向にますます磨きがかかって来て、それに付き合わされるこっちは、マジで「父源病」になりそうだ。


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