敵、味方は、座り位置で判る・・・・・589
2010年06月06日
~ 今 日 の 雑 感 ~
敵、味方は、座り位置で判る
あなたの上司のAさんが、ある商品開発に伴う画期的なアイデアを持っていて、それを製作担当者に説明しなければならないので、あなたもそのプレゼンの場に同席することになりました。
しかし、相手の製作担当者は、Aさんのアイデアを商品化することにあまり前向きではありません。
その商品を開発するのはとても難しく、コストもかかる上に必ず売れるという保証はないのです。
時間の浪費になるとして、製作担当者は難色を示しているのですが、それを説得してどうしても新製品の開発にこぎつけたいと、Aさんは強気です。
さて、このような時、あなた以外にもAさんに味方する人がいたとしたら、その人は、どの席に腰をかけると思いますか?
会議用のテーブルがある場合、Aさんのアイデアに難色を示す人たちは、間違いなくテーブルをはさみ、Aさんとは反対側の席に腰かけるはずなのです。
しかも、Aさんの真正面に座る者が、もっともAさんのアイデアに強硬に反対している人だということが言えるのだそうです。
つまり、積極的に議論を戦わせるには、この位置が一番効果的なのです。
では、そんな反対派の中でも、Aさんの真正面ではなくやや斜め前の席に腰かけた人は、どのような感情を持っている人なのでしょうか?
この人が製作担当者であっても、それほどAさんのアイデアを否定してはいないということになるようで、むしろ、全体の話し合いの内容を客観的に見ていて、最後にはAさんに賛成してくれる可能性もある人物だと思われるのです。
そして、あなたは、もちろんAさんの部下ですから、座る場所は自ずとAさんの横ということになりますよね。
あなたが何の違和感もなくここへ座ったとすれば、あなたは上司のAさんのことを心から尊敬し、信頼している証しだということになるようです。
この席は、あなたが女性なら恋人のように相手に好意を懐いていることを証明するという席でもあり、また、隣の相手に気持ち的に依存していることを意味する場所でもあるようです。
ですから、相手側に予め内容を知らせている会議に臨んだ時、あなたや上司の意見に賛同してくれそうな人は、あなたたちの斜め前に座った人と見るのが妥当のようです。
そういう人は、案外、その後あなたたちの味方となり、協力をしてくれる関係になり得る可能性もある人なのです。
また、会議への出席人数が多い時、Aさんから出来るだけ距離を取るような席に座る人は、出来ればそういう議論に加わりたくないという消極派です。
決まったことには従いますという、無関心派と見てよいようです。
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人間の心理の不可解さ・・・・・588
2010年06月06日
~ 今 日 の 雑 感 ~
人間の心理の不可解さ
山ノ内町の星川という場所で、去年まで八年間の長い間、一月以上にもわたる長丁場の夏祭り・盆踊り大会なるものが開催されて来たのであるが、さすがに、連日の大騒ぎにホテルの宿泊客やご近所から苦情が出て、実行委員の人たちは、今年から別の場所での開催を模索するようになったそうである。
これまでは、片側が河川堤防という場所にある駐車場で行なわれていてのだが、今度は住宅地の真ん中で行なうことになりそうだとの噂で、その近所の住民たちは、「今度はうちの方か?勝手に決められて大迷惑だ」と思いきや、大反対している一部の人を除いては、案外皆さんが抵抗感がないことに驚いているという話を聞いた。
事後承諾で、ほぼ納得しているというのである。(実行委員の人たちがお酒の一升瓶を持って、各家庭を回ったそうである)
マイクを使わないという条件だからとか、うるさくしないからとか、去年までのように歌手は呼ばないとか、まあ、色々と規制を設けての開催を考えているとは言うが、盆踊りがそんなに静かに大人しく開催出来るというのであろうか?
夜店の類も出るであろうし、ごみも散らかるであろう。
音楽だって、最初は条件通り静かに始めたとしても、どうせ日を経るごとに大きくなり、人の声や下駄を履いての足音などの騒音をまき散らすことになるのは目に見えている訳で、今、納得している人たちだって、それで耐え続けられるのであろうかと、懸念の声もあるのだ。
しかし、それでも、近所の人たちは、何を考えているのか実に物分かりの良い大人の対応をしようとしている。観光地の活性化に協力しようという真摯な気持ちからなのか?
いや、わたしには、どうしてもそうは思えないのだ。何故なら、そう言う人たちも陰では、本当に頭を悩ませているのだから。
にもかかわらず、表向きの顔は、物事を荒立てたくはないという冷静さを装っている。
どうして、嫌なら嫌だとはっきり意思表示をしないのか?実に、不可解極まりない。
迷惑料でももらおうという魂胆か?その方が儲かると思っているのか?でも、一月以上も続くんだぞ。それも毎晩。
暑い夏の盛りに、窓だって閉め切りになど出来ないだろう。クーラーをかけるから良いと言うのか?いやいや、クーラーなどないお宅だってあるし、病人がいるお宅もあるだろうし、また、その時間には早くも就寝するという人もいるだろう。
本心は、もっての他だと思いつつも、それを口に出せない。いや、自分の面子のためか、口に出そうとしない。
だから、わたしは思う。何事も最初が肝心なのだ。いやだと思うのなら、最初からいやだと言い続けることだ。
やめて欲しいと、言い続けても、それでもやるというのなら、公に騒音被害や安眠妨害を訴えるしかない。
そして、反対にこれをいったん黙認した人たちは、あとから、こんなはずじゃなかったなどという、世まい事だけは言わないことである。
それを覚悟の上で開催を承知したのだから、最後まで、いや、今後、何年続くか判らないが、口が裂けても音をあげるようなざまは見せるなよ!!
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