読者に親切な文章とは

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    かつて、古谷綱正というニュースキャスターがいた。

    若い人たちは知らないだろうが、テレビ黎明期の有名なキャスターである。

    巷では、「滝川クリステルの語り口が、古谷さんに良く似ている」と言われているそうで、とにかく言葉の一音一句を丁寧に発音し、内容を常に視聴者の立場に立ち、判りやすく解説することをモットーとしたアナウンサーでもあった。

    たとえば、珠算を取り上げたニュースでは、

    「珠算----たまざん、そろばんのことですね」

    というように、どの年代の人が聞いても納得のいく話し方で、ニュースを読み進めたものである。

    こうしたことは、話し方だけではなく、文章を書く上にも必要な配慮であると思われるが、今の若い文筆家やフリーライターと呼ばれる人たちの書く文章は、何処か自己満足の要素が強く、各年齢層の読者のニーズにマッチしていないように懸念されてならない。

    やたらと横文字を並べれば、知的な文章に見えるような錯覚を起こしているようにも感じられ、何の下知識もない読者には、極めて不親切なものとなっている。

    せめて、横文字のあとに意味や解説なりが書き加えられていればまだしも、そのような説明もなく、「知っているのが当たり前」という姿勢では、本物の文筆家とはいえないのではないだろうか。

    また、とんでもなく難しい漢字や熟語をこれ見よがしに使ったあとに、突如として今風の言葉が共存するなど、文脈もデコボコとしていて、文章全体に規則的な流れがないのも、そういう人たちの特徴のような気がする。

    人間の脳は、普通、書き手の癖に慣れながら次の行を読み進めて行くように出来ているのだが、あまりにぎくしゃくした文章が続けば、途中で疲れてしまうし飽きてしまうものである。

    とかく文を書く習慣があまりない人や、文章を書く機会はあっても知識が先走り過ぎる人は、難しい語彙や言い回しを多用することが、うまい文章のように考えがちだが、これは大いなる誤解だと思う。

    良い文章とは、如何に読み手に判りやすく書けるかで決まると言っても過言ではない。

    児童文学が大人向けの小説などよりも書くのが何倍も難しいといわれるのは、こういう理由からなのである。

    幼稚や貧弱にならず、かといって難解過ぎることもなく、その上自分本位のご都合主義を排除した文章とは、どのようなものなのか?

    かく言うわたしも、未だ毎日が模索の連続ではあるのだが・・・。(~_~;)
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Posted by ちよみ at 22:08Comments(0)ちょっと、一息 31

こんな女性はモテない・・・かも 2

こんな女性はモテない・・・かも 2icon07




    どうやら、男性に言わせると、モテない女性は何かを勘違いしている節があるようだ。

    女性が考えるモテ女と、男性が考えるモテ女とでは、かなりイメージに差があるらしい。



     「食べないで痩せる女の子がかわいいみたいに思ってるガリガリのヤツ。ちゃんとした生活をして肉付いた子の方がいい」

    これは、確かに女性の勘違い。

    細ければ綺麗に見えるはず----との思い込みは、まったくのナンセンス。男性でなくても、ガリガリ女性は勘弁と言いたい。貧乏症にも見えてしまうので、とても家庭的な温かみのある雰囲気が感じられない。

    特に、顧客とのコミュニケーションにおいて、癒しや安心を提供する小売、宿泊、飲食などの接客業には不向き。




     「エステ通いはあまり費用対効果が高くない気が。いまいちその違いが分からない」

    これは女性の目から見てもそう思う。エステは、80パーセントが自己満足意の世界。見た目も変わるほどの美しさをエステで得ようとするのは少々無理があるように感じる。まあ、人の手に触れてもらうことでのリラックス効果もあるし、日々の忙しさから一時逃れ、ストレス解消の気分転換が出来るというメリットの方が大きいのではないだろうか?

    また、エステへ行こうと思うような人は、もともとが自分に対する美意識の高い人なので、してもしなくてもさほどの違いはないのではないだろうか。それよりも、男性目線では「金のかかる女」というイメージの方が先行しがちのようである。




     「犬猫を見かけるとすぐに『かわいい』といって駆け寄るのは嫌。うそっぽく聞こえる」

    これって、テレビCMでも観る。ペットの子ブタに向かって、「かわいい~~icon06」と言いながら、カメラを向ける女性のCMだ。たぶん、プリンターの宣伝なのだろうが、わたしの母親はこのCMが大嫌いである。

    「『かわいい~~』と、言いながら、その実、そう言っている自分を可愛く見せようとしているだけだ。女のせこさが見え見えだ」

    という理由らしいが、男性たちの意見もそんなところなのだろう。これも敬遠されがちな「ぶりっこ」の部類に入るのだろうな。




     「会ってすぐのボディタッチ。肩から肘のあたりをなでるように触れられると、あざとすぎて引いてしまう」

    中には、「モテテク」としてではなく無意識に行っている女性もいるかと思うが、それを見て男性は「ああいうモテテクは嫌だなあ」と逆に勘違いしているかもしれない。上のような行動をする場合は要注意----だそうだ。

    そんな積極的な「モテテク」を使う女性がいるということにも唖然だが、気色悪いとしか言いようがない。

    無意識で行なう女性というのは、おそらくつい職業病が出てしまう人なのかも・・・。男性でなくても、確かに引く。




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Posted by ちよみ at 11:40Comments(0)ちょっと、一息 31