アイドルを考える
2012年08月29日
アイドルを考える

先日放送された『24時間テレビ35「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)にて、さわやかな司会ぶりが高評価を得ていた櫻井翔。しかし一部ファンの間で、櫻井を心配する声が上がっているという。今年7月に行われた、来年公開の主演映画『謎解きはディナーのあとで』の海外ロケにて、駆けつけた現地ファンを完全に無視する異様な行動をとっていたという。
実は今年の春頃から、ファンの間で「様子がおかしい」とウワサされている櫻井。撮影現場などで、ほかのメンバーを盾にし、まるで出待ちファンから逃げるかのように、その場を離れる姿が目撃されている(既報)。
(中略)
「当日は、ロケ情報を聞きつけたファンが50人以上集まってきたのですが、櫻井だけはジャニーズ関係者に完全ガードされ、キャップを深くかぶったまま常に下を向いていたんです。共演の北川景子や竹中直人が笑顔で手を振ったり、ファンによる撮影にも快く応じていたにもかかわらず、櫻井1人だけがファンを完全に無視するという異様な光景だったとか」(芸能プロ関係者)
櫻井のこの態度について、前出関係者はこう分析する。
「集まったファンたちに、関係者が『撮影は絶対にしないでください』と再三繰り返していたのですが、日本とは感覚が違うのか、半数以上のファンが携帯を片手にシャッターを押し続けていたんです。中には小型のハンディカムで、終始動画撮影を行っていた人物までいて、その内容はすぐに削除されましたが、一時期は動画サイトにもアップされていましたよ」
確かに禁止行為を平然とされてしまえば、櫻井でなくともムッとしてしまうところだ。ちなみにその動画を視聴したと見られる海外のニュースサイトには、「ファンサービスを徹底拒否する、日本の勘違いアイドル」という内容の記事まで掲載されてしまったという。
(中略)
かねてから出待ちにも対応しない櫻井に、業界からは「グループ内でも櫻井1人だけが浮いている」という声も出ているが、レギュラー番組に加え、映画撮影、五輪キャスター、さらには『24時間テレビ』と怒涛のスケジュールで仕事をこなしていた状況を考えれば、こういった姿も仕方がないことかもしれない。無事にそれらが終了した現在、櫻井の心に余裕が生まれていることを願いたい。(YAHOO!ニュース)
櫻井翔くんといえば、アイドルグループ「嵐」のメンバーの中でも、殊にインテリ男子のイメージが強く、品行方正を絵にかいたような好青年という印象が一般的だろう。
実際、わたしの周囲の若者たちに訊けば、メンバーの中では櫻井くんの好感度が一番高い。
「ニュースキャスターも務めているし、映画やドラマの役柄も実直な医師や頭の切れる真面目な執事の役で、信頼感がある」
と、いう感想だった。

しかし、わたしの彼を見た第一印象は、これとは少し違う。
映画についての意気込みを訊ねられた時も、言葉が上滑りしているようで、与えられた答えをそつなく返していただけのように感じられた。
「彼は、本当に自分が演じている役柄を好きなのだろうか?仕事だから仕方がないという気持ちだけで、上辺のキャラクターを無関心のままにこなしているだけなのではないか?」
と、いうものであった。某医療系映画の主人公を務めた関係上、現実の医療現場を取材していた番組でも、医師の話を聞いている態度は、「番宣のため、仕方なく」という付け焼刃の感が拭えなかったからである。
この人は、本当にこのインタビューがしたかったのだろうか?----と、いう疑問が付きまとい、取材されている患者や医師が、まるで時の人・櫻井翔の実直ぶりの引き立て役をさせられているようにさえ見えたのである。
おそらく、今の彼は、自分がどれほど人々から期待されている人間かが、はっきりとは理解できていないのではないかと思う。
シナリオに泣けと書いてあれば泣き、笑えと書いてあれば笑う。そんなほとんど心で考えることのない演技を、ベルトコンベアー式に淡々と行なっているだけなのではないだろうか?
そのため、彼のコメントには常に何処か白々しさが透けて見える。
「嵐」人気にあやかってドラマの主人公を決めるのも視聴率稼ぎのためには、制作側としても致し方ないのだろうが、出来ればドラマの主人公には、
「この役は、何が何でも自分が演じてみたい魅力にあふれている」
ぐらいの気迫を持っている役者に演じて欲しいのである。
櫻井くんは、ドラマをその場限りの仕事と割り切っているがために、大事なファンサービスまでも気が回らないのだろう。
彼は、本当は何がしたいのか?もしかしたら、櫻井翔自身も未だ暗中模索の世界を漂流し続けているのかもしれない。
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自分の非を認めない人
2012年08月29日
自分の非を認めない人

世の中には、自分が悪いことを知っているにもかかわらず、それを決して認めようとしない人がいる。
明明白白の事実として、証拠までも突き付けられながら、それでも悪いのは自分ではないと言い張る。
それを認めたからと言って、別段命にかかわるほどのことでもないのに、絶対に事実を受け入れようとはしない。
そして、それでも徹底的に自らの立場が追い詰められたものになると、
「ああ、おれが悪いんだろう!お前たちは、おれを責めれば気が済むのだろう。だったら、悪者はおれということにしておけばいいじゃないか」
と、いうような実に大人げない開き直りに出るのである。
これは、間違っても自分の非を認めている人間の態度ではないし、おそらくは本人も本気でそう思ってなどいないはずだ。
こうなってしまったのでは、相手の非を正そうにも、もはや手の打ちようがない。駄々をこね、信州の方言であるエボをつり始めた人間には、どれほど理論立った説得をしても、聞く耳なしである。
こうなってしまった場合、このエボつりに対抗する手段としては、「そうだ。悪いのはあなただ。ちゃんと反省しなさい」と、一言告げて、あとは関わり合いを持たないようにするということだけである。
しかし、実は、これよりももっと厄介な人間もいる。
それは、自分の非を指摘された時、あえてその話題を避け、話をまったく違う方向へ持って行ってしまう人間だ。
自分が悪いとか、間違っているということを否定するどころか、そんな事実はあり得ないし、よしんばあったとしてもどうでもいい話だ----と、いうことで相手を煙に巻いてしまおうという魂胆なのである。
こういう反応を示すのは、何故か男性よりも女性に多いといわれる。
どうも、男性より女性の方が自己保身欲求に長けているせいか、それとも世間を甘く見ているのか、潔さからは縁遠い感性で出来ているようだ。
おそらくは、面と向かってのケンカに持ち込みたくないという思いからなのであろうが、こうした態度は不誠実と受け取られても仕方がない。
自分の非を指摘されても、それをはぐらかそうとして何を言われているのかさえ、判らないようなふりをする。
「あなたが悪い」と、言われても、「そうなのよ。本当にわたし被害者なの。悪いのは向こうの方なのよ」などと、わざとトンチンカンな答え方をして、相手を呆れ返らせてしまうという手法を用いる者さえいるのである。
したたかというか、悪賢いというか、正に悪女の返答である。
そして、普段はむしろ物分かり良く度量の広い賢女を気取っていたりもするのである。
もしかしたら、あなたもそんな女性を信用に足る優しい人だと、頭から誤解しているのかもしれない。
ご用心、ご用心。

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