粋(いき)なブログ・・・・・405
2010年02月21日
~ 今 日 の 雑 感 ~
粋(いき)なブログ
江戸っ子が使う『粋』ってェ言葉には、スマートとか、クールとか、あかぬけているとか、格好がいいとか、遊び方がうまいとか、まあ、いろいろな感性が当てはまると思うんですが、最も、その意味を理解しやすい言い方が、
「一生懸命やらない」
ということのようですね。
江戸っ子は、とかく、必死に何かをしたり、報酬をもらうために仕事をすることを、
「野暮天の生き方」
と、思っていたようです。
「一年を、二十日で暮らす、いい男」
これは、相撲取りのことを指す訳ですが、江戸時代の力士は、たった、二十日間だけの本場所に好成績を納めれば、お抱え大名のお声もめでたく、悠然と暮らして行かれたと、いうことのようです。
つまり、『粋』という言葉の中には、生活には何の役にも立たないようなことを、涼しい顔で平然とやっている人を称賛する意味があるんですね。
つまり、「退屈」や、時間をもてあましていることが、即ち、格好いいことだったようなのです。
意味もなく、日がな一日釣り糸を垂れているご浪人、句会の席で、一銭にもならない凡句をひねっている大店の御隠居、花柳界の左づま(芸者)を相手に小唄を披露している商家の若旦那---たぶん、『粋』な御仁たちだったのでしょうね。
そう考えると、ブログなんてェ代物も、案外、『粋』なものかもしれません。
毎日、生真面目に更新した所で、誰かから『おあし(金銭のこと)』をもらうわけでもなし。要するに、遊び人の退屈しのぎのようなものです。
では、『粋なブログ』を書くには、どうしたら良いのか?
それは一言、一生懸命書くのをやめることですね。要は、アクセスカウントなど気にせずに、好きな時間に好きなことを、ちゃらんぽらんに書くことが、最も『粋』だということになるのではないでしょう。
そう考えると、このブログなどは、さしずめ、野暮丸出しのブログってェことになるようです。(爆)

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タグ :鈴木明子選手
カーリングって、面白い!・・・・・404
2010年02月21日
~ 今 日 の 雑 感 ~
カーリングって、面白い!
バンクーバーオリンピックで連日熱戦の「カーリング」-----意外に面白い競技ですよね。
簡単そうに見えて、なかなか、難しいそうです。
まず、氷の上に立ち、ストーンを思い通りに投げることも、素人には至難の業だとか・・・・。それを、相手のストーンをはじき出したり、ストーンとストーンの間を縫うようにして、約40メートル先にあるハウス内(円)へ入れたり、とにかく、微妙な感覚が勝敗を分ける神経戦が展開します。

ゲームは、1チーム四人で行ない、先行、後攻を、コイントスで決めて、10エンドを戦います。ストーンは、リード、セカンド、サード。スキップ(主将)の順番で、一人2投を投げるのですが、これを交互に1投ずつ投げて味方のストーンをより円の中心に近い所へ置くことが出来れば、勝ちというルールです。
この競技の楽しみの一つに、選手たちの声が、マイクを通じて、テレビを見ているお茶の間にも伝わって来るということです。
「これ・・・・。微妙だよね~」
「どうしても2点は入れさせたくないからさ・・・・」
なんだか、観ているこちらまで、チーム青森の選手たちの仲間に入っているような気分にさせられます。
また、選手たちは、ストーンの勢いを数字で表現するそうで、これは、ハウスの中の位置の何処にストーンを持って行くかという意味だということです。
ハウスの一番中心は、『7 』で、ストーンを投じる時の足のかけ場所のHack(ハック)側から見て、『10、9、8、7、6、5、4』と、ハウスの中は区切られているそうです。
そして、あの、選手たちが発する独特の掛け声も、カーリングの面白いところではないでしょうか?
イエス
Yes ! 「(ブラシで)ゴシゴシして!」という指示
ウォー
wo ! 「ゴシゴシをやめて!」という指示 ノー、オフ、アップとも言う
ハード
hard ! 「もっと強く!ゴシゴシして!」という指示
ハリー
hurry ! 「もっと速く!一生懸命ゴシゴシして!」という指示
クリーン
clean ! クモの巣などをとるため「軽ーくシャカシャカ掃いて!」という指示
だそうです。
チーム青森の選手たちは、どちらというと比較的可愛い声で叫んでいますが、外国チームの女子選手たちは、正に、咆哮。どう聞いても、「ウオ~~~ッ!!」「ガオ~~~ッ!!」としか聞こえません。
まあ、それだけ、必死だということなのでしょうが、これを観ていた我が母親は、
「あんなに大きな声で叫んだって、ストーンはソロソロとしか走っていないんだから、力入れるだけ無駄じゃないの?」
と、眉をひそめていました。
で、因みに、「カーリング」の言葉の由来は、投げたストーンが、クルクルと、カールしながら滑って行くからだそうです。

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