体力回復には何を食べればいいか?
2013年01月14日
体力回復には何を食べればいいか?

ここ連日は、あまりの寒さに、頭が痛くなりそうだった。
これほど、毎日真冬日(最高気温が0度以下)が続く年なんて、過去にあったのだろうか?
だが、「風が吹かない雪の日は気温が高い」とはいうが、大雪の今日は、風も穏やかで、最低気温もマイナス1度と比較的暖かで過ごしやすく、雪かきをしていたら汗をかいた。
東京でもかなりの量の雪が積もったと、テレビで大々的に報じていたが、画面を見たら大した積雪ではなかった。
アナウンサーは、「マイナス0.5度です。耳が痛いくらいの寒さです」などとレポートしていたが、信州人から言わせれば、マイナス0.5---って、そんなに暖かいの?ってくらいだ。
ところで、寒さは体温を奪うだけでなく、免疫機能も低下させるという。
そうなると、体力が落ちるので風邪をひきやすくなったり、ノロウイルスに感染しやすくなったり、血圧が上がれば脳卒中などのリスクも高くなる。
特に、高齢者の体力低下は睡眠も妨げるので、しっかりとした休養が出来ず、正に悪循環である。
そんな高齢者にこそ食べて欲しいのが豚肉だと、ある番組でやっていた。
豚肉に入っているビタミンB1が、疲労回復を促し、体力低下を防ぐのだそうだ。

筋肉をつけるためにはタンパク質を多く取らなければいけないということで、やたらに肉ばかりを食べる人がいるが、これでは筋肉がつくよりも脂肪を増やすだけなのだとか。
どうせ肉を食べるのなら、効率の良い食べ方をするべきであるという。
肉の中でも特に豚肉は体力をつけるためには最適なのだそうである。
とはいえ、たくさん食べればいいというわけではなく、アリシンを含む玉ねぎなどの野菜と一緒にバランスの良い食べ方をするのが理想だと番組では伝えていた。
玉ねぎやニンニクなどのねぎ類に含まれるアリシンは、ビタミンB1と結合することでアリチアミンに変化し、疲労回復効果をより高める働きをするのだという。
因みに、ニンニクの疲労回復効果が高いのは、ニンニクにはもともとビタミンB1とアリシンが含まれているので、最初からアリチアミンが存在するためだそうである。
ロンドン五輪で活躍したアスリートたちの中にも、豚肉をメインにしたバランスの良い食事を心がけることで、持久力や瞬発力が格段にアップしたという者もいるという。
しかも、食事には食べるタイミングというものがあり、練習後30分ぐらいの間に食事をするのが理想なのだそうだ。
「風邪をひいた時は、豚肉料理を食べろ」と、良く言われるのには、ちゃんとした理由があったのだ。
玉ねぎ入り卵とじのカツ丼や豚肉入り肉じゃが、野菜たっぷりのポークカレーなどは、食べ過ぎさえしなければ実に理にかなった料理であるということが判る。
つまり、日本人は、昔から理想的な料理を食べて来たということなのだ。
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