色々おしゃべり 65
2013年05月17日

「モニタリング」とかいう番組を観ていたのだが、これ・・・、何処が面白いのかさっぱり判らない。
カラオケで盛り上がっている人たちのところへ、いきなり店員さんが入って来たら、歌を歌っている人は、歌い続けるのか、やめるのか?
結果は歌い続ける人の方が断然多かったとのことだが、その後のフォローというか、どうしてそういうことになるのかまでは、まったく説明がなかった。
肝心なのはそこじゃないの?----と、言いたい。
また、突然、言葉をしゃべらない物から話しかけられた子供の反応を観察するというコーナーも、こういう子供の純真な心理を勝手に持て遊ぶような実験は果たしてどうなのだろうか・・・?と、心配になってしまった。
ケーキがしゃべる、熊のぬいぐるみがしゃべる、飼い犬がしゃべる----こんな体験を4、5歳の頃にすると、そのことが夢の中に出てきたり、また、そういうことがいつか起きるのではないかと期待し続けることにもなりかねない。
下手をしたら、友だちにそんなあり得ないような話をしたことが原因で、うそつき呼ばわりされ、イジメに遭う可能性も・・・。
だからといって、「あれは全部テレビ局のスタッフが仕組んだことで、嘘なんだよ」と、説明しても、それをしっかりと理解するには彼らは幼すぎる。
何故なら、子供の脳が物事を判断する時は、事実を一つ一つの断片として記憶するだけで、それを総合的につなぎ合わせるという作業が完璧に出来るようになるのは、小学生以降ともいわれるからである。
子供が「大学をやめて芸人になる」と、宣言した時の父親の反応を観察したものもあったが、反対した父親と賛成した父親の違いは何処にあったのか---の考察も不十分だったように思った。
父親たちの経歴や学歴が、子供に対する関わり方と何か関連性があるのか----などまでも説明出来ていたら、もっと面白い実験内容になったのではないかと思われた。
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