日々のたわごと 12
2012年12月29日
日々のたわごと 12

兵庫県警は28日、ストーカー規制法違反事件などの被害者保護のため、被害女性の氏名を記載しない逮捕状を請求して裁判所から交付を受け、容疑者2人を逮捕したと発表した。
県警によると、住所不定の運転手の男(60)と、姫路市のアルバイトの男(30)を、それぞれ県内の女性にストーカー行為をしたとして、今月逮捕、送検した。通常、逮捕状には被害者の氏名を記載するが、女性の要望に応じ、氏名を出さずに請求した。(YAHOO!ニュース)
当然だと思う。
ストーカー事件では、逮捕状に被害者の名前や住所を書いておいたがために、加害者が出所したあとで、住所を替えて住んでいた被害者が再度被害に遭うというケースが少なくない。
被害者名を告知しないということは、加害者側が何の容疑で逮捕されるのか判らないということになり兼ねないという意見もあるが、ストーカー容疑というだけで加害者には心当たりがあるはずなのだから、被害者名はあえて知らせる必要はないと思われる。
ただし、名前を知らせないということは、事実ストーカーとは無関係な人を犯罪に陥れるために、嘘の被害をでっちあげる者も出て来るやもしれないので、その点は慎重に対処して欲しいものである。
まあ、さすがに年末年始は、ブログなど読み書きしている人はあまりいないのかもしれないが、これも毎年のこと。
丸四年もナガブロを書いていると、何となく季節の推移が読めて来る。
それにしても、書き始めてからというもの、サイト内のブロガーの顔ぶれも目まぐるしく変わってきた。
わたしのブログに足あとを付けて下さるブロガーさんたちのハンドルネームも、四年前とはまったく異なる。
わたしは、あの頃とまったく変わらない調子で書いているだけなのだが、周りだけがどんどん変化を続けているようで世の中の流れというものを否が応でも感じざるを得ない。
そういえば、以前、わたしが何かの記事についてちょっと批判的なことを書いたら、「批評家気取りで、何さまのつもり?」というような反応を示したブロガーもいたが、顔が見えない相手には、人は呆れるほど無遠慮になれるものだということをも学んだ。
殊に女性ブロガーには、この癖が顕著にあるようだ。
先ほど、ネットニュースを読んでいたら、中国ではインターネット利用者は、今後、実名登録にするという方針が決まったというような報道があった。(詳しく読んでいないので正確なところは不明)
ネット被害や嫌がらせが多発するようならば、日本もいずれそうなるのかもしれないな。
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痛みは気のせい?
2012年12月29日
痛みは気のせい?

先日の新聞に、痛みはプラセボ効果で治せる場合があるという記事が書かれていた。
プラセボとは偽薬のことで、これについては心理学の領域で色々な実験がされているそうで、なんと、モルヒネの50パーセントほどの効果もあるという。
しかも、鎮痛薬だけではなく、色々な薬にもプラセボ効果はあり、現在は新しい薬の効果を実証する場合、本物の薬と偽物のプラセボを、患者はもとより医師にも判らないようにして、その効果を比較する方法が用いられているというのだ。
医師の中には、
「患者があまりに痛がるので、痛みどめだといってビタミン剤を注射したら、良く効いたというので、やはりあの痛みは気のせいだったんだよ」
と、話す人もいるという。

小さな子供がお腹を痛がった時、お母さんが手のひらをお腹にあてて静かにさすってやるだけでも、痛みがひいたという話は良く聞く。
これは、お母さんと子供の間に大きな信頼関係があるからこそ、起きるプラセボ効果なのだという。
プラセボ効果は、患者本人の治りたいという気持ちが強いことや、患者がどれほど医師を信頼しているかでもかなり変わってくるのだそうだ。
もちろん、治りたいと思う気持ちが強い患者ほどこの効果は高く、また、医師を信頼している患者ほど効果は高いのである。
どれほど検査をしてもさしたる原因がなく、それでも痛みがひどいという患者は、もしかしたらその病気を治したくないというような気持ちが何処かにあるのかもしれないし、さらに、担当医との間に信頼関係が築けていない可能性もあるということになる。
わたしの知り合いの年配女性にも、脚の痛みがひどくて運動が出来ないという人がいて、鎮痛薬も既に相当強いものを処方されているために、医師からは、これ以上の薬は出せないと注意されている。
しかも、脚に特別な問題があるわけではないそうだ。
この女性も、もしかしたら潜在意識の中では、脚の痛みを治したくないと思っているのかもしれない。
痛みがなくなれば、今までのようにご主人に頼りきりの生活が出来なくなる恐れが出て来るからだ。脚が痛むという理由がありさえすれば、家事労働の手抜きもある程度許してもらえる。
もしかしたら、人が認知症やうつ病を発症するきっかけの一つとして現実逃避があるように、痛みも現実逃避の一手段として持続している場合もあるのやもしれない。
痛みの発生には、心の問題が大きいということは以前から言われているが、そういう患者にとっては、誰か一人でも心から信頼できる人が現れるだけで、痛みはかなりの確率で回避できる問題なのかもしれないのである。
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