日々のたわごと 15

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    NHK総合で放送していた韓国ドラマ「イ・サン」が終わった。

    1700年代の朝鮮王朝を描いた壮大なスケールの歴史恋愛ドラマだったが、登場人物は主人公から悪役に至るまで、良いか悪いかは別にしても、とにかく全員が自分のなすべきことの筋を通したという稀有なストーリーだったように思う。

    大勢の登場人物が次から次へと目まぐるしく入れ替わりながら進む群像劇のなかでも、ひときわ凛とした異彩を放っていたのが、サンの正室である王妃だろう。

    世の中に、これほど出来た女性がいるのだろうか・・・と、思うほどに、正に菩薩のような気品と包容力を兼ね備えた才女であった。

    自分の夫であるサンを慕うヒロインを、夫の側室として何のわだかまりも見せず迎えただけでなく、その大きな度量で慈しみもする彼女の優しさには脱帽である。

    いつも微笑みを絶やさず、義理の母親にも心から忠孝を尽くす姿は、演ずる女優の透き通るような美しさも相まって、

    「どうして、主人公は、こんな素晴らしい嫁を女性として愛することが出来なかったのだろう?」
    
    と、不思議に思ったくらいである。

    要は、王妃はサンにとって愛し支える女性ではなく、言わば戦友のようなものだったのかもしれない。

    主人公のサンやヒロインのソンヨンを見守る防波堤ともなった王妃の存在なくして、このドラマは成立しなかったのかもしれない。




    先日、テレビで映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』を放送していたが、これを観て、日本が何故太平洋戦争に負けたのかが、ようやく納得できた。

    陸軍と海軍の足並みがまったくそろわず、海軍は海軍で上層部が脚の引っ張り合いをしている状況で、戦争に勝てという方が無理だということが、実に具体的に判りやすく描かれていて、中学生や高校生にも歴史の勉強として観て欲しい映画だと思った。

   太平洋戦争は、日本がアメリカに負けたのではなく、むしろ最初からオウンゴールで自滅していたというのが本当のところなのかもしれない。

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Posted by ちよみ at 21:24Comments(2)ちょっと、一息 37

番組アレンジレシピ

番組アレンジレシピgourmet



    関ジャニの仕分け番組で、プロの料理人対関ジャニメンバー2人の簡単料理対決が行なわれた。

    料理の内容は、冷凍から揚げのアレンジ料理を5分以内で作れというもの。

    審査は、誰が作った料理かを伏せたまま、プロの料理ジャーナリスト10人が行なう。

    関ジャニメンバーの一人は、から揚げをレンジで温めたのち、それを食べやすい大きさに切り、モツァレラチーズとバジルの葉(フレッシュバジル)で挟み、黒コショウとオリーブオイルをかけた、オードブルのような軽食を作った。

    審査員には調理の手軽さと、お酒のおつまみにも適している味が評価され、「レモンをしぼって酸味を加えてもおいしいかも・・・」と、アドバイスをもらっていた。

    もう一人のメンバーの料理は、もっと簡単なもので、トーストした食パンの上にレンジで温めたから揚げをのせ、マヨネーズをかけただけのおやつ感覚な一品。

    ところが、これが審査員にはなかなかの受け具合で、「から揚げの濃い味をマヨネーズが中和していておいしい。しかも忙しい朝でも簡単に作れるのがいい」と、高評価。

    最後は、プロのイタリア料理シェフが作ったから揚げ入りのトマトスープで、水を入れた鍋を火にかけ、トマトと玉ねぎを小さく切り、から揚げとともに投入。

    そこへ、卵と粉チーズを混ぜたものをさらに加えて、最後は塩だけで味を調整する。スープ皿に盛りつけたら、乾燥パセリを散らして完成。

    から揚げをスープに使うという意外性が評価されて、この料理が最も点数を稼いだが、最後に入れる多めの塩がネックになったものか、最初はあまり票が伸びなかった。

    家庭料理は、毎日作るものであるから、味や見た目よりも栄養面や調理や後片付けの手軽さが肝心だ。

    プロの料理人の作る料理は、手が込んでいる分確かにおいしいが、毎日食べるとなると材料費もかさむし、何より健康面が気がかりとなる。

    わたしとしては、から揚げとモツァレラチーズ、バジルの葉の料理に一番興味がそそられた。

    から揚げのところを普通はサラダ風にトマトにして食べる(トマトとバジルとモツァレラのカプレーゼ)そうなのだが、トマトの酸味をレモンをしぼることで補えば、ボリュームもあるおつまみとしても重宝しそうだ。



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Posted by ちよみ at 11:55Comments(2)ちょっと、一息 37