旅行はストレス解消になる?
2013年05月19日

聞くところによれば、旅行はストレス解消には、あまり役に立たないのだそうだ。
むしろ、ストレスを溜める要素の方が大きいらしい。
旅行に出るということは、よほどの行き当たりばったりの旅でない限り、必ず時間に追われることになる。
移動のための列車やバスの時間、ホテルのチェックイン、チェックアウトの時間、集合時間、食事時間、起床時間などなど・・・。
これを守らなければならないということ自体、かなりの精神的ストレスになる。
また、一人旅は特にストレスに見舞われる要素が強いそうで、他人に頼れない分、緊張感が倍増するのだそうである。
ならば、親しい友人同士の気軽な旅はどうかといえば、いくら気が置けない間柄といえども、これはこれでまたそれなりの気遣いが必要となり、心からホッとする時間はない。
こう考えると、旅行は確かに大きな気分転換にはなるものの、決してストレス解消という具合にはいかないものなのである。
しかし、人間の身体にはこの気分転換がストレス解消以上に必要な場合もあるのだといい、同じストレスを溜めこむのではなく、違ったストレスを体験することで、先のストレス緩和の作用が期待できるのだとか・・・。
毒をもって毒を制すの類なのかもしれない。
とはいえ、この旅行による間接的ストレス緩和も、あまり頻繁に行なったのでは意味がないそうで、たまする旅だからこそ効果もあるのだという。
何事も、ほどほどが良いということのようである。

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