続々・雑感いろいろ

続々・雑感いろいろtrip02




    日が短くなった。

    あっという間に暗くなる。



     ところで、尖閣問題が発端となり、日本へ旅行に来る中国人観光客が激減しているそうだ。

    彼らは何処へ行ったのかといえば、東南アジア各国や、主に韓国へ旅行先を変えたようだ。

    報道番組に取材されていた韓国で買い物中の中国人女性は、10万円相当の化粧品を紙袋いっぱいに入れながら、

    「肌に合う化粧品を買いたかったんだけれど、日本製品を持っていると危険だから・・・」

    と、話していた。どうも、中国国内の日本バッシングがあまりにひどいために、その報復として、日本でも中国人が殴られたりするかもしれないという危機感が広がっているらしい。

    それで、今年は韓国に変えたのだという。

    あれだけ一方的に日本の企業を暴力的に破壊しておきながら、今度はその報復を懸念しているというのだから訳が判らない。

    何をやっても日本は深い親心で寛大に許してくれるはずだとでも、期待していたのだろうか?

    二万社近くにも及ぶ日本企業の中国引き揚げが早くも始まったとも、番組は淡々と伝えていた。




     自宅で家族に看取られたい-。それが最期の希望だったという。フジテレビ系バラエティー「ホンマでっか!?TV」などで知られる流通ジャーナリスト、金子哲雄(かねこ・てつお)さんが急逝した。41歳の若さを奪ったのは肺カルチノイドという10万人に1人に発症する珍しい病気だった。

    テレビでの激やせ姿が話題になったとき、「睡眠時無呼吸症候群を改善するためダイエットで体重を13キロ落とした」と説明していた金子さん。だが、やはり深刻な病魔に冒されていた。

    所属事務所によると、昨年6月、咳が出たため診察を受けたところ、肺カルチノイドと判明。入退院を繰り返しながら仕事を続けてきた。1カ月前に容体が急変し、2日未明、妻・稚子(わかこ)さんが見守る中、息を引き取った。自宅で最期を迎えたいという本人の希望だったという。(YAHOO!ニュース)



    こういう病気があるとは、初めて知った。

    通常のがんよりも進行が遅い病気だそうなので、早期発見すれば手術で根治も可能だというが、まだ40歳前後の若さでは、健診を受けようなどとは思いもしなかったのだろう。

    ましてや、何の初期症状もなかったとすれば、まさか自分が10万人に一人という奇病だなどとは考えるべくもない。

    昨年6月に病気が発見された時は、同じタレント事務所に所属している女性医師に、主治医が描いた肺の絵を見せて、

    「影があるといわれた」

    と、相談したというが、女性医師は、その描かれた影があまりに大きかったので驚いたと話していた。

    「もはや手術も出来ず、完全な治療法がないのなら、運動をして、野菜中心食に変え、自分の力で病気を治してみせる」

    そう語っていた金子さんだったそうだが、まだ41歳。

    願わくばもう半年早く病気が発見されていたら・・・と、関係者ならずとも悔やまずにはいられない。




      続きを読む


Posted by ちよみ at 19:07Comments(0)ちょっと、一息 28

ある仲居さんの徒然話

ある仲居さんの徒然話icon26




    ある旅館で仲居さんをしている女性に訊いてみた。

    「近頃のそちらの景気はどうですか?街に観光客らしき人たちの姿はありますか」

    すると、その女性は、露骨に顔をしかめ、

    「ぜんぜん、ダメ。旅館街は綺麗だけれど、お客さんの姿なんてパラパラしかないよ」

    と、首を振った。

    そして、

    「旅館に泊っても、せいぜい一晩泊まり。食事はいらないなんてお客さんも多いしね。あたしらだって、毎日決まった出勤じゃないし、電話がかかってくれば行くって感じ・・・。客室なんかほとんどガラガラだから、大丈夫なのかなって、心配になっちゃうくらいだよ」

    と、肩をすくめた。

    また、宿泊客からは、こんな質問も良く出るという。

    「どうして、こんなに人が少ないの?お店もほとんどないじゃない」

    そんな時は、冗談まじりにこう答えているそうだ。

    「お客さまたちが、もっとお金を落として下されば、こんな閑古鳥が鳴くような街にはならないんですけれどね」

    常連客もだんだん高齢化してくれば、やがて旅行になど出て来なくなることは目に見えている。

    「また、イベントを計画している温泉場もあるようだけれど、子供ばかり来てもお金を落としてくれなければ意味ないしね」

    女性は、もはやどんな誘客イベントが始まっても、心底期待などしていないと苦笑する。

    ホテルや旅館は大概大きな借金を抱えているのだから、宿泊客のサイクルが途絶えればあっという間に廃業に追い込まれてしまうことだろう。
    
    「生き残れるとしたら、本当に家族だけで経営しているような小さな規模のビジネス旅館ぐらいじゃないの」

    彼女は、そうため息をついて去って行った。

    本当に、これからどうなってしまうのか・・・。考えるだけでも気がめいる。



  続きを読む


Posted by ちよみ at 11:23Comments(0)ちょっと、一息 28