若者には判らない年配者の事情
2012年12月19日
若者には判らない年配者の事情

知恵袋にあるお嫁さんからのこんな投稿があった。
「義理の両親宅へ行くと、必ずというほど、『お風呂へ入って行きなさい』と言われるのだが、お風呂の中が汚くて、とても入る気になれない。浴槽の中にもカビのような黒いものがこびりついていて、入浴するのに抵抗がある。
ある日、勇気を出して、そのことを姑に話すと、姑は心外な顔で、『いつも綺麗にお掃除しているのよ。そんなことないわ』と、怒ってしまった。
あれほど汚い浴室を、いつも掃除しているとは信じられない。義理の両親宅へ行くのが苦痛だ」
これを読みながら、なるほど、こういうことは良くあると、思った。
この義理のお母さんは、たぶん、間違いなく自分は綺麗好きな主婦で、毎日のお掃除に手を抜いたことはないと自負しているのだろう。
確かに、そうなのだと思う。
しかし、年をとるにつれて若い時のように何の苦もなく身体が動くわけではなくなる。今まで手が届いた範囲も、届かなくなることがある。
それから、体力と同時に若い頃と比べて最も落ちるのが視力なのだ。
若い頃は、しっかりと見えていた細かな汚れがまったく目に入らなくなる。ちょっと薄暗がりの場所の綿ぼこりなど、ほとんど見えない。
おそらく浴室の照明ぐらいでは、姑には汚れが見えないのではないだろうか?
もしも、この投稿者のお嫁さんが、義両親宅の浴室の汚れに気付いたのなら、
「わたしにお掃除させて下さい。近頃運動不足なので、その解消も兼ねて・・・。もしも、やり足りないところがあったら、あとはお義母さん、よろしくお願いします」
とでも言いながら、チャチャっとやってしまえばいいのである。そうしておけは、今度お風呂をすすめられても気分良く入れるはずだ。
わたしの知り合いの女性も、姑が洗った食器は、いつも洗い残しがあるので、
「ずぼらな義母だなァ・・・」
と、思っていたそうなのだが、実は姑には、台所の照明だけでは、食器にこびりついた小さな汚れまで見えないことが判ったのだそうだ。
ただ、「まだ、ここ汚れていますよ」とストレートに注意したのでは、姑の長年の主婦としてのプライドを傷つけてしまうと思い、姑が洗ったあとの食器拭きを手伝いながら、そっと気付かれないように濡れふきんで残りの汚れを拭き取っているという。

日々のたわごと 10
2012年12月19日
日々のたわごと 10

★ 民主党の篠原議員が言っていた。
「昔の中選挙区制に戻した方がいい」
そして、比例代表制をなくす。
この方が、国民の一票が真の意味をなすと思う。
今回の選挙当選者にも、あまりにゾンビ候補が多すぎる
★ 今、ちょっとしたマイブームになっているのが、先日NHKでも特集を組んでいたイギリス発の男性四人組ヴォーカルグループ「イル・ディーヴォ」。
各国でメンバーのオーディションが行なわれ、2004年11月にデビューした。
グループ名の「イル・ディーヴォ(神の声)」にふさわしいクラシック歌手グループである。
メンバーは、カルロス・マリン(スペイン出身・バリトン)、デイヴィッド・ミラー(アメリカ出身・テノール)、セバスチャン・イザンバール(フランス出身・テノール)、ウルス・ブーラー(スイス出身・テノール)。
日本人ならば彼らを見た途端に、「ダークダックス」や「ボニージャックス」を思い描くことだろう。
世界的には、稀有な彼らの音楽スタイルだが、日本人にはむしろなじみ深いといえる。彼らの歌う「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」や「マイ・ハート・ウィル・ゴーオン(タイタニックのテーマ曲)」は圧巻だが、日本語で歌う「故郷」も素晴らしい。

*** 写真では、左からデイヴィッド、カルロス、セバスチャン、ウルス
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