我がままな女
2012年12月21日
我がままな女

知恵袋を読んでいると、時折、「何のために結婚するのか?」と、訊きたくなるような質問を書き込む女性がいる。
「まだ入籍前にお腹に子供が出来たので、彼が盛大な結婚式をやりたいと言い出した。でも、子供のことを考えると慌ただしい結婚式には抵抗がある。式は、子供が生まれてからにしたいと言ったら、ケンカになった。
しかも、彼は、新婚生活は彼の親との同居か、それが無理なら彼の家の近くにアパートを借りて住むのが良いと言う。わたしは、わたしの実家の近くに住みたいのだが、その方が子供に何かあった時も安心だと言ったら、『勝手にしろ!』とキレられた。
わたしが我がままなのでしょうか?」
との投稿である。
我がままとか、身勝手とかいう以前に、この投稿主は、本当に彼のことが好きなのかと疑問に思った。
彼女の言っていることは、すべて「自分のため」ということばかりである。
子供をダシに使いながら、結局は彼よりも大事なのは「自分」ということでしかない。
彼女の文章の中には、一言も夫になるかもしれない彼を気遣う言葉がない。
こういう自分だけが大事という女が、最近は実に多くなった。
「彼も彼の家族も、すべてわたしの意向に従うべき」
何さまのつもりかと問いたい。
わたしが彼の身内の立場なら、そんな女には一言、こう言うだけだ。
「どうぞ、シンママにでも何にでもなりなさい。そして、死ぬまで親の庇護のもとでぬくぬくと暮らせばいい」
こんな女が身内になるなど、こちらからご免こうむる----そんな回答もあった。
この投稿主は、おそらく結婚生活がどういうものなのかということが、まるで理解できていないのであろう。
こんな我がまま女に捕まった男性は、本当に災難としかいえない。

続きを読む
驚愕のネット犯罪
2012年12月21日
驚愕のネット犯罪

お笑いタレントのスマイリーキクチが、かつて女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与したと中傷されたときのことをオフィシャルブログで振り返り、「このような経験をするのは僕一人で十分です。人の人生を潰そうとすれば、自らの人生も潰してしまいます。だから、誹謗中傷はやめてください」と改めてオフィシャルブログにつづった。
スマイリーキクチの中傷被害については、19日放送の「ザ!世界仰天ニュース」で特集。そこではスマイリーキクチが約10年にわたって受けた中傷被害の詳細や仕事への影響を取り上げられ、放送直後からスマイリーキクチのブログには応援や励ましのメッセージが殺到した。(YAHOO!ニュース)
わたしもこの番組を観ていた。
この事件に関しては、わたし自身、当時は全身の激痛に耐えながら日々を過ごしていて、まだパソコンのパの字も知らない頃だったので、ほとんど記憶にない。
ネットの普及率が国内20パーセント程度の時代、警察のネット犯罪に対する知識も予防策も稚拙だったことも重なり、本当に過酷な経験をして来られたのだなァ・・・と、被害の深刻さを遅ればせながら痛感した次第である。
わたしもブログを始めた頃に思ったのだが、インターネットに書き込みをするというある種極めて孤独な作業を続けていると、自分だけが別の世界にいて、強力なバリアで守られているような感覚に陥ることがあった。
つまりは、匿名性故に、小さな穴から下界をのぞきながら、そこから石を投げ落して密かに楽しむような感覚で、好き勝手な誹謗中傷を書き込む者がいても、何ら不思議ではないということでもある。
これこそが、ネット中毒といわれる精神錯誤の最たるものなのだが、自身がそれに罹患していることに気付く加害者はほとんどいない。
おそらく、ネットに誹謗中傷を書き込んだ者たちも、百歩譲って誤った正義感から行なったことだったとしても、もしも投稿者の顔と実名が判るシステムならば、決してあんな書き方はしなかっただろうし、事実出来なかったはずである。
インターネットが、将来どのような発展を見せるのかはわたしのような素人には皆目見当もつかないが、こうした犯罪が野放し状態に横行するようなことにでもなれば、ネット利用はすべて実名登録でなければ許可されないというような時代が来るやもしれない。
わたし自身も、かつてはブログの文字暴力により人間の浅はかさを目の当たりにした経験がある。
わたしだけではない。聞けばブログを書いている人たちのほとんどが、そうした苦い過去を持っているようだ。
そして、その嫌がらせが今なお継続中のブロガーもいる。
わたしは、現在はほとんど他人のブログにコメントを書き込まないが、その代わり言いたいことは極力自ブログにアップするようにしている。
顔の見えないつながりほど、脆く、貧弱で、かついじめを生み出しやすい土壌はないと知ったからである。
続きを読む