好意は近付くほど深まる

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    こんな実験がある。

    一人の男性と二人の女性が会話をする。

    三人は初対面である。

    女性の一人は、男性から50センチほど離れた位置の椅子に腰かける。

    もう一人の女性は、男性から2メートルほど離れた位置の椅子に腰かける。

    しばらく、世間話などをしてもらったあとで、男性だけを呼び出して、どちらの女性に好意を感じたかを訊ねると、男性は、

    「50センチほど離れた場所にいた女性に好感が持てた」

    と、答えたという。

    この反対で、一人の女性が二人の男性と会話をした場合も、同じような傾向が見られたそうだ。

    だが、同性が三人だった場合は、こうしたことは一概に言えなかったのだという。

    異性同士の場合、人は自分により近い場所にいる異性に好感をもつという習性があることが判る。

    ここで大切なことは、それがほぼ初対面の場合ということであろう。

    たとえば、ある男性が、趣味も性格も年恰好も似通った二人の女性を同じように気に入った時、より好感を覚えるのは、最初に接近して話をした女性の方ということになるわけだ。

    とはいえ、初対面にもかかわらず、過度に親しそうに接近すると不審人物とも勘違いされ兼ねないので、その辺りは節度をもってほどほどに----。

    人間心理の不思議である。

    

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Posted by ちよみ at 22:16Comments(0)ちょっと、一息 23

スーパー閉店

スーパー閉店volunteer



    先日、「買い物難民」の記事を書いたが、今日、この地域でまた一軒スーパーが8月いっぱいをもって閉店することが判った。

    このスーパーは、この地域では正に中核商店といってもいい店舗で、創業50年ほどになる。

    それほどの大型店ではないが、地域住民の食卓を長年支え続けてくれた店舗で、今は閉店してしまったが、近くに大型チェーンスーパーが出店した際も、地域密着の独自色を打ち出しながら頑張って営業を継続して来た。

    その店が閉じるというのは、よほどのことだと、近所の主婦たちは心配する。

    つまり、それだけ不景気のレベルがひどいということなのだ。

    この夏、街の中には観光客の姿はほとんど見えない。

    そのスーパーも、近くのホテルや旅館の宿泊客が買い物に訪れるような気さくな店だったのだが、その宿泊客数がここに来て急激に落ち込んだのも閉店を余儀なくされた原因の一つだそうだ。

    このスーパーが閉店してしまったら、一番に打撃を受けるのは近隣のお年寄りたちである。

    「今度は、何処へ買い物に行けばいいのか判らない」

    「買い物に行きたくても、他の店までは遠すぎて歩けない」

    観光客も激減し、中核スーパーも閉店----いったい、町は何を考えているのだろうか?

    消費増税が可決されたことで、景気は一気に冷え込んだ。

    東京の大学生に地域活性化のアイデアを出してもらい、何やらイベントを行なっている温泉場もあるようだが、そんなものは何の好影響も及ぼしはしない。

    町住民のほとんどがそのイベント自体さえも知らない。

    一部地域だけで自己満足的に浮かれるのは、もはや大概にして欲しいものである。

    町民が抱えている困窮は、そんな子供だましの景気回復ごっこなどでは解決できないほど、待ったなしの深刻な問題なのだ。


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Posted by ちよみ at 18:01Comments(0)ちょっと、一息 23