近頃のクイズ番組

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    近頃、テレビを観ていて気付くことは、やたらにクイズ番組が増えたということだ。

    しかも、このクイズ番組、昔の方法と違って回答者は皆芸能界やスポーツ界等で活躍している有名人ばかりである。

    クイズ番組は、一度に大勢のゲスト回答者を参加させられるので、仕事の少ない芸能人たちにとってもありがたい企画に違いない。

    昔は、一般の素人回答者が多数出演していたが、今では、こうした方法はあまり視聴率を稼げなくなったのだろうか?

    それとも、素人回答者とテレビ局との間に何らかのトラブルのようなものが多発したために、素人を使うことにテレビ局が消極的になったのかもしれない。

    それにしても、回答者が芸能関係者となれば、視聴者側は何となくしっくりこないということもある。

    その一つが賞金である。

    「どうせ獲得しても、芸能人でしょ。本当に生活に困っている人じゃないし、結局はパーっと飲んで散財してしまうんじゃないの?」

    というような何処か白けた思いで観ている視聴者が大半なのではないだろうか。

    後日、もらった賞金をどのように使ったのか----という報告も聞かせてもらいたいものだと思うのは、わたしだけであろうか?

    学生時代に時々撮影所の見学をさせてもらったことがあったのだが、その頃もクイズ番組に出演したタレントや俳優たちが、撮影の合間にクイズの成績について会話しているのを聞いたことがあった。

    俳優の一人がクイズ番組で優勝したそうなのだが、撮影スタッフたちから「おめでとう」と、労われているのを聞いて、その番組がやらせではないことを知った。

    実は、その時までは、芸能人が出ているクイズ番組は、皆、最初から参加者に答えを教えてあるものだと思っていたのである。

    もちろん、端からそうした裏取引が出来ている番組もあるだろうが、案外「ガチ」で収録されるのが普通なのかもしれない。

    ところが、そんな当節のクイズ番組事情だが、中には未だに昔通りの素人回答者によるものもある。

    先日、たまたま観たのだが、NHKでもそうした素人回答者出演のクイズ番組を放送していた。

    参加している人たちは、特別クイズの得意な人たちではなく、ごく普通のサラリーマンや主婦たちである。

    素人参加クイズ番組といっても、時にクイズの天才みたいな人たちが競い合うものもあり、問題を最後まで聞かないうちに答えを見付けてしまうようなものもある。

    こういうクイズ番組は、正直感心はするものの、あまり面白いとは思えない。

    やはり、素人は、素人感が前面に出ていた方が観ていて好感が持てるように思われる。

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Posted by ちよみ at 21:56Comments(0)ちょっと、一息 38

日々の雑感 8

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    京都から高速バスで来られたという年配男性が苦笑していた。

    「バスの車内は、ほとんどが外国人客で、ここって日本だよね----と、思ってしまった」(~_~;)

    この男性は、写真が趣味で、年に何度も北信濃を訪れては志賀高原や須坂・高山村方面で撮影をされているとのことだった。

    信州の四季の風景の素晴らしさに感動して、写真を撮りに来ているそうなのだが、地獄谷野猿公苑のサルが温泉につかる構図は、やはり冬が最高だと話す。

    「秋に撮影した時は、湯気も写らないので、入っている温泉が池か何だか判らなかった。真っ白な雪の中で真っ赤な顔をして湯につかるサルの姿は、実に絵になる」

    のだそうである。

    しかも、地獄谷のサルは、一応餌付けされてはいるものの純粋な野生ザルである。

    モンキー公園などで観光のために飼育されているサルではないので、餌がもらえない時は、山の中の木の実をとって食べている。

    だから、時々街場へも下りて来ては悪さをする。

    わたしが小学生の頃は、餌付けが是か非かで住民たちもかなりもめていた。

    同学年のクラスの中には、この問題に独自に取り組み、研究成果を発表したところまであった。

    ところで、この男性は、地獄谷にある唯一の宿の名物がチマキであることをご存知なかったので、次に北信へ来られた時は、ぜひ召し上がってみて下さいとお話しさせて頂いた。

    かつて、冬の北信濃といえば志賀高原や北志賀へ行くスキー客でイモを洗うような騒ぎだったが、今は地獄谷のスノーモンキーに魅せられた人々で賑わっている。

    時代は確実に変わったと、古くから住む地元住民の方がむしろ驚いている昨今である。 





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Posted by ちよみ at 17:19Comments(0)ちょっと、一息 38