話題あれこれ ⑩
2013年02月25日

タバコの広告は奇妙だ。
新年のあいさつで、
「本年も『日本のたばこ』をよろしくお願い申し上げます」
と書いてあるそのすぐ下には、
「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなり、心筋梗塞、脳卒中の危険性や肺気腫を悪化させる危険性を高めます。
未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やタバコへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。
たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。周りの人の迷惑にならないように注意しましょう」
と、如何にも恐ろしげな文句が並んでいる。
吸って欲しいのか?
吸って欲しくないのか?
何とも曖昧な広告である。
子供にいうことを聞かせるためには、どのような言い方がベストなのか?
悩む親御さんは多いだろう。
たとえば、毎日歯磨きをさせるために、たいていの親は、こんな風に言うそうである。
「歯を磨かないと、虫歯になってしまうよ。虫歯は痛いし、ご飯も食べられなくなるからね。歯医者さんでの治療では、注射もされて歯を削られるんだから」
これは、子供にとってはかなり恐怖心をあおられる脅しである。
確かに、子供はこの言葉に強い衝撃を受け、歯磨きをするようになるのだそうだが、それは一時的なもので、しばらく経つとやはり面倒くさくなり、磨く回数も減り、磨き方もいい加減になってしまうのだという。
そういう場合は、むしろ、
「歯磨きをしないと、虫歯になっちゃうよ。ご飯を食べあとは、ちゃんと磨こうね」
このくらいの弱い脅しで注意してあげた方が、子供は歯磨きを続けるのだそうである。
何故なら、強い脅しでは、子供自身が「磨かされている」と感じてしまい、自分からやっているという責任感が弱くなるのだとか・・・。
それよりも、歯磨きは自分の意思で行なっているのだという気持ちを持たせるのが大事なポイントなのだそうである。
子供を説得するには、強い脅しよりも弱い脅しの方が効果的だということで、
「宿題やらないと、お小遣いなしだよ!」
ではなく、
「宿題やらないと、お小遣いを減らすよ!」
の方が、子供のやる気を喚起する効果があるとのことであった。
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独身女性と既婚女性
2013年02月25日

スーパーで会った知り合いの独身女性曰く、
「独身女性は、既婚女性のことを基本、好きじゃないよね」
「どういうこと・・・?」
わたしが訊くと、その女性は、
「だって、彼女たちって、自分の実力よりも旦那の威光で社会に認められているようなもんじゃない。そういうのって、卑怯だと思うんだ。〇〇さんの奥さん---て威光をバックに、お金も安心感も、絶対独身者よりは多いと思う。だから、一人では出来ないことも堂々と出来るし、図々しさでも独身者はかなわない。いざという時は旦那が何とかしてくれるというセーフティーネットを背景に、独身者が二の足を踏んじゃうことだって、上から目線でやってしまうんだよね」
と、話す。
「でも、結婚していると、それなりに独身以上の責任が生じるんじゃないの?独身者が許されるようなポカも、既婚者には常識なしとかのレッテルが貼られるし、世間は独身以上に大人扱いするし・・・。確かに、旦那のお金で生活できるというメリットはあるけれど、人妻ともなれば、自由に夜遊びなんかも出来ないし、生活圏も狭くなるでしょう?」
わたしが既婚者のデメリットをあげると、
「そんなこと考えるような殊勝な女性は今いないよ。旦那を尻に敷いて、夜遊びだってやりたい放題って人も多いし・・・。だいいち、子供がいるということを、水戸黄門の印籠みたいに見せびらかして、『ひかえおろ~~。ここにおわすお方をどなたと心得る。母親である。頭が高い』ってなもんよ」
と、反論する。
「一人や二人産んだだけで、それはないと思うけれど・・・。昔の女性みたいに10人も産んだっていうんなら、そりゃ平身低頭だけどね。それに子供って、何処で誰に迷惑かけるか判らないんだから、母親って毎日が気が気じゃないもんでしょ」
わたしの中には、母親というものは子供がご近所に可愛がってもらわなければならないという負い目から、常に肩身の狭い思いをしているものだという認識しかないのだが、今の母親たちにはそういう謙虚さはないのだろうか?
もしも、そうだとしたら、日本はいつからそんな居直りが許される社会になってしまったのだろう?
しかし、独身者だってそうそう既婚者に遠慮ばかりしている訳ではない。
「こちらは、世間への体裁を作る必要がない分、既婚者が我慢せざるを得ないようなことだって、臆面なく公言できるから、ストレスは溜まらないよ」
と、いうことなのである。
わたしも最近は言いたいことはどんどん言うようにしている。
世間体を気にしてお腹に溜めておいても大してメリットなどないばかりか、ストレスを高じさせて身体を壊すだけだということを身をもって知ったからだ。
この間も、他人の迷惑に鈍感なある30代の母親に、ひとカミナリを落としたばかりだ。
もしかしたら、これからの独身女性には、社会にはびこる間違った虚栄心を質すご意見番としての役割があるのかもしれないな。

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