キラキラネームは社会の迷惑?

キラキラネームは社会の迷惑?face07




    知識人の視点で、世間で言うところのキラキラネームに賛成か、反対かの論拠を示した記事があったが、わたしには、賛成だという人の理由には、もう一つ説得力がないなように感じた。

    子育てが核家族単位になっているので、親が気に入った名前でないと子育てが楽しくないなどという賛成理由も挙げられていたが、そもそも子供の名前は親のためにあるわけではなく、これでは子供をペット扱いしているのと同じである。

    江戸時代には難読名が多かったとかいうのも、大した理屈にはならず、社会で必要なのは姓であって名前ではないという意見も、「あなた、本気でそんな風に思っているんですか?」と、問い返したくなる。

    どうも、賛否の軍配は、否定派の方に分があるように思えた。

   

    その否定派の意見としては、


    子供の名前とはどうあるべきか?

    「(子供の名前とは)第一に『こう呼びたい』という親の正直な気持ちを表現していること。第二に、その子が喜んで使えて、周囲の人に迷惑にならないということ。名前は珍しかったり、奇抜だったりするからいけないのではない。読めないなど欠陥がある名前が問題なのだ」


    どういう名前は好ましくないか?

    「まず男女の区別がつかない名前は良くない。(当て字の場合も多く)漢字の読み方が正しくないのは重大な欠陥だ。例えば、事件や事故に巻き込まれた時などに個人を特定するのに時間がかかり、とんでもない不利益が生じる懸念がある


    個性を表現するため変わった名前を付けるという人もいるが・・・

    「名前は漢字を使って付ける。漢字は長い歴史のある、そしてこれからも長く使われる、(名前は)日本人にとっての公共財だ。公共財を使う以上はルールを守るのは当然だ。名付け相談の際に『その漢字の読み方は間違っていますよ』と指摘すると『私はそう読ませます』という人がいる。文字の読み方を個人が変えていいと考えるのは不遜で傲慢なことだ。ルールを守らないのが個性だと勘違いしている人がいるが、そういう思いが親から子に伝わってしまったら大変だ」


    ユニークな名前が花盛りだが・・・

    「自分の子供をおもちゃにしているとしか思えないような乱暴な名付けが増えている。学校の中で自分の名前が呼ばれるのを嫌う子供は少なくないと聞いている。その子が大人になったとき、厳粛な席で名前を呼ばれることで失笑を買ったりしたら、精神的に傷つくことになるだろう。変わった名前を付けることは個性を重視する新しい風潮だと思い、自分の子供にも、と考える人が多いようだが、無抵抗な赤ちゃんに問題のある名前を付けるのは残酷なことだ」


    いつごろから増えたのか?

    「平成になってからぽつぽつ出始めて、ここ10年で爆発的に増加した。間違った読み方の名前や暴走族の落書きのような名前に対し多くの人が不快や迷惑を感じる。親が知的でないという印象を与えることにもつながり、社会で生きていく上で大きな障害になりかねない。子供の将来を考えて名付けをしてほしい」




    こうした否定派の学者の意見の中でも、「その子が喜んで使えて、周囲の人に迷惑にならないということ」ということが、最も大事ではないかと思った。

    人の名前は、本人よりも他人の方が多く使用するものである。

    つまり、自分のものであって、自分だけのものではないのだ。他人が呼びやすく読みやすいという配慮がなければならないという意見に大賛成である。

    読みにくい名前は、ほとんどの人にとっては、名無しの権兵衛と同じである。

    「ほら、あの面倒くさい名前の人」

    で、我が子を一生過ごさせていいものか?

    恥をかくのは、名前を付けた親ではない。キラキラネームをもつ子供自身なのである。

  続きを読む


Posted by ちよみ at 21:24Comments(2)ちょっと、一息 23

彼女or彼の心変わりを見抜くには

彼女or彼の心変わりを見抜くにはface08




    「近頃、彼女の態度が何だか冷たい気がするんだけれど・・・」

    「彼に電話しても、いつも仕事だから・・・の言い訳。もしかして、浮気?」

    こんな不安を感じた時、あなたなら恋人に対してどんな風に真偽をただすだろうか?

    疑惑をもった時点で、恋人の携帯電話を即チェックする----などという無粋な方法は、二人の間に亀裂を招きかねない。

    それなら、やはりはっきりと言葉で詰問するしかない。

    とはいえ、真正面からズバリと、

    「きみ、最近ぼくに冷たいけれど、他に好きな男でも出来たのか?」

    「あなた、いつも仕事を言い訳にして、あたしとのデートをすっぽかすけれど、本当に仕事しているの?」

    なんて、切り込んだりして、もしも勘違いだったら、取り返しのつかない不信感を相手に与えてしまうことにもなり兼ねない。

    では、どんな質問の仕方をすれば相手を不愉快にさせないですむかといえば、たとえば、こんな言い方はどうだろうか?

    「きみ、ぼくに何か話したいことがあるんじゃないの?」

    「何か、悩みごとでもあるの?」

    軽くこんな訊き方をしてみるのが、まずは妥当だろうという心理学者のアドバイスだ。

    さて、こう訊ねられて、彼女or彼は、果たしてどう答えるだろうか?

    「別に・・・。何で、そんなこと訊くのよ。あなたの方こそ、何か話したいことがあるんじゃないの?」

    「悩みなんてないよ。きみこそ、最近変だぞ」

    こんな答え方をしてくるようなら、恋人には確かに後ろ暗いところがあると言っていいようだ。

    質問を切り返すということは、他人には知られたくないという無意識の心理が働く場合だそうで、自分の嘘を隠すために、逆に相手をやりこめるのだという。

    だが、もしも、こうした質問に対して、

    「あるわよ。言いたいことなら山ほどね。このところ、話をしていても生返事ばかりじゃない。本当にあたしのこと好きなの?」

    「悩みごとだらけだよ。上司には叱られるし、きみはデートの催促ばかりするし、ぼくの身にもなってくれ」

    こんな切羽詰まった返事が返ってくるようなら、あなたの心配はおそらく取り越し苦労ということだろう。



      続きを読む


Posted by ちよみ at 16:22Comments(0)ちょっと、一息 23