話題あれこれ ⑦

art02話題あれこれ ⑦




    昨日は、再度伯父のお見舞いに----。

    これから検査だということで、検査室へ入るまで病院にいた。

    その後、家へ電話が来て、検査結果は異常なしだったので、何とか退院も決まったとのこと。

    一時は、身体全体が浮腫んで大変なことだったそうだが、治療の甲斐あって浮腫みもとれ、大事にならずに済んだ。

    

    まあ、それは良かったのだが、その伯父のお見舞いに叔母(伯父の妹)も来ていた。

    何故か判らないが、伯父の話によれば、入院してからというもの、毎日来ているという。

    伯父の身の回りの世話は、伯母や娘がやっているのだから、叔母までは必要ないということなのだが、連日ハイヤーで乗り付けてはとりとめのないおしゃべりをしているのだそうだ。

    叔母は、親戚が入院するたびに、何処からともなくそれを聞き付けて病院へやって来る。

    そして、入院患者そっちのけで、自分の過去の入院体験や看病体験をとうとうと話し続けるのである。

    昨日も、まず、わたしがどうして伯父の検査時間を知っていたのか?----との質問をきっかけに、自分の体験談をしゃべり始めてしまった。

    まあ、わたしが面会に行ったのは、検査時間を知っていたからではなく、まったくの偶然だったのだが、叔母にしてみると自分以外の人間が伯父家族と連絡を取り合っていることが気に添わなかったようだ。

    そして、こちらが伯父の様子を知りたいと思っているにもかかわらず、伯父のことなど眼中に入らない調子で、自分の身体の不調についてや亡くなった自身の連れ合い(叔父)の話を止め度なく続けるので、

    「今日は、伯父さんの容体についての話を聞きたくてきたのだから----」

    と、言ってさえぎり、伯父の娘である従姉と二人だけになって、詳しい症状を聞かせてもらった。

    叔母は、とにかく病院という空間が好きなのだと思う。

    医師や看護師が目の前を行き来しながら、自分にお辞儀をするのが嬉しいのだ。

    だから、自身も若い頃からちょっとしたことでも病院へ行き、入院をする。

    もちろん、一時はくも膜下出血という大病を患ったこともあったり、連れ合い(叔父)が長期入院したこともあったので、病院という場所を他の人たちよりもかなり詳しく知っていて、親近感を覚えているという訳もあるだろうが、それでも、この病院好きは普通ではない。

    そんなに病院が好きなら、看護師とか薬剤師にでもなればよかったのに・・・と、思うが、どうやら仕事がしたいわけではなく、病院という場所にいることが高揚感に浸れる要因なのではないかと、最近は思うようになって来た。

    だが、伯父はもうすぐ退院することになった。

    叔母も病院へ来る理由がなくなる。

    叔母の落胆が見えるようだ・・・。

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Posted by ちよみ at 18:08Comments(0)ちょっと、一息 40